国内線搭乗記は世の反応が良いのですが、とても難しいのです。国内線はサービスが簡素。それに加え、同じ路線の搭乗経験がある人が多く、何が起きても平凡。小さな発見は無数にありますが、記事一本にするには力技が必要です。
日常生活における小さな体験を発信するには、ブログよりTwitterの方が便利ですが、国内線搭乗もそうでしょう。
一方、ブログを維持しているのに、それを発信に使わないのはもったいない話。ジレンマです。
それなら短文を集めて記事にすればいいじゃないですかぁ、という発想は単純過ぎなぁ。しかし何事も試す価値がありということで、オムニバス形式にも初挑戦するかぁ。
以下ではTwitterなら入れない文句を青字で補足、羽田ー伊丹JAL便(複数)の記事試作品を提供します。
(1) JAL101 (HND発 ITM行の始発) の到着ゲートにも、乗継を表示したホワイトボードあり。羽田からは日本中に直行便が出ており、伊丹は国内線専用。本来この掲示板はほとんど使う必要がないはずで、それがため未だに手書き。今日日曜日も
羽田 JL 106 8:30
(以下一行略)
とあった。みんな慣れているのか、注目もしないし、話題にもならないのが怖い。
(2) JAL101の出発が20分遅れた。ITM到着直前に「成田への乗継ぎ客は地上係員に」と接触するようアドバイスがあった。いの一に降りたら地上係員に「成田に乗継ですか?」と声をかけられた。一緒にしないで欲しいが、そう見えるのは自分の責任。
(3) この「伊丹経由で羽田から成田へ」移動した乗客氏は、その後どうなったか?Terminal 2で国際線に搭乗するのが常識的な行動だが、最初から常識がない客。JAL3083便で移動した後、NGOから出国すると予想。
(4) JALのヒット商品も早10年。遅ればせながら、千社札。
趣味じゃない。
(5) 兵庫県バッヂの白服が、「伊丹も兵庫県なんですよ」と。その瞬間、伊丹が尼崎(浦安、大津 etc.)と同じ扱いを受けていることを悟った。伊丹空港にお客様の声を送るなら、大阪府豊中市蛍池西町3丁目だが、とりあえず関係ない。
(6) せっかく高級旅館に到着した気分で「お世話になります」と挨拶しているのに、返答は「よろしくお願いします。」と気合の一声。ひとえに試合前の運動部選手に同じ。猛けき者もついには滅びぬとも、JALの伝統は不滅。
(7) これは酢をよく飲む人には評価され、アマトリチャーナ (spaghetti all'amatriciana) をよく食べる人には評価されないと思う。
(8) 「いつもご利用ありがとうございます。」は、青ダイヤ(ANA diamond会員)確定後、紫ダイヤ(ANA, JAL双方diamond会員)解脱を狙っている修行僧にも適切な挨拶か?
重要な命題に見えるが、新幹線が赤青共通の敵であることを思い出し、「いつも航空便のご利用...」の意味だと考えれば問題は霧散する。
(9) 「いつもご利用ありがとうございます。」は、赤ダイヤ(JAL diamond会員)確定後、即青組(ANA利用者集団)に戻ってしまう修行僧にも適切な挨拶か?
重要な命題に見えるが、青組では搭乗頻度に無関係にこの挨拶が浴びせられることを思えば、吹けば飛ぶような問題。
(10) 「いつもご利用ありがとうございます。」は、赤ダイヤ確定後、青色を加え、紫ダイヤとし、よせばいいのに灰色(Delta Diamond会員)を上塗りするスリーダイヤ修行僧にも適切な挨拶か?
重要な命題に見えるが、当人は地上での睡眠時間が不足しており、搭乗中はどうせ寝ているので挨拶するだけ無駄。
(11) ドメ専(国内線搭乗専門)青ダイヤが知らない赤ダイヤの日常。
冬になると現れる羽田DPラウンジからの澄んだ富士と、ラウンジ内のBritish accentの子供の声。
2番目のobservationはBAとのコードシェア便があり、その乗継客がラウンジにいるため。ドメ専に英語のアクセントがわかるはずないと見くびっているのではない。
(12) 赤亀タグをアタッシュケースに付けているJJIがいた。機内通路を歩く姿も「堂々としており、風格が違う」と誰かがどこかに書いたら、心の中で小躍りするだろうと思った。
(13) 「...Qatar航空との共同運航便のご利用ありがとうございます」はQatar Airlinesではなく、Qatar Airwaysだ。ドメ(国内線)で多い英語の間違い。
(14) 今日は愛知県が多かったなんてつぶやくと、修業していることがバレバレ。赤組諸氏は気をつけるべし。