バス代わりの飛行機

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

これまでとは違う国内線の使い方をしてみて分かったこと

送料無料は衝撃的。Wien のトルテの直接発注と入手が話題を呼んでいます。Sachsen の皿の上に載った「豪華な」写真を見た時は眩暈がしましたが、Preußen や Brandenburg の文化圏では恐らく無問題。Kreutzkamm も Sacher も仲間。Meissen も Augarten も仲間。全ては「総統の鷲の旗の下に」あります。

 

移動のスケールは小さいものの、Pechedenfer も現地以外では購入が易しくない逸品を手にすることに成功。

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島の方々がお祭りや宴会を毎日やるはずはなく、この「豪華な」品が日常的に消費されているとは思えません。必然的に広い販路が必要です。入手困難はある程度まで演出されたものなのかもしれません。

 これを波佐見焼に載せたら県観光振興課が喜ぶ絵になりそうです。が、Wedgwood に載せて平げましょう。食文化と食器とのミスマッチに目覚めました。

 

さてパンデミック勃発以来、国内線にしか縁がありません。これまで以上に JALANA の個性がクローズアップされます。外航と比べると無視できる差しかないのですが、二社しか視野に入らないと気になることが増えます。

 

羽田ー伊丹線のサービスは JAL が上?

この路線では JALANA動線の長さが違いませんか?飛行経路の話ではなく、空港で客が歩く距離の話です。羽田―伊丹を ANA で移動すると、搭乗ゲートに着くまで、空港を出るまでに随分と歩かされる気がするのですが...。

 

JAL は出入口に近いゲートを優先して使う気がします。ANA はバスゲートでなければ、後はどうでもよい感じがして仕方ありません。羽田空港、特にターミナル 2は広いので、ゲートにより5分以上の違いになります。空港に到着、駐機後、客室乗務員の指示に従わず、我先に立ち上がり、荷物を取り出すせっかちな客はこういう点にも注目した方が良さそうです。

 

ここでは特異的に大きな差になる可能性があります。ご存じの通り東阪の移動は、国内ビジネス客の大きな割合を占めます。そしてビジネス客にとって 5分の移動時間短縮は大ごとです。東海道新幹線の時間短縮がどれだけのニュースになるか思い出せば、この意味は明らかです。

 そして他の路線に比べて高頻度で使う客が多く、上級会員がやたら多いこともこの路線の特徴。落ちる金も多く、リピーター向けのサービスが重要な路線。「移動の短縮」はサービス向上の基本。全上級会員が対象ではないものの、大多数の上級会員に良質なサービスを提供することになります。赤と青のダイヤモンド会員、どちらがお得かという議論にも影響しそうなお話。

 

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妨害される座席指定

JALANA を利用する時、上級会員資格があり、有人チェックインカウンターで座席指定を行うと、前の方、前の方の座席が提案されるはずです。もしくは非常口座席やバルクヘッドのような「足元の広い」シート。

 ANA はシステムでも勝手なことを行います。搭乗数日前の機材変更は多いのですが、ANA の場合によく起きる問題は、予約時の指定座席がずいぶん前方の「良い」座席に変更されることです。この時は 40番台の座席を指定したのに、機材変更があり、7K に変えられていました。

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スタアラゴールドが関係しているかも知れません。一人客だと、こういう再配置の対象にされてしまいます。ANAアルゴリズムは、客の自由意思を無視して座席を割り当てます。サービスをパーソナライズしない、効率重視の ANA らしいシステムです。

 

普通席の前方シートや上級会員へ割り当てられる座席を好む人達の傾向として、到着時に我先に降機しようとするせわしなさが挙げられます。落ち着かないので、個人的にはそういう空間から離れていたいのです。

 現在、感染予防のためキャビン別に降機を指示されるので、せわしない傾向に拍車がかかっていることは確実です。航空会社も以前より座席指定に敏感。ただし客の意図に敏感にはならないのは悲しい性です。

 

降機の時間が違うと言っても B767B787 では、せいぜい 5分です。一方飛行機の早着、遅着は頻繁に起き、程度にしても 5分なんて最小レベル。降機の順番に神経質になるのは馬鹿げているのです。言われれば誰しも納得できる理屈のはずですが、周囲の状況からなかなかやめられないのですね。群集心理なのか何なのか、そういう心理に陥りやすいことは理解できます。

