このフライト、私的な記録更新になりました。何の記録かと言うと、「ナーローボディ機による最長フライト」。ヨーロッパの短距離便で良く御世話になるA320。あれで6時間25分も飛びますかね。新しい就航地だとの宣伝に、まんまとつられて購入したのが運の尽き。
機材は納得の上購入したので、文句をつける筋合いではありませんが、この路線ダブルデイリーなのですね。無理せず一日一便にすれば、もう少しマシな機材で飛べるものを...。
ともかくここから出発。ドーハ国際空港。日本でもマイレージの関係とセールでの低価格から、人気が高いQatar Airways。当然、本拠地はハブ化・ホームグランド化。
こんな砂漠に年に何回も来るなんて、本当にご苦労様です。Pechedenferも前回訪問から一年たっておらず、そうした方々の仲間入り。
空港内はあまり変わっていない様子。ラウンジは、ビジネスクラス搭乗客専用のAl Mourjan Business Loungeへ入室。頭を使わない選択です。
ご存知の通り、この空港は搭乗クラス別ラウンジと上級会員用ラウンジが別建て。とても充実していると言えますが、混雑していないことが前提です。Al Mourjan Business Loungeが混んできたので、First Class Lounge(oneworld Emerald会員は利用可能。多分Qatar Airways以外のFirst Class客もこっちだと思います。)へ移ろうとしたら、入口で不審な顔をされます。「Al Mourjan よりずっと混んでいる」と言われ、もうラウンジは出ることしました。
一般エリアも混んでいたのですが、広々としているので許容範囲。
心血注いで設計したラウンジも、混んでいては価値が暴落します。この辺は詰めが甘いQatar AirwaysとQatar。ターミナルの反対側、ゾーンC, E, Dが交差する場所にもラウンジを増設すると良いでしょう。と言うか、建物全体が混雑しているので、ターミナルをもう一つこしらえたらどうかと思います。開港から4年にもならないのに、この混雑振り。旅客予想を間違えた/偽ったとしか思えません。日本の公共事業とは逆に過少予想もいいところ。
ゲートはバス移動の模様。A320ですから、搭乗橋を使うなんてもったいないということ。
単通路の機材に限らないのですが、機体前方から搭乗するなら、後方座席から誘導するのが効率的。しかもキャビンクラス別に異なる仕様のバスを用意するQatar Airways。ビジネスクラスは逆優先搭乗となり、一番最後の搭乗になるのは予想できました。
狭くて窮屈なキャビンに、より長時間詰め込まれるエコノミークラスと、より苦痛が短いビジネスクラスという区別です。口では絶対にそう言いませんが...。
バスはビジネスクラス仕様。客はビジネスクラス客だけで仲良く移動します。
Qatar Airwaysでは、ファーストクラスは乗用車での移動だったのですが、この空港が開業して以来、そういう機会はかなり減ったのではないかと思います。
やはり小さいA320。機内の設計が良ければ、cosyになりそうですが、ほとんどが大量生産された規格品なので、これが好き!という人は少ないと思います。
それでもWelcome!という感じで係員が立っているのは、ポイントが高いQatar Airways。人気維持には細部が重要。
予想通りの単通路。2-2の配列のビジネスクラスは、3列12席。最前列のみ2席空いておりました。ここはQatar Airways のPlatinum会員指定席およびバッファーのようです。
ちなみに3A, 3Cはハネムーンでした。客室乗務員にそのことを告げ、ケーキとChampagneでお祝いしてもらっていました。
シート自体は大型。ピッチはA320のビジネスクラスとしてはやや広め、リクライニング角は大きく、居住性は悪くありません。(すべてMalaysia Airlinesの737-800を基準に比較。)個人用画面は無く、IFEはiPadの貸し出しがあったようです。
天井は低く、圧迫感があるのは避けられません。単通路ナーローボディですから。
なお最近Qatar AirwaysはBacelonaとの提携を止めたようで、安全のビデオも地味なヴァージョンに戻っていました。
小さな壁掛け画面に解像度の低いビデオ。shabbyという以外に言葉が見つかりません。
慰み物、Champagne は Lanson。相応しいウエルカムドリンクです。
個人的には前例のない6時間25分のフライトが始まります。