PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

BA988:LHR-TXL Club Europe(その1)

ゴールド会員の更新に必須のBA4搭乗/年。それには関係なくても、BA 信奉者が London Heathrow Terminal 5 にいるのは平凡なこと。最近日本でも Executive Club の会員が増えているようなので、このターミナルも良く知られるようになったはずです。London はもともと渡航先として人気があり、Gatwick や City には行きにくいという事情を考えれば、付加的な要因で認知度は顕著に上がるはず。

 そのターミナル。セキュリティを抜けたところです。空港混雑時には、ほっとする瞬間です。今回はガラガラだったので、そうした気分には無縁。The Concorde Roomの入口では2名の係員が3人の旅客と取り沙汰中。何をもめているのやら。

f:id:PECHEDENFER:20181223151831j:plain

 

この入口では資格が無いのに入室しようと、いろいろ理屈をこねくりまわす人が多いようです。誤解を恐れずに言うと、多数はアメリカ人らしき客。入口前で必ずチェックがありますが、中に入って10歩ほど歩いた左手にレセプションデスクがあり、そこでもう一度チェックがあります。人によっては、そのレセプションデスクで拒否されます。今日も直進するように指示された客がいました。その通路を使ったことはないのですが、Galleries Club Loungeへ通じているようです。

 Galleries Club Loungeはこのターミナルビル(A Gates)の左右にあるのですが、一つは The Concorde Room に接しています。厨房の設置やラウンジ管理の都合上、当たり前の配置。より対象会員が多い Galleris Club Lounge に行くには、一度建物中央付近から階下に降りて、Thé Concorde Roomの下まで戻らないといけません。建物内での施設の配置を知る者は、不便を感じます。食べ放題ラウンジの頻繁な利用で、BMI の自己記録を更新中の者はなおさらそうです。

 正規ルートでは約5分かかる地点は、The Concorde Room入口の30 mぐらい奥なのです。すると、利便性に配慮した例外的扱いなのかもしれません。しかしゴネ得になるのは問題。Business Travellerに投稿して、BAを困らせてやろうかとドス黒いアイデアが浮かびました。

 

今日は The Concorde Room Card を持参しており、本丸に入場。空いているのは結構。

f:id:PECHEDENFER:20181223152659j:plain

 

1時間20分ほどの待ち時間。食べ物はとらず、白ワイン1杯のみ。Saint-Romain。

f:id:PECHEDENFER:20181223152847j:plain

他の客を見ていると、定番の Champagne、Laurant-Perrier Grand Siècleが人気のようです。数日前の記事で書きましたが、この種の Champagne には最近反発を覚えるせいか、選ぼうという気が起きません。それよりはここに来るたびに発見がある Bourgogne の白にしてしまいます。その理由がラベルだろうが、値段だろうが、喜ばれた方が良いに決まっているので、無邪気にこういう Champagne に飛びつく客をどうこう思うことはありません。ワインの楽しみ方は人それぞれ。

 

アプリをつなぎっぱなしにしてみました。搭乗時間の変更や出発ゲートのお知らせがすぐに見られて、便利です。

f:id:PECHEDENFER:20181223153305p:plain

ダウンロードしたらデフォールトでフランス語になっているのですが、今日初めて違和感を感じました。

 

レセプションデスクで「この便はA Gatesから出発。17番が多い。」と聞きましたが、今日は19番でした。建物だけでも前情報を貰っておくと、心に余裕ができますが油断禁物です。出発35分前には表示されました。

f:id:PECHEDENFER:20181223153902p:plain

 

この機能はことさら便利。LHRの Terminal 3, 5 では出発の20~30分前にならないと出発ゲートが定まりません。したがって出発時間が近づくと案内板に張り付くとか、ちょくちょく見に行くとかするのが旅客の常でした。それがスマホのチェックで済むわけです。

 

一風変わった客が多い The Concorde Room。不気味な方もよく見かけます。特に問題が起きるわけではありませんが、他の客には用心した方が良いようです。

 

ゲートに向かうと、搭乗開始したばかりのようでした。動いている Group 1の列の後につきますが、搭乗橋内でまた列になります。早く行っても列を作るだけという日本の空港と同じ現象が起きています。英国や日本の客の心理なのでしょう。客同士で揶揄しあうネタを提供しても、航空会社にとっては定時運航しやすくなるので好都合。

 シートは1A。目の前は壁。

f:id:PECHEDENFER:20181223154239j:plain

 

左手は窓。窓の外には BA の機材しか見えません。

f:id:PECHEDENFER:20181223154651j:plain

右手を向くと空き席。6人/12席と空いていた Club Europeのキャビン。機内に持込んだ手荷物の一部を固定テーブルの下に置かせてもらいます。

f:id:PECHEDENFER:20181223154829j:plain

 

機材はA321です。単通路機としてはシートの数が多いので、搭乗完了には時間がかかります。さらに遅延後の出発時刻を過ぎて、10分ぐらい待機。その後のろのろと滑走路に向いますが、相当な距離。窓の外を観察すると長い列ができています。

 

夜のターミナル5。この建築は、外から見た方が美しいかもしれません。

f:id:PECHEDENFER:20181223155408j:plain

 

動きは遅いものの機体の隊列は順調に流れ、離陸。1時間50分のフライトになる英独の首都間は 590 milesになります。羽田ー鹿児島間とほぼ同じ。

f:id:PECHEDENFER:20181223155648j:plain

 

ゆったりと食事をして移動するにはストレスが無い2時間の移動。全てが順調なら言うことありませんが、すでに30分近い遅れ。Heathrowにはよくある話です。