 

意味がない気苦労を見るのが嫌になったら、普通席では後方キャビンの後方席がおすすめです。ぼっち*G ならなおさら。

 昨今は空いていることも多く、隣席ブロックどころか、前後左右、斜前斜後に客がいないなんてこともよくあります。靴を脱いで寛ぐなんて序の口、脱いだ靴下を化粧室で洗って干すこともデキちゃいます。機内は乾燥しているので思いの外簡単に乾きますって、もちろん冗談です。

 

後方席は、感染防止という観点から席の希望を述べる時も無理がありません。小さな子供が近所にいる可能性が高く、それが気になる人はやめた方が良いのですが、意味なく焦る心理に付き合わなくてよいのは大きなメリット。(この辺の時間に対する意識は面白く、子連れは圧倒的に冷静に判断します。ホモサピエンスの不思議なところ。)

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後方座席でのサービスの違い

さて再び JALANA の差。JAL ではこんな席に座るエメラルド会員は珍しいのか、盛んに声を掛けられるフライトが多いことに気がつきました。どこかのプロセスに間違いがなかったのか、不本意な席指定であっても現時点では解消できるのではないかと考えるのでしょうか。

 うがった見方をすれば、上級会員は共通の特徴を持つので、 一か所に集めておけば集中管理できるし、起きることがある程度予想できるし、業務の省力化が可能。その省力化プロセスに乗らない厄介者になっているかもしれません。一方で非典型的な客は、新たなビジネスの芽を持つことも多いので、声掛けを盛んに行うのは、前向きな姿勢なのかもしれません。いずれにせよ、こういう徹底した「心遣い」は JAL ならでは。

 空いていると何回も絡まれます。JAL のねっとり系サービスが鬱陶しく感じられる方は、空いているキャビンの後方座席は要注意。

 

一方で ANA。機内では何も起きません。スターアライアンス・ゴールド会員へのサービスは、ワンワールド・エメラルド会員より一段階簡単なので、国内線搭乗時に「何もなし」は当然かもしれません。後方キャビンの後方席というのは少数派だと思いますが、特に警戒されることはないようです。

 さっぱりしていて良いという方には ANA の方が向いているかもしれません。JALANA のこういう差も興味深い所です。

 ANAのダイヤモンド会員だったらどうなるのでしょうか。この辺も知りたいところです。予想としては「やはり何も起きない」です。国内線では緻密に工夫されているけれど、上乗せサービスなどと言う本質的ではない事柄には積極的にならないのが ANA 流? 

 

客層

ANA の顧客層は数多くの年配オタクを抱えるように見えます。普通はとても平和な方々。愛顧の方法が多様化していることを意味し、会社にとっては良いことです。

「お得熱」患者を見習って、Avios発券で福岡へ

800円という低費用で飛ぶ福岡。ただし訪問先は佐賀県です。はなわ佐賀県。明確な目的があり、訪れたのは唐津だけ。

 

直行の空港アクセス

福岡空港の地下には、市営地下鉄空港線の駅があります。この線は博多、祇園中洲川端、天神、赤坂、大堀公園、唐人町、西新、姪浜と用事のできそうな街区を串刺しにしており、福岡が目的地でも大変便利。姪浜から先はさらに JR 筑肥線に乗り入れ、西唐津まで運航する列車があります。

 直通列車はロングシートの通勤列車。座っていると飽きます。フライトが早着したことを良いことに、2本前の市営地下鉄の車両に乗って、姪浜で本来の列車を待つことにしました。

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福岡空港唐津は、直行で約1時間15分。筑前前原で接続するパターンだと、1時間半。羽田空港に置き換えて考えると、鉄道で印旛日本医大海浜幕張に行くような感じ?

