直前の記事ではANAを取り上げました。ANAについて書くと、いつもdisっているように見えますが、今回に関しては違います。ANAの言語にできるだけ忠実に、彼らを擁護する文章を書くのが目的でした。普通のセンスでは訳の分からない主張、つじつまが合わない主張も出現しますが、これはこの言語に潜む本質が顕在化したため。
ANAの言語は難しく、学習に一生懸命になりすぎたため、他に何を書こうとしていたのかすっかり忘れてしまいました。ワインの助けを借りて、思考をリセットします。ここバンコクは酒税が高く、とんでもない価格になっているのですが、我慢するより他ありません。さらに入手できたのがオーストラリアワインだったとしても、文句は言えません。
このホテルが良いと感じる理由は、今までの全宿泊がスイートにアップグレードされた実績ではなく、従業員がフレンドリーなところにあります。Marriottとの統合で四苦八苦することも伝わってきて、SPGの客と同じだと親近感を感じさせます。こういうホテルはしばらく利用すると思います。
確かエールフランスについて、ネタを集めていたのでした。
大阪発の無料航空券プロモアワード
この10月のプロモーション、年によって有ったり無かったりという代物。大阪ーパリ間のビジネスクラス無料航空券の割引。
この区間のビジネスクラス、通常は片道100,000マイル以上必要です。(月日により予約状況により細かく調整)これまでのプロモは最大-50%だったので、今回の45,000マイルは破格に見えます。ビジネスクラスの往復が90,000マイル。もし日程が合えば貯めていたマイルを吐き出すだけの価値があります。
予約は10月中。フライトは12月1日から1月31日(パリ発)まで。
予約便の出発時刻変更
航空券を予約すると複数の連絡先を聞かれます。住所だけが問われた太古の時代と異なり、携帯電話の番号、e-mailアドレスは標準的になっています。
航空会社がよく連絡する事項は、自動発信されます。フライトスケジュールの変更はその典型例。これが電話連絡だと、無礼かつ不気味になりそうなところ。e-mailならではの自動化です。しかしこのメッセージ自動送信システムが少し雑にできているAF。
航空券は複数のフライトからなることが普通です。Pechedenferの AF の航空券も4フライトからなっていました。スケジュールの変更は理解できます。4フライトのうち3つが変更されるのも良しとしましょう。AFの理解できないところは、次の一点。
便名は表示せず、航空券へのリンクを示したメールをフライトの変更ごとに送信
想像してみてください。同じ表題、同じ文面のメールが3つ届きます。悪いことにメールの発信に時間差があり、間に別所からのメールが届いている有様。
なぜ3つ同じメールが届いたのか、しばらく分かりませんでした。迷惑メールにしか見えません。大抵の会社は変更された便を本文に大書して連絡するものですが、AFは妙なところで手抜きをしています。メール受信者の目線を忘れ、連絡が伝わらないリスクを無用に上げています。
電子化に関しては理解しやすく、効率的に働くシステムを構築しているAir Franceですが、とんでもない所に盲点がありました。フランス的な鈍臭さを感じます。
機内Wifi
何のニュース?と疑問に思う人が多そうですが、Air France の機内高速 Wi-fiの整備。
Air France launches high-speed inflight WiFi - Australian Business Traveller
2020年末までに全機材への導入を目指しているのは、JAL国内線でもおなじみのGogoの衛星システム。
Air FranceもJALと同じ、専用アプリをダウンロードして利用することを想定しています。Air France Connectという名になる模様です。スマートフォンやタブレットを使って、フライト情報、ショッピングに加え、多種の映画、テレビシリーズ、ドキュメンタリーが無料で利用できるようになるとAFは宣言しています。そういえばJALの機内Wi-fi用のサイトでも、同じように独自のエンターテイメントが用意されています。そういうシステムが作りやすいのでしょうか。
料金は以下のように細かく設定されています。
・Whatsapp, Facebook Messenger, iMessage, WeChatなどのメッセージサービスがスマートフォンやタブレットから利用できるようになります。これは無料。
・メール送受信にネット閲覧を想定した Surf Passというプランで、短距離路線は3€、中距離路線は5€。長距離路線では8€(1時間)と18€(フライト全体)。最後の2つの料金プランでは、マイレージによる支払いも可能。それぞれ2,700 miles、6,000 miles。
・ダウンロード等を想定したStream Passという高速高容量のプランも用意。料金は30€または10,000 miles。
個人用スクリーンが無い機材では、サービス向上を実感されるはずです。エコノミークラスの1,500 miles近いフライトでも、搭乗を楽しみに待つことになるでしょう。