2015年、アイルランドのAer Lingus は IAG(British AirwaysとIberiaの親会社)に買収されました。この会社、もともとoneworldの構成メンバーでした。oneworld結成は1999年なのに対し、Aer Lingusは2000に加盟し、2007に自発的に脱退しました。そんな会社が、oneworldの創設者/盟主と同じ経営になったのです。社会の関心は、いつoneworldに再加盟するか?に向かうわけです。IAGのChief Executiveも、2016年に「来年はAer Lingus再加入の可能性が高い年」と言っていました。
そんな中、IAGのCEOである Stephen Kavanaghは、「再加盟の計画は持っていない。」と明言しました。
Aer Lingus has 'no plans' to rejoin airline alliance - Independent.ie
今年11月14日のことです。一方で、Aer LingusはBA、AA間にすでに存在する連合と一緒になるため、作業を続けると微妙な説明もなされています。結局、コストや経営効率の問題のようです。
IAG経営下になり、Aer Lingusでは大西洋横断路線網を格段に充実させ、機材の数も増やし、何百人という雇用も創出しました。oneworldには加盟しなくても特に問題はないのでしょうが、これはローカルな話。遠く離れた場所の住民にはやはり選択肢が増えた方が良いに決まっています。時期尚早という話なら、待ちましょう。