PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

MH784:KUL-BKK ビジネス

早朝のGolden Lounge

客はほとんどおらず、快適。そこにいる従業員の方が多いぐらい。

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「レストラン」で朝食も取れますが、フルーツぐらいで十分。

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カオス頻出の構造

出発はH4ゲート。オープン8:40のところ、8:35についてみると人が列を作らずたむろしています。

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表示はすでにOPENになっているので、さっさと通ります。セキュリティ検査終了後、中で荷物の整理を居たら、「Chennaiも検査開始?」などとやり取りが聞こえてきます。ゲート前のたむろ客は、Chennai便のオープンを待っていたのでした。

 KLIAは写真でもわかるように2つのゲートに対し、一箇所の入口ー検査という構造がほとんどです。ここではH4とH6が同じ入口。そこには3レーンの検査機があります。2つの便を同時に検査していたり、1つの便で3つレーンを使っていたり、柔軟な運用ができるのですが、客にとっては混乱の元。

 

中の待合室から機材への搭乗は、さらにカオスになったりします。2つのゲートで待合室が共通です。柱の向こうに航空会社の事務カウンターがありますが、その両脇のゲートで搭乗券をチェックされ、搭乗橋、機材へ向います。左側のゲート。

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ゲートの上に、搭乗便が表示されています。右側のゲートも同じ構造。

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カウンター周りの平面図を簡単に描くとこんな様子。通路の開口部はガラス扉がありますが、開いていることもあります。客が通ることが想定される時は係員が通せんぼをして交通整理することも多いのでした。ただし自由に往来可能ではなく、セキュリティ自体は厳重です。

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カオスを生む原因は2つあります。ひとつは表示板に2つの便が同時に表示され、それが左側と右側のゲートに対応しているのではないことです。この待合ホールを利用する次の便と、その次の便なのです。表示板が掲げられているゲートを利用する便ではありません。

 もうひとつは、どちらのゲートからも2つの搭乗橋へ通行可能なことです。このゲートの向こうに1つずつ通路が続いているのではなく、手前の通路、奥の通路が並行に並んでいます。普通はゲートは一便に1つしか使いません。客をすばやく処理したい時は、1つの便に対して2つのゲートを同時に使います。この待合室で2つの便の搭乗客が待っている場合、2つのゲートがそれぞれ別便の客を処理します。ゲート通過後は一応、通路を分けているつもりですが、行き来可能です。特に係員が目を離している時に、別便の機材に乗り込むことがあるようです。

 

弾力的な運用を可能にした結果、大変混乱しやすい構造になっています。

 

ちょっとした見ものになることが多いゲートなのですが、本日起きたカオスは全く別種。このパターンは初めてでした。

 このカオスも、1つの待合室が2つのゲート・搭乗橋を共有する構造が原因。H4ゲートで搭乗中に、H6ゲートに別の便が到着。当然直ちに降機開始

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ところがH6ゲートの通路は手前。上の平面図でも分かりますが、搭乗するために降機客の流れを横切らないといけません。地上係員が交通整理をしていました。一方を少し通したら、もう他方を少し通し、また切り替えと、道路工事中に片側ずつ車を通すようなものです。

 

人件費が安い国の人海戦術のなせるわざ。KLIAはこういう空港だと、慣れてしまえばどうと言うことはありませんが、初めて利用した客がカオスに出会ったら、焦るかもしれません。さしずめ旅客は分からないことがあったら、地上係員にすぐたずねるしかありません。

 

機材にたどり着くことが肝要

正しい機材に搭乗してしまえば、後は同じ。

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今日はきちんと表示される安全のビデオ。

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9:10発のところ、9:18にドアクローズ。ここまでは順調だったのですが、滑走路が混雑していたのか、動き出したのは9:35。離陸は9:56でした。この時間帯では、「通常の遅れ」です。すぐに機体は首都の郊外西側の上空へ。道路の開発が盛んです。

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KL郊外の開発は、街と水と緑のバランスが良さそうです。

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少し行くと人が少なくなることは明らか。Cameron Highlandsが雲を頂いています。

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朝食は、オムレツにありつけました。MH784ではこれが一番まともかも。

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朝食が終了、片付けが終わる頃、マレー半島を横切り、タイランド湾に出るのは予定通り。

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季節のせいか、タイに近づくと雲が厚くて、海岸付近の地上は分かりませんでした。地上が現れたのは、こんな状態。

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もう下降が始まっています。地上の様子から判断して、本日は北側から着陸のようです。

 

空港の北側では、区画は東西に長く出来ていることがよくわかります。

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長軸は陸路、短軸方向は水路のことが多いようです。特徴的な街づくり。

 

高速道路建設中。

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倉庫やオフィス・集合住宅が増えてきます。

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過剰ではないかという感じの空港への高速道路。片側8レーン。エアポートレールリンクの駅(Lat Krabang)と平行しています。分岐は、もちろん空港への誘導路。

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この駅は空港駅(Suvarnabhumi)並みに乗降が多いのですが、タイ国鉄で東方面へ接続するためなのでしょう。この駅から終点(Phaya Thai)まで、エアポートレールリンク国鉄の路線沿いに建設され、駅もほとんど相互乗換え可能ですが、エアポートレールリンクの方が早いか、便利か、快適なのでしょう。

 

あっけなく着陸。10:39と、少々の遅れ。空港内のこの建物は、消防車の基地のようです。

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ピアFの外れの方に、Skyteam塗装のAir France 165便が停機しています。MH784の降機後に出口に向っている最中、ファイナルコールが聞こえる便です。

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ピアGへ向いますが、この一体はSkyteamが多いのでした。到着はG3ゲート。10:45でした。

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