 

筑肥線は、玄海灘の島や半島が美しい路線。

f:id:PECHEDENFER:20210411174706j:plain福岡素通り唐津行は、(新千歳空港から)札幌素通り小樽行と同じような感覚。

 

唐津城を遠景に眺めつつ、松浦川を河口近くで渡り、唐津に到着。

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唐津と言えば競艇

県庁所在地や、全国レベルで有名な観光資源を持つ自治体は問題ありません。そこまでのレベルにはない場合、公営ギャンブルを抱える自治体が旅行に向いています。これは与太話ではありません。財政に余裕があり、余所者を魅了する街づくりができるからです。道路、公園、駅前広場、観光案内所、地方物産販売所などを整備するのは当然としても、遺跡などの固有の歴史遺産の維持も可能になります。中世の城の遺構を破壊することなく、博物館を中心にした公園へと整備するのにも膨大な資金が必要なのです。

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凝ったマンホールを住宅地で使うのも裕福なため

 

唐津城天守は模擬天守です。歴史的価値はともかく、軍事的に重要な場所、そして観光者の視点では印象的な場所に城が存在したことは事実。金をかけた演出に過ぎませんが、重要な街づくりです。

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唐津寿司?

久しぶりに寿司屋に入りました。東京を離れると握りは食べる気になれません。地方でも高名なところはそれなりの要素があるはずですが、そもそも「寿司ではない」と感じます。そばも同様。自分でもあきれるぐらい受容力がありません。

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この店は、とろけるようなネタとそれにあった緩い握り。価格は控えめ。見事なカウンターに加え、食器にもこだわりが感じられます。普通の人は満足すると思います。やはり旅先では握り寿司のようなファーストフードや B級グルメ、伝統ある余り物片付け料理が印象に残ります。

 

帰ってから思い出したのですが、唐津にはご当地バーガーがあります。試し損ねました。

 

点景

腹ごなしの散歩は虹ノ松原。走破なんて大それたことは考えず、入口まで歩いていく程度。街と砂浜の位置関係が分かれば良いのです。

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♬金色に輝く熱い砂の上で裸で恋をしよう人魚のように...って一体どんなセンス?想像もつきません。

 

海岸ではありがちな強烈な風。天気は良いのですが、海水浴の季節ではなく、遊びに来る人などいやしません。その結果、あちこちで見事な風紋ができていました。

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砂浜は黄色~灰色。バイオマスが大量に打ち上げられているので、ゴミは少なくても美しいとは感じられないでしょう。しかしながらこの自然の造形、訪問する価値は十分あります。

 

城郭建築は、あちこちから目に入ることが重要。借景の一部となり、金には換算できない町の財産になります。

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観光客はほとんど歩いていません。コロナのためか、周辺の人口密度が低いためか事情はよくわかりません。

 

用途が分からない塔。

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最近建てたばかりのようです。

 

明治の建築物が残るかどうかは、運のような気もします。あの辰野金吾の監督の下、弟子によって設計がなされたとの触れ込み。

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雰囲気は感じられます。

 

街中も含め、一帯にはトンビが数多く生息しています。低高度まで降りてきます。ぼんやりしていると食べ物を奪われそうです。

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商工会議所のビルに留まり、さかんに歌っていました。春が来たので婚活ですか?ここに巣でも作るつもりなのでしょうか。

 

用事を済ませたら、お土産さがし。昔ながらの個人商店も頑張っていますが、食品は東京まで運ぶことを考えると、二の足を踏んでしまいます。結局持ち運びのしやすい観光客向けの商品を駅で買うことに。今年はあちこちで豊漁のカマス

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同時に購入した「一汐あじ」は佐賀県産でしたが、カマスには長崎県産の表示があります。塩分が極端に異なり、工場が違うようです。とするとカマス長崎県で処理したものを呼子で売っている線が強そうです。

 呼子には昔から行ってみたいと思っているのですが、唐津よりさらにアクセスが大変。今回の「明確な目的」も達成が中途半端だったし、唐津バーガーという課題も残っているので、再訪必至?

