PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

ドイツは寒いけれど、ギリシャから帰るわ(その1)

気候は良くても、いつまでも滞在していてはダメです。外国人の払う税金で国民を養っているような国ですから。EURが使えるのは便利ですが、お付き合いは程々にしないと。

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AthensはAegean Airlinesのハブですから、何をするにしても便利。人がすぐつかまるとか、いつでもチェックインできるとか、メリットは計り知れません。Miles+BonusのGold会員資格も十分機能します。会員は「はるばるようこそ」という感じで迎えられます。空港自体もCDGのように馬鹿でかくなく、TXLのように機能不全でもなくちょうど良い具合。

 何か宣伝ブースだったはずですが、機器が取り除かれており、利用目的がはっきりせず。椅子だけが利用されていました。

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機会があれば、フレームはそのままにして何かに化けるのでしょう。

 

季節の飾りつけは控えめ。建築物の躯体は安普請。

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セキュリティにはSTAR ALLIANCE GOLD TRACKがあります。それほど込んでいないので、使う必要もありません。係員の表情やサービスを知りたかったので、一応通ってみました。しっかりチェックはしている以外の印象はありません。

 

制限域には大きなラウンジが4つありましたが、1つはこれ。欧州でLufthansaは目立ちすぎ。市場寡占が警戒されている現状では、地味にしたほうが良いはずですが、ドイツ人だからその辺は鈍感だろうと、周りも良く知っているはず。

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このLufthansaのラウンジももちろん使えますが、この空港に来たらAegeanの新装ラウンジでしょう。

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FFP会員として入室する時と提携航空会社運営ラウンジや業務提携ラウンジを利用する時では、気分が全く違います。その格別感が強いのもAegeanの特徴。

 

完全に新しく、革の匂いが新鮮です。Portrona Frauの新品と同じ匂いがすると思いました。シートはクリーム色の型が標準で数多く置いてあります。変形型のシートは赤か黒で統一。赤が空間のアクセントとなっています。巨大リースが印象的。

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ダイニングのセクションには4人がけテーブルがかなりあります。

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床は板張り、空間がL字型になっているこのセクション。「なるべく食物はこちらでとりましょう。こぼしても掃除が楽ですから。」を意図したのでしょうが、人気がありません。

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革シートが良さそうに見えるからでしょう。

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窓の外は滑走路側ではなく、空港アクセス側。しかし視界は広がっており、風景は滑走路側より良いことを指摘しておきます。

 

食物は十分です。サラダバーもギリシャの食材を使ったもの、ギリシャ風のサラダ。

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他にもギリシャを感じさせるスープや、炭水化物揚げ系が目を引きました。食体験は絶対LHラウンジより良いはずです。そうは言うものの、滞在日数が長いバカンス客の多くはドイツの味が恋しくなっているから、Lufthansaでしょうかね。ギリシャの食文化も癖が強すぎますから。日本からはるばるやってきたなら、Aegeanラウンジ一択で問題ないと思います。

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休日に修行僧がOKA巡礼に向ったのは過去の話で、今の聖地はATHですとまでは言う気になれません。Miles & BonusがMiles+Bonusになった時、GOLD会員は根こそぎ刈られたようですし...。優先搭乗などを観察していても、GOLD会員はほとんどいないようでした。A321満席で数人のレベルです。

 

居心地の良いラウンジでした。客層も上々。

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風采は冴えないし、賑やかなのですが、食べ物を口にして徘徊するような人間はいないのが地中海。そういうはしたない人間は、だいたい英語を喋っていますが、貧弱な食文化と無関係ではないでしょう。

 もちろんマナーは育ちの問題。彼らの発想に沿って言うと、「躾も教育も受けられなかった哀れな人たちが、間違った場所にいる」だけです。英語圏出身者でも、普通のマナーの方が大多数であることは言うまでもありません。この種の哀れな人間が人前に出る頻度が高いのが問題。

 

今回も、LHのラウンジからそういう「親の顔が見たい」中年男が出てくるのを見ました。偏見だとの非難を覚悟して言いますが、Lufthansaラウンジではマナーの悪い客を見かける確率が高い気がします。それでも、LHのラウンジはMHやCXよりまし。畢竟、育ちの悪い客がいないラウンジが一番ですローマのAZラウンジにもアメリカ人が大勢いる時間帯があるのですが、私の知る限りマナーは上です。場所により、航空会社により、どうしてこういう違いが出るか、不思議なところです。

 

ラウンジを出て、ゲートに向かうのですが、廊下を拡張した程度のスペースにゲートが規則的に並んでいます。狭くて、開放部分が少ないやや古い構造。日差し自体が強いのでガラス張りなんて考えない方が良いかもしれません。

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機材はA320のExelixis号。

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