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フライングブルーの会員資格の到達や更新

2017年も第3四半期に突入しました。いやはや早いものですね。焦る事柄は人によってまちまちでしょうが、航空券価格を気にして飛びまくっている諸氏は、あれが気になり始めていると思います。マイレージプログラム(FFP)の会員資格です。暦年の搭乗実績で翌年の会員レベルが決まるプログラムが多いので、年末が近づくと焦る機会が増えます。

 

Air France-KLM, Kenya Airways, Tarom, Air Calinの共同FFPはFlying Blue。特別なケースを除くと、Silver, Gold, Platinumの上級会員資格があり、これは前年1年間の搭乗実績で決まります。暦年積算のプログラムです。フランス国外の在住者の場合、

Silver会員:  15搭乗 または 25,000 miles

Gold会員:    30搭乗 または 40,000 miles

Platinum会員:60搭乗 または 70,000 miles

という搭乗基準となっています。フランス国内在住者は、マイル基準が厳しくなります。(ただし、フランス国内で引き落とし可能な銀行口座を持っているなら、クレカを通じて資格マイルを稼ぐ方法があります。こういう口座を持っていて、フランス国外に在住している場合が最も有利となります。)

 

GoldとPlatinumがSkyTeam Elite Plusであり、ラウンジに入れたり、荷物を余計に運べたりと、目に見えて特典が多くなります。

 

会員としては、会員資格の更新に必要な費用は常に気になるところです。Flying Blueの場合、昨年から今年にかけて状況が大きく変わりました。

 

(1) 安価な航空券で多くのマイルが稼げた(=マイル単価が低めだった)Alitaliaはいよいよ経営がおかしくなり、戦略的なセールスが出来なくなりました。そのため航空券は高止まりしています。

 

(2) 逆にAir France-KLMは改革が進み、利益が上がるようになっています。経営が安定へ向かっており、これは航空券価格に現れるようになってきました。今やフランス国内線とヨーロッパ内近距離便の価格は、競争力がある(=安い)ように見えます。

 

Alitaliaについては予断を許さない状態なので、航空券購入も躊躇してしまいます。航空券を買って、それが紙くずになる可能性は低いでしょう。しかしSkyTeamの他社FFPへのマイル加算は、流れてしまうという心配が付いてまわります。

 するとそこそこリーゾナブルな価格でマイルが加算できるのは、Aeroflotのビジネスクラスとか中華航空の全クラスなどに限られます。

 一方、AFは短距離便に関してコスト削減が進み、事態は整理されたようです。国内便や近距離便は、Lyon Saint-ExuperyをハブとするHOP!などに任せるようになりました。新しいターミナルを使っていますが、非常に簡素。コンコースは地上階しかなく、搭乗橋もなし、バスも利用せずと単純極まりない構造です。施設使用料も安いはずです。

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航空券価格の現状は、

・Alitaliaのプレミアムエコノミーで、欧州往復が30万円弱。約20,000 miles。

・Aeroflotのビジネスは、安い時で欧州往復が約30万円。約15,000 miles。

中華航空の80%加算バンコク往復で7~10万円。約4,650 miles。

・フランス国内線マイル積算最低料金 49 EUR

・AF, KLMの欧州短距離便マイル積算最低料金 約65 EUR

という具合になっています。

 Gold会員に到達あるいはそれを更新する場合の必要費用は、マイル基準だと60万円~。回数基準だと、20万円~26万円となります。圧倒的に回数基準の方が有利になっています。

 

Alitaliaは調子が良い時に、ビジネスクラスキャビンを一新、プレミアムエコノミーを導入したのですが、料金の方もお披露目のためか抑えていました。プレミアムエコノミー欧州往復が15~20万円程度だったのです。これだったら回数基準による費用と渡り合えます。片や60万円、片や20万円の現状では、さすがに比較の対象になりません。

 

なおAF-KLMの上記価格は、特別な理由がない限り、これらの価格で販売される席数がかなり用意されています。特別な安値ではありません。国内線30搭乗でElite Plus。しかも1搭乗が6,500円ぐらいと、JALANAと比べるとAFの上級会員は楽勝です。

 

まとめるとFlying Blueの上級会員更新は、回数基準が圧倒的に有利。つまり欧州在住者有利という残念な状況になっています。