東京からMASで乗継ぐ人にはラウンジ
MH71でKULに来て、さらに乗り継ぐ場合、長時間滞在になります。「早朝からあふれんばかりの食欲」という方には、ピッタリ。到着は4:15ですから、バンコク便でも5時間近く乗継時間があります。逆にラウンジがないと暇をもてあましそうです。
サテライト側ラウンジは、24時間営業なので助かります。MH784は母屋の方から出発しますが、こちらに滞在するしかないでしょう。
朝早すぎて、誰もいません。
利用率が低く感じられますが、朝の便が次々到着するので、そのうち人が入ってきます。
7時ごろになると「レストランが開きました」と教えてくれます。キリの良いところで、給仕つきの食堂コーナーへ。
まだ外が暗く、照明も夜食風になってしまいます。ヌードルとコーヒーなんて、後から思うと東南アジアに仕方なく滞在している欧米のビジネスマンのようです。
暗すぎて分からないので、拡大。
椎茸ヌードルでした。味は「弱く」、好みで唐辛子入りのタレを使います。
明るくなるとKLMがゲートに見えます。
出発は母屋ですから、少し早めに出る必要があります。
無駄な目論見
9:05にゲートオープン予定だったのですが、8:40にオープン。9:00には搭乗開始していました。MASらしからぬ早い展開。
1A, 1Cのスペースが異常に広い古い機材。個人用モニターがないタイプです。
9:08には、ドアクローズと何だか力技。急ぐ必要があったのかどうかは、疑問。というのも、まだ給油が終わっていません。
途中で足りなくなって、別の給油車が必要となる有様。
給油が終わったのは、9:24。ドアクローズから15分後。ほどなく動き始めますが、9:40に滑走路を待つ列に着きましたが、7番目。10:00ちょうどの離陸でした。後方には6機並んでいました。朝の出発ラッシュです。
離陸ラッシュを避けたくて、客を急がせたものの、給油が間に合わず、結局遅れが生じたという展開でした。
上空からの観光
まずは無事に離陸。あとは安心のフライト。マレー半島の赤茶けた土。開発が進む首都近郊。
この便では機内食はBrunchですが、3種からの選択。最近の二搭乗では選択しなかったものは、chicken murtabak。
それを中年(30代)女性クルーお願いすると、「これはとっても良い」と何故かご機嫌に。変なところに私情を挟んでいるのか、それともこのフライトで、皿の数を間違って搭載しているのか、その辺は明らかではありません。
これがそのマレーシア流の平パン。
軽く油で揚げてあります。
何がご機嫌スイッチをオンにしたか分かりませんが、パンもたくさん勧めてきます。
MASの機内食では、ConfitureはBonne Maman。ラウンジとは違います。
機体は、一度マラッカ側の海上に出ます。
たまに大きく沖に出ますが、いつもは海岸に沿って少し進み、タイとの国境付近でマレー半島を横断します。
山の稜線が美しいマレー半島。これはKedah川。蛇行することから、歴史的に大規模な治水工事を行っていないことが分かります。環境を云々言うようになった現代では、貴重。
山紫水明ですか。地上はジャングルかもしれません。虎も生息しているのでしょうか。
この辺は、マレー半島が狭くなる部分。すぐに青い海、白い砂の島々の印象が強いタイ湾に出ます。
機内サービスはこの辺で終了。片づけが終わります。そこから1時間ぐらい、窓の外は何もなし。機内サービスもなし。ひたすら平和な時間が過ぎます。
下降が始まると、5分ぐらいで再びタイ国が見えてきます。最初は島々。開発がほとんどされていないような島。
少し行くと、大陸の間に活発な往来が見られる島が現れます。リゾート気分よりも生活臭がしてきました。
やがて大陸。少し先に見える大きな水溜りは、都市公園として整備されているようです。
一度陸地の奥に進み、再び海上に出てから空港へ向うルート。グネグネ進む距離で時間調整です。
Suvarnabhumiも混んでいるため、この時間に着陸する便はこのパターンのはず。もう一度海辺ですが、高度が下がっているため、リアルなタイランド。水浸しで、ため池のような土地ばかり。養殖でもやっているのでしょう。道路より水路が発達していることも分かります。
歴史的には水路で移動ですから、今でも歩くことが苦手なタイ人。マッサージは、何をおいても足もみ。
機長はずいぶん遅れを気にしていましたが、25分ぐらい。
到着はF3と、可でも不可でもないゲート。