 

おまけ

収穫が多かった今回の訪問。東唐津では住民の素の言葉も聞けたし、下の写真のように以前からアップロードしたかった絵も撮れました。

 床座りをとがめる電車は、どこで走っているのでしょうか。路線マップのようなものはありませんかね。個人的には、九州でしか見たことがありません。

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一般に DON'T DO THAT の注意には、しばしば思いもよらぬことが書いてあります。国内外を問いません。これには

 

・その社会に確立した規範がある

・しかしその社会では相当な割合の人間が従わない

 

の二要素が両立していないといけません。これら2つの要素は、どちらかが勢力を増せば他方は失せる関係にあります。つまりポテンシャル曲線の頂上で静止しているような危ういバランスにあるのです。さらに

 

・その社会の人間は当たり前すぎて気にしない一方、他所者には驚き

 

という強烈な地方性が表れます。精妙にして土地にユニークとなると立派な観光資源です。しかも他所者が訪れて初めて認識されるので、わざわざ出かける価値が高いときています。これだけでも九州に来てよかったと思いました。(大マジメです。改めて調べてみたら、3年ぐらい前から人気になっていますね、この JR九州のステッカー。静かなブーム?)

国内線なら Avios を利用した北海道旅行、九州旅行が「お得熱」患者の常識

ブリティッシュ・エアウェイズの会員なら、Avios の使い方として、JAL国内線の利用は他の使い方よりずいぶん有利です。このことは世界レベルで知られています。理由は税金、諸費用など、発券に必要な追加料金が少ないことですが、必要な Avios もほとんどの路線で片道 6,000 と大きくありません。AF-KLM のフライングブルーだと片道 12,500 マイルも必要なので、差は明らか。

 アメリカンエキスプレス・スカイトラベラーの会員は、航空券を買うことが減り、年会費が重圧になっていると思います。解約を考える方も多いはずですが、問題は貯まったポイント。海外旅行ができない現在、ポイントをどのプログラムへ移して良いか迷いがあるはずです。当然のことながらポイントは解約後は維持できないので、逃げるに逃げられないクレカ。JGC化、SFC 化しています。

 こんな時の参考になるのが、国内線の利用条件です。フライングブルーやクリスフライヤ―(SQ)に落とすのはさすがに考えてしまい、エグゼクティブクラブ(BA)が良さそうに見えます。

 

旅の相棒が直前にメタモルフォーゼ

そうこう国内旅行を計画していたところ、朝起きたら iPhone の OS が自動更新していました。壁紙のみにしていたホーム画面が、アップルが作ったホームページに書き換えられました。自分の土地に勝手に建物を建てられたような感覚。迷惑千万とはまさにこのこと。

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無礼者は相手をする必要なしと、全消去。


一方、天気予報を見ると、アラートが表示されるようになりました。

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ベルリンは復活祭の後でも氷点下になるのですね。アラートが出る程度には稀な現象なのでしょうが、最低で-5℃の可能性があるとは。4月はまだまだ油断ならないドイツ。

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間を置かず東京でもアラートが出ましたが、乾燥注意報でした。こんな感じ。

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アラート表示では、現地の言語をそのまま拾うようです。南米やロシアの都市でどうなるか、少し楽しみになりました。

 

「お得熱」の流行

Avios を利用した JAL 国内線の特典航空券をもう少し詳しく述べると、650 マイルまでが最低カテゴリー。羽田発なら北海道と(島嶼部を除く)九州各都市が羽田-小松と同じ片道 6,000 avios なのです。JAL マイレージバンクでは、飛行距離 500 マイルを境に必要マイルが 6,000 マイルから 7,500 マイルに増えることから、Avios は北海道旅行、九州旅行に使うのが【お得】です。羽田-伊丹で使うなんて愚の骨頂。

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そこで今度は福岡線の発券をしてみました。羽田からだと、伊丹以外はかなり取りやすいのですね。福岡はガラガラでした。

 

会員資格によっては羽田空港でも、福岡空港でも、ダイヤモンド・プレミアラウンジが利用できます。有償航空券と何ら変わるところはありません。

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羽田空港 T1 南は滅多に利用しないので新鮮。

 

出発前の飲み食いの例。

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パン2種、おにぎり2種、スープ2種が用意されており、さらに羽田と福岡で提供されるものが異なります。グレードが高いビールをはじめ、飲料は充実。米菓子、飴などもあります。もちろん取り放題、食べ放題、飲み放題。ハーゲンダッツを3つも持ってくる方もいますし、朝からビール3杯も。日帰りだったら、一日の食事を全てラウンジで済ますことも可能です。食費の節約までできて、お得】ですね。

 

