バス代わりの飛行機

Tipps für Flugreisen

世界中をイージージェットで

使った人も多いのでは...

EasyJetは、ロンドンに本部を置く欧州2位のLCCです。ハブ空港は、

 

ベルリン (TXL, SXF)、バルセロナパルマ・デ・マヨルカボルドー、リヨン、ニース、パリ (CDG, ORY)、トゥールーズ、ナント、ミラノ (MXP)、ナポリヴェニスアムステルダムリスボンポルトバーゼルジュネーブ

 

と西欧、南欧を中心に数多くあります。この他、UK にも10 のハブ空港を有します。

 就航都市は 136。フルガダ (エジプト) とアカバ (ヨルダン) を除き、欧州、UK、アイスランドの都市と周辺の島です。機材は A320 シリーズ(A319, A320, A321)のみの333機で、域内に路線網を張り巡らせ、直行便による高頻度運航を行うという典型的な LCC です。

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LCCの乗継

その easyJet は、2017年に長距離国際線の顧客を取り込む事業を立ち上げました。長距離便の運航会社と提携、乗継客を自社便に誘導するビジネスです。欧州に就航していて、easyJet 並みの大きな地域路線網を使える航空会社は多くありません。ニッチを狙ったビジネスにも見えます。

 

搭乗客向けには Worldwide by easyJet と名付けられた旅行商品?ですが、多くのパートナー会社

 

Air Transit, Norwegian, Virgin Atlantic, WestJet, La Compagnie, Loganair, Corsair, neos, Cathay Pacific, Emirates, Scoot, Singapore Airlines

 

の中長距離路線と easyJet の短距離路線とを接続します。そして次の2社は近距離路線の補完を行うようです。

 

Aurigny, Blue Air

 

つまり近距離路線—近距離路線の接続。さらに空港の地上サービスのパートナーが3社あります。

 

Venice Connects, Gatwick Connects, G3S-Alysia

 

地上サービス会社は、LCCを空港で乗継ぐ時のアレンジを行います。フルサービスキャリア FSC の乗り継ぎと異なり、LCCでは一フライト毎に手荷物を回収、チェックインを行う必要があるので、そんなサービスも成立するわけです。

 

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パリでも乗継

ロンドン (LGW)、ミラノ (MXP)、ベルリン (TXL) に続き、easyJet が Paris (ORY) で乗継ビジネスを開始します。30日前、複数のメディアに取り上げられたニュースです。

Menace pour Air France : Easyjet déploie son système de correspondances à Orly

Corsair (カリブ海、インド洋、北米便)、La Compagnie (ニューヨーク便)、G3S-Alysia (地上サービス) が パリの事業で提携します。

 

かつて LCC の乗継客は ORY に到着したら、

・ORY が最終目的地である客と同様に預入手荷物を回収、

・ORY から旅行を開始する客と同様に次のフライトのチェックインを行う

ことを強いられました。このプロセスを楽にするのが、G3S-Alysia のサービスです。20ユーロ台の料金が必要です。

 G3S-Alysia自身の説明は、「旅客は預入手荷物を回収した後、そのホール内に設置される Self Connect カウンターへ移動します。そこで手荷物の預入れ処理と税関書類へのサインを行います。次のフライトへ預入手荷物を運ぶ時には優先レーンが利用できます。」列に並ぶ時間は、だいぶ低減できそうです。

 

Worldwide by easyJet による乗継を行う場合、ORYでの最低乗継時間は2時間30分に設定されます。

 

乗継のための地上サービスが有料オプションで提供される点は、LCCの面目躍如。しかしそれを利用しても、フライト毎の手荷物受取、チェックインと手荷物預入は結局自分で行わなくてはなりません。出発空港のチェックイン時に、片道分を通しで行える FSC はやはり楽ちんです。

 とはいうものの、トータルで料金が安く上がれば需要はあります。どのぐらいの客を FSC から奪い、どのぐらいの客を新開拓するか見ものです。

 

長距離移動の旅客へも着実にビジネスを広げる LCC。21世紀の欧州空の旅は、

LCC

FSCエコノミ―クラス

FSCビジネスクラス

の3クラス制だと考えると、すっきり整理できそうです。