Casa Alitaliaというブランド名の下、デザイン的に相当がんばっているラウンジの整備を進めるアリタリア。会社は破綻、整理することになっていても、そういうことができてしまうアリタリア。本拠地ローマ(FCO)で、新しいCasa Alitaliaを立ち上げました。ターミナルEのShengen外便向け。6月11日オープンです。
Alitalia : inaugure un salon à Rome Fiumicino
写真はすべて、アリタリアによる報道用のもの。
レストラン、バー、free Wifi、シャワーがある他、ビジネス客向けに会議室を設置。(お達者クラブの宴会をどう排除するのか、という素朴な疑問がありますが...。)おもちゃが設備された子供用スペースもあるとのこと。
入室対象者は、アリタリア Millemiglia の Freccia Alata Plus、Freccia Alata、SkyTeamの Elite Plus、ビジネスクラス利用者などに加え、アリタリア・アメリカン・エキスプレスのプラチナ会員などです。またアリタリアではラウンジ利用券も販売しており、それも使えるようです。予約している段階で購入すると35€、空港で購入すると45€です。
この料金は、内容を考えるとラウンジ券として安い部類になります。「無料で」入室する資格が無い方には、「有料で」もネタ的に面白いかもしれません。
アメックスデルタゴールドの日本会員も、少なくても来年6月までは、Elite Plus会員が続けられます。これを機に是非ローマに旅行を。日本アリタリアは今もセールをやっていますね。
首尾よくラウンジに入室できたら、食べ物、飲み物だけではなく、家具にも注目して下さい。
個人的には古いCasa Alitaliaを何度か利用していますが、正面から取り上げた記事は、こちら。基本コンセプトは同じでしょう。
FCOターミナル3 ラウンジ Casa Alitalia - バス代わりの飛行機
イタリアの政権交代でユーロは乱高下していますが、アリタリアの会社整理の方向も全く見えなくなりました。5月は昨年同時期比で、4.6%の旅客増、7.7%の売上げ増となかなか好調なアリタリア。表向きは、このまま延々と営業を続けそうな気配です。