福岡線と聞くと A350 を期待しますが、搭乗できたのは B787 でした。

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しかしB787も機内エンターテイメントが優れているので、大した問題ではありません。この路線は搭乗時間が 1時間55分にもなり、だいたい映画一本見終わります。タダで新作映画を鑑賞できるなんて、【お得】ですね。

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これだけの内容で支払いは 800円。羽田―福岡往復は、普通に買うと最安値でも6万円を大きく超えます。それがたったの800円。 1 Avios の価値は 5 円をゆうに超えます。

 

Avios は12,000 必要ですが、パンデミックで使い道が限られる現在、【お得】JAL 国内線で北海道、九州旅行に行く他、何に利用すると言うのでしょう。その往復 12,000 Avios は、下記のような方法で得ることができます。

・買うとだいたい 20,000 円~。

・SPGアメックスを紹介サイトを経由して入会すると最大 39,000 ポイントのボーナスが得られ、これは13,000 Avios に変換できます。

・SPGアメックスに一人紹介すると、30,000 ポイント獲得?それなら2人紹介でおつりがきます。6人紹介したら、5回旅行できます。

・ゴールド会員なら、BA や JAL でロンドン往復すると 12,444 Avios がボーナスとして得られます。一度往復すれば、エコノミークラス最安値でも国内線往復分以上、普通は国内線一往復半の Avios が得られます。

・一年間で地道に 7,000 TP 貯めれば、50,000 Avios のボーナス。何もしなくても4回分の国内旅行をゲット。

 

JAL 国内線とエグゼクティブクラブとの相性は大変良好。何と【お得】マイラーライフでしょう。

 

座席指定が気になる方には...

前回の伊丹便の利用では、予約時に座席指定せず、チェックイン時に決まりました。当然エメラルド会員向けのサービスが顔を出します。「足元の広いシートをご用意できます」などと、良い席を案内。【お得】ですね...ではありません。現在のところ JAL 国内線は同じキャビンクラス内での座席指定料金を取っていませんから、この点は勘違いのないようお願いします。

 

良い座席かどうかは別にして、個人的には「足元の広いシート」のような上級会員の巣窟は御免です。そこで今回は地上係員の無駄な骨折りを省くため、BA のサイトで予約後、JALのサイトで国際線予約の確認に入り、航空券番号を入力して自分の予約にアクセス、座席指定を完了しておきました。

 JAL の予約確認サイトでは、相変わらず他社の会員レベルは反映されません。しかし地上職員は、上に書いたように会員レベルによって異なる対応を行います。JAL国内線のシステムは三大航空連合加盟会社のレベルとは思えないほどお粗末ですが、その分末端の職員は有能。ウェブサイトが貧弱な程度では、【お得】は揺るぎません。

 

それに地上係員を通してチェックインを行うのは、今日贅沢なのです。この点も勘違いのないようお願いします。

 

特別付録:チェックインで見た JAL の内幕

羽田のチェックインは、例の薄暗い部屋で行いました。隣の会話が聞こえてきます。クラス J のクリスタル会員でした。勘違いからこの一角に迷い込んだのでしょう。ファーストクラスも、クリスタルも、イメージカラーは赤。ありうる話です。対応した係員は失礼のないように説明し、JGC カウンターに同伴誘導していました。その間、カウンターは空で次のダイヤモンド会員は少々待たされることに。JAL の考え方が見えてくるようで、興味深いトラブル処理でした。

 

係員が戻ると、次のダイヤモンド会員は黒いカードが表示されるスマホを渡し、15番の座席を所望しました。これは用意できたようです。15番は本当にダイヤモンド会員の席なのですね。巷で噂される通りのことが見聞でき、少し感動しました。

 

帰路、福岡空港では地上階がガラガラで、係員が暇そうにしていたのでそこでチェックインしました。

 対応してくれた係員は、ネックストラップがフィンエア。いくら JAL に金がないと言っても、ID カードを首から下げるためにフィンエアのお下がりを使うことはありますまい。そうフィンエアの職員が JAL 国内線で働いているのです。

 福岡に就航したものの、コロナ禍であえなく運休に陥り、仕事が無くなったフィンエア地上係員。こんな時はお互い様と、JAL が仕事を与え、フィンエアを助けたのかと思いました。フィンエアとしては HEL-FUK 路線を廃止する気がないことも分かります。

