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QR849:KUL-DOH ビジネス(その2)

パワーアップしたワインリスト

品書きのデザインは変わっていません。

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ワインは

Billecart-Salmon, Brut

Piper-Heidsieck, Rosé Sauvage

François Martenot, Chablis 1er Cru "Les Pommiers" 2015

Matt Thomson & Harmish Clark, Saint Clair Family Estate Sauvignon Blanc, 2015

Gustave Lorentz, Gewurztraminer, Réserve, 2015

Château Le Bon Pasteur 2012

The Stump Jump, Vintage Shiraz, MacLaren Vale d'Arenberg 2012

Symington, Altano Douro, Reserva 2014

L'Ouest de Lamothe Guignard 2009

Gran Cruz Vintage Porto 1992

という泡2、白3、赤3、甘2のラインアップ。選択肢はまた増え、異次元のCarte des Vins。ワインについては、選択肢が多いことは重要なのでこれだけでも相当ポイントが高いと思います。

 白とロゼの泡は説明不要の普及品。Chablisにこんな名前の区画があるとは知りませんでした。それともキュベ名?白はそれに加え、世界中の空で大人気、我が世の春を謳歌するNZのSauvignon Blanc。さらにAlsaceから著名なGewurztraminer。

 なおワインの選択に迷った客に対して、客室乗務員がアドバイスするのは無理でしょう。イスラム教国の航空会社に何を期待するのですか?ということです。

 赤に目を向けると、価格の点でPomerolが頑張っています。NZのSauvignon Blancに対して、赤の人気者、AUSのShirazもやはり外せません。珍しいというか、最近注目を浴びているDouroの赤ワインがリストに載っているのは大したものです。

 それからデザートワインが2種。甘口ワインの復権があると良いのにとずっと思っているのですが、ここは先端を行く感じがします。

 

Champagneを除くと、それぞれの作り手や畑から期待される質の高さには及ばないのが特徴。ある意味で、見掛け倒しなQatar Airwaysのワインリスト。ただし不満が出るほど中身が悪いことはありません。その辺はうまく収めています。

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またワインについて、サービスが追いついていないなと常に感じるさせるのは、機内照明。ワインの色調をダメにしている程度が著しいのです。単に暗いというだけではなく、光線が色を変えます。これだけの種類をそろえるなら、色調の違いも明確に表現される必要がありますが、そういうところは全くダメ。

 

誰でも気がつく面に良い点が多く、実際にサービスされると悪い点が目立つのがQatar Airwaysの特徴。ワインに慣れていない人には、受けが良いと思います。

 

機内食のリスト

一日の時間帯別に旅客数を集計した時、中東3会社では旅客が満遍なく分布していると思います。母港も24時間営業しているし、いろんな時間に飛んでいる印象が強く感じられます。それは機内食への工夫にも現れます。今回は「やや遅めの夕食」という時刻に離陸する便でした。メニューを見ると、普通の夕食を想定したようです。

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選択肢は大変多いのですが、当然のことながらQatar特有という料理はありません。郷土を感じさせるのは、前菜のClassic Arabic Mezzeぐらい。砂漠の国に食文化の厚みを求めるのは無茶。サービスも国際混成チームなので、「無国籍風」料理を厳密なマニュアルに従って出すしか勝負する方法はないはず。それを徹底して行っているように見えます。

 基本的に何を選んでもかまわないはずです。全て頼むことも可能です。また食事の時間も聞かれます。ワインも一緒に聞かれます。ワインサービスについても、自由度が高くできているはずですが、皿別にワインを指定すると、能力的についていくのは難しいようです。担当乗務員とやり取りをすれば想像がつきます。「手加減」して簡単にしました。イタリアやフランスではないのですから、我慢することも大切。

 食事を選んだら、ワインの方も

最初のドリンク:Chablis

スープ:Sauvignon Blanc(合うとか合わないとかではなく、口直しに)

前菜:Gewurtztraminer

主菜:Pomerol

チーズ:Vintage Porto

と、すぐに組み合わせが浮かびましたが、Chablisが通じない乗務員にはハードルが高すぎ。そこで白ワインは1種に簡略化。

 

乗務員に十分な教育を行うのは、相当なコストとなります。ワインの知識に関してヨーロッパの生産国の航空会社ほどのレベルに上げるのは無謀です。あのAkbar Al Baker氏が、そんな馬鹿な投資を行うはずありません。そんなことより保安の教育をしっかりやってくれた方が、客としても有難いところです。