PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

MH71:NRT-KUL ビジネス(その2)

5か月ぶりの第2ターミナルですから、発見もあります。たとえば、これ。

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サテライトへの連絡通路に茶室が出現。こんな所に茶室?と思いますよね。誰がこんなところで茶を点てる?という当然の疑問ですが、外国人旅客の記念撮影用セットだと知り、それもありかなとなります。

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掛け軸は智慧や悟りを告げると疑わない半可通なら、記念撮りしますかね。ラテン語もいいけれど、漢字は読めるべきかなと思いました。

 これって実は、桃太郎、いぬ、サル、キジが描かれるベニア板で、顔の部分が穴になっている記念撮影用セットと同じですね。外国人が相手だと、機能は同じでも大掛かりになります。

 

前の月曜日には陸の孤島となった成田空港。1週間しか経っていないのですが、その時の困難を偲ばせる要素は何一つ見つかりません。国際空港は、物質的にも、精神的にも回復が速いと感心しました。

 

さて時刻通りにドアクローズする MH71 便。機材はいつもの A359。A350の導入が早かったマレーシア航空。東京路線では、この主力機材が惜しみなく投入されます。

 ウェルカムドリンクのカクテルは、味と量が通常からかけ離れていました。

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そして機内誌 Going Places の表紙は、MHの経営困難に対して突き放した発言を続けるこの方。ご機嫌とりという訳ではないでしょうが、少々驚き。

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Webでもインタビューは読めます。

EXCLUSIVE: Rock Star Prime Minister – Tun Dr Mahathir Mohamad | Going Places by Malaysia Airlines

この方ぐらいになると、広報担当に凄腕のフォトショップ師を雇っていそうです。スーツはなかなか良さそうな生地に見えます。

 

機内飲み食い関係では、白ワインのページが4ヶ月前に搭乗した時と変わらず。このリストのまま一年経過したのではないでしょうか。今時珍しいことです。

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一方で赤は入れ替えがあった模様。

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これらのワインを全部搭載しているなら種類については十分ですが、イスラム教国の航空会社なので、アルコール類のサービスに期待してはいけません。

 

New Straits Timesにキャセイ関係の記事。新規雇用を凍結したといっても、そのこと自体は珍しくありません。ただ本拠地香港の状況が良くないので、気になるところ。

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もう少ししたらいろいろな数字が出てくるでしょうが、あまり期待できません。

 

給食サービスはいつものとおり、つきだしの乾燥ベリーもしくは落花生の実からの選択。

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気密の袋は、機内では膨らんで出てきます。特殊人形*みたいなのですね。

*:"I'm not your type. I'm not inflatable." なんて T シャツ向けの秀逸なフレーズがありますが、機内で出てくるナッツ類、袋菓子の膨らんだ袋を見るたびに、このフレーズを思い出します。

 

サテーは鶏だけにしたら、2本。

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野菜の串をもう一本もらえると嬉しいのですが、変なリクエストになるでしょうか。

 

オードブルの飾りつけが、格段に良くなりました。航空券の値段の上昇をこうして合理化。

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ただ華麗なデザートがまだないのですね。何としても復活させていただきたいところ。

 

メインは Chef on Call で頼んでいた牛。すっかり忘れていました。

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注文時と気分が変わっています。この日は牛という気分ではなかったのですが、我慢するしかありません。機内食の事前注文は良し悪しです。ところでソースは、バルサミコ酢がふんだんに使われているようでした。

 

こんなものも配布されました。航空券価格が上がってきたマレーシア航空のビジネスクラスですが、サービスも充実してきています。

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料金を上げたら、会社、従業員、客それぞれに良いことがないといけません。

 

MHconnect 自体は始まってから月日がだいぶ経っています。前回の搭乗時には、この無料サービスはありませんでした。

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安全のしおりと同じ A4 版パウチに利用方法が詳しく出ていました。ご丁寧に日本語版があります。

 

就寝時など、みんなが Wi-fi を使いそうな時間帯だと、画像表示は厳しくなりますが、朝食前など空いている時はツイッターぐらいならストレスなく作業できそうです。その程度の性能。

 陸の孤島化した成田空港およびその周辺の状況、その後の経過について当てもなく調べていたら、良くお世話になるこの方のツイートを見つけました。

 

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このやり取りを行っているお二人は、下総がゆかりの地のようです。

 改めて考えると界隈で活躍中の方々には、房総のご出身(てっぺい氏、ネモP画伯など。他にもいらっしゃるはずだけれど、ど忘れしています。)が多いことに気がつきます。旅行ブロガー、旅行ツイッタラー揺籃の地、房総半島です。千葉郷友会を結成すると、房総コネクションの存在が際立つのではないかと思います。(それ故、結成しない方が良いとも言えます。)同郷人どうしでは情報を圧縮してコミュニケーションをとりますから、意識しなくてもつながりが太くなるのは自然。この界隈に房総出身者が多い理由は、成田空港があり、子供の時から海外旅行への関心が高かったためでしょうか。

 

フライト情報を良く見ると、不気味な予告が出ています。

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早着の予定。ただでさえ朝早すぎるスケジュールから 35分の繰上りです。機長のアナウンスでも、3時半。一般的に MH71 便はあまり遅着せず、時々早着します。

 

実際の着陸はさらに少し早まりました。KLIAでは、夜明けが迫っている感じはしません。深夜そのもの。

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MH71は時々利用し、早着はよくあるので慣れています。しかし何をするにしても少し無理がある時間なので、慣れは大した意味を持ちません。