 JAL 係員が隣におり、サポートされながらの業務遂行。JAL プロパーの係員とは細かな点が数多く異なり、新鮮な気分になれました。ラウンジの案内は「グローバルクラブラウンジがご利用いただけます。」会員種別とサービスの組合せにまだ慣れていないのでしょう。しかしすっかり JAL の基本姿勢が叩き込まれていることは分かります。

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ネックストラップ。これは Air France のものでごく平凡ですが、Finnair ストラップには F のロゴが異彩を放っていました。


やはり JAL はグローバルクラブ。会員の序列より歴史と伝統。これはこれで良いと思いました。

 

1,400記事:スターアライアンスゴールド継続

スターアライアンス共通の会員レベルで上位になるゴールド *G 会員。日本国内でこの会員に該当する人は ANA スーパーフライヤーズカード SFC 会員がほとんどでしょう。おそらく99%を越えているのではないでしょうか。

 

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SFC は「選ばれたお客様だけ」というより、「飛行機を年に数回利用するお客様向け」の会員プログラム。ANA 及びスタアラ各社の利用時の優待、特に国際線ラウンジの利用が魅力なので、安くもないクレジットカード会費を払って会員を続ける人が多いのです。

 その「価値が高い」ラウンジ利用特典について最近変化が2つ起きました。共に SFC の性能劣化を意味する変化です。

 

一つは先日記事にした通り、5月 3日から同伴入室が厳しくなります。oneworld サファイア会員、SkyTeam エリートプラス会員とは異なり、同一日同一便の出発客一人のみ無料同伴。改悪なので事前通告され、現在その通告期間中。

 そして 4月1日、よりによって本丸の ANA LOUNGE がプライオリティ・パス PP でも利用可能になりました。

ANA、プライオリティ・パスでラウンジ利用可能に 羽田・成田の国際線 - TRAICY(トライシー)

エイプリルフールであって欲しいという願望は儚く、もう実施されたようです。羽田空港と成田空港の ANA LOUNGE が対象。混雑しがちなラウンジがさらに混むことが懸念され、SFC 会員は暗澹たる気分になったのではないかと思います。「JGC の方がよかった」とか「JGC も持っているからいいや」とか、「SFC は解約だな」とか、様々な声が上がったことでしょう。

 

良く見ると、PP 会員の利用について ANA に都合の良い条件が明記されていました。”Access may be restricted due to space constraints.” つまりラウンジが混雑してきたら、ANA は受付で PP 会員を追い払えます。全くの想像ですが、ANA は断行すると思います。客が少ない時の利用率を上げるために PP 会員を入れるのが、ANA にはもっとも美味しいからです。逆に言うと、それ以外に今回の方針転換の理由は見当たりません。

ANA Lounge (Soft Launch) HND Airport Lounges Terminal 3 Tokyo Haneda Intl

SFC 会員の立場になれば分かります。久しぶりに海外旅行に出る時、ANA ラウンジは大混雑で座る席もないほど。半年後、再び海外旅行に出かける時も大混雑で入場をためらったなんてことが起きれば、途端に SFC 解約に傾きます。下手をすると「楽天プレミアムカードの方がいいんじゃない、PP ついているし...」などとなりかねません。

 

ANA は金づるを失いたくないので、自社会員を圧迫するほど PP 会員を入室させないはずです。したがって SFC 会員の「ラウンジが空くことはもうない」という悲観はそこそこ妥当ですが、「ラウンジが混み過ぎるようになる」という心配はほどほどで良いかと思います。

 

しかし対 JGC ではイメージダウン。PP 会員ではラウンジが使えない JAL -JGC の方が価値が高く、輝いて見えます。JGCSFC の差は広がるようです。

 

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関係ありそうで実は全くないのですが、この ANA LOUNGE も PP 利用可。


羽田空港はターミナル3の ANA ラウンジ が PP で利用可能になりました。JAL に搭乗する時も使えるのでしょう。JAL の搭乗券を持ち BLUE SKY のビニール袋をさげて、ANAラウンジに入室してみたいものです。いろいろな追加サービスは JAL カードで決済します。 ネタ作りにそこまで準備して ANA ラウンジを使うのも一興です。

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スタアラで日本を出る時は、成田の United Club になりがちな Pechedenfer。PP の影響は大きくありません。羽田の ANA ラウンジと言えば思い出すのは、タイ航空で出発した時、ダイニング h 💋の利用を執拗に勧められた [注1] ANA SUITE LOUNGE で、ここは今後も PP の対象外。SFC 会員が利用できる羽田の ANA LOUNGE は一度入った記憶があります。どういう機会か忘れました。

 

そんな感じで、風雲急を告げるスターアライアンスゴールド。個人的にはエーゲ航空のゴールド会員資格が 2022年 5月23日まで延長されました。「このコロナ禍の中でも更新。高いロイヤルティに感謝すべし。」ぐらい言ってやりたいところ。

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更新のハードルが低いので、凄いと思われることも、祝われることもありませんが、ともかく8年連続ゴールド会員は確定。まずまず続いています。

 

このブログは 7年前の 3月、エーゲ航空ゴールド会員到達の報告で始まりました。そして世紀のパンデミックの最中にエーゲ航空ゴールド更新を宣言した今日が 1,400 番目の記事となりました。エーゲ航空を軸にして回っています。

 

♬前を見るよな柄じゃない、後ろを向くよな柄じゃない、よそ見してたら泣きを見た...

 

と古い流行歌 [注2] にも謡われます。記事の数、ブログの源流、隣の SFC などに気を取られず、足元をしっかり見て、ギリシャ語の勉強でも始めますか。

 

[注釈]

1:空港ラウンジは大人しく座って出発を待つ場所ですが、その中で客引きをする ANA。奇妙な航空会社です。

2:最近の昼カラオケ感染に貢献しているかもしれません。

5月のベルリン

さて2020年 3月に外国への渡航が難しくなって以来、海外旅行の状況は本質的に改善していません。もう 1年以上も先が見通せない状態が続いています。

 ゴールデンウィークは、2年続けてレジャー渡航が無理になる公算が大きくなってきました。イスラエルや UK など、ワクチンを広く接種した国では、新規感染者が劇的に減少しているので希望は持てます。先進国間では夏にはボチボチ、年末には普通に行き来できそうです。

 

そうは言っても5月が美しい都市は数多く、今年も諦めなければならないのは癪です。そこで5年前のベルリンの5月の写真でも並べてみることにしました。

 

その時は BA で渡伯しました。

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言わずと知れた Heathrow

テーゲルは古い空港で、出発客と到着客の動線分離の発想がありません。到着も出発もほとんど同じ光景を目にすることになります。

 Leysieffer は本拠地が Osnabrück (Niedersachsen) のチョコレート屋。ベルリンではあちこちで見かける気がしますが、世界展開しているわけではありません。シャポー本八幡にも出店している GODIVA とは比較できません。テーゲル空港の土産販売店としてかなり存在感があった支店。

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個人的にはミッテの店も使ったことがあります。そちらの店員は非常にフレンドリーでした。チョコレート屋では大切な要素。

 

隣に喫茶空間が併設されており、甘味と軽食が楽しめるテーゲルのオアシス。日替わりランチメニューは黒板手書きでした。そういう演出はなかなか立派。

 

到着ですから、うろつく理由はありません。さっさとベルリンへ移動しなくてはなりません。

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ドイツ語だと「歩いて出口」と「乗って出口」は(観念の上で)しっかり区別されます。しかし車いす、スケボー、担架など微妙な方法も多く、世界は彼らが期待するほど簡単に割り切れません。

 

宿はウェスティン。アップグレードされ、スイート(保安上の理由から、番号がエレベータ前にある方向案内に記載されない部屋)でした。インテリアもなかなか豪華。

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ホテルに滞在して、部屋の広さ、ラウンジのタダ飯の種類、飲み放題のシャンパンの市価ばかり気にしているようでは、貧困さが表れます。育ちが貧しいのは本人の責任ではないで仕方ありません。ただ SNS でそれをわざわざ強調するのはとても不思議なことです。貧しさから心を解放することは誰にでもできるはずですが、やらないのですね。

 

これは別のホテル。グレードはそこそこの Schwarzriesling (=ピノ・ムニエ)。ドイツやフランスに居て、飲み放題に付き合うのは重大な機会損失、大いなる時間の無駄。

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さて知っている人も多いはずの赤毛のベティ。もう引退したようですが、5年前はまだ現役。

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ベルリンは公共の場に標語が多いように感じます。

 

「ベルリンを思い出させてやる」と武器になりそうな風景と言えば、これ。Weltzeituhr とテレビ塔。共に1969年に完成した DDR の遺産。宇宙時代の幕開けを大衆に感じさせようとした為政者の意図が感じられます。東西ドイツで Kosmonaut と Astronaut の2つの単語が並立し、それが一般市民に良く知られていた時代は遠い過去。

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これらが竣工した頃、ソ連―東側はいろいろな分野で科学技術を誇示できました。1960年代までは技術、生活、デザインなど、東西であまり差がなかったのです。DDR 博物館を訪問すると、その辺の歴史はよく理解できます。画像検索でトラバント 601 と日野のコンテッサ 900 を比べても納得できると思います。

 アメリカ―西側との差が大きくなったのは1970年代。半導体開発の差が大きな要因だったようです。

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DDRプロダクツ

 

ベルリンに三つあるうちの一つのオペラハウス。美術館の展示室のような foyer が特徴的な Deutsche Oper Berlin。

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人がいないと最高の空間。陽があるうちにこういう空間を味わう贅沢な時間。

 演目は椿姫。

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ドイツのオペラハウスの非常に良い点ですが、物語り、セリフの言い回しが評価されます。このオペラは何度か見ていますが、今まで全く心に届いていなかったことが思い知らされました。どうも Patrizia Ciofi の歌唱のせいなのです。それは楽器演奏のように語られる歌唱の正確さや声量ではなく、語りかけや心の印影の表現でした。多くのドイツ人と同じく、イタリア語はほとんどわからないのに不思議なことです。

 

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幕に投影される照明に着目。

 

軽食に多少良いワイン。このワインを作ったオヤジと直接話をしたことがあるのですが、そんなことは二の次の Kronsberg Spätburgunder(=ピノ・ノワール)。

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ベルリンと東京の類似点は、(郊外を除く狭義の)都市の中に森と言っても良さそうな大規模緑地があることです。パリと比べるとその差は明らか。

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点在する建物が何であるか、気になる人も気にならない人も散策は気分が良いものとなります。東京と対照的な点は川に堤防がなくても平気なところ。大陸は水量が安定しているためと、運河が発達しているので水量コントロールが簡単なためのようです。

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少し前の多摩川の水害では、堤防を作っていなかった場所が東京側の浸水の原因になったようですが、作りたくない者が出る理由は分かります。日本では危険な「水辺の誘惑」。

 

こういうのは離宮と言うのでしょうか。Schloss Bellevue。都市中心部の森 Tiergarten の北端部にあります。

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宮殿らしく正面から Potsdamer Platz まで通りが一直線に延びますが、現在の運用は森の中の道。自動車は通行できません。こういうのは時代時代で変わりそうです。

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この道をどんどん歩いていけば、ベルリンの一つの極、Potsdamer Platz に出ます。方向音痴も道に迷いません。多くの日本人におなじみの Philharmonie。

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すぐ近くにはソニーがありますが、こんな場所に拠点が造れたのは、当時の大賀典雄社長の政治力。

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ソニーにとっても栄光の時代。

 

夕方は赤ワインで名高い Assmannshausen の Spätburgunder (ピノ・ノワール)から造った Weissherbst(黒ブドウから醸造するもののスキンコンタクトを短くして、白~淡いロゼに仕上げたワイン)。最近は Weissherbst と正直に(?)申告するより、フランス語の Blanc de Noir (複数の黒ブドウ品種から醸造するなら Blanc de Noirs)と書いた方が受けが良いらしく、そんなラベルばかり見かけるようになりました。

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食品ラベルには、いろいろな言語が使われるドイツ。一つの商品のビニール袋が3言語使っていることは珍しくなく、4言語なんていったいどこにいるのかわからなくこともあります。

 それはともかくこのワイン、目が覚めるような品質でした。国内では高級赤ワインの顔があり、そこそこ売れるので、この種のワインは一般化しないでしょう。しかしこういうのはアリです。

 

放浪癖があり、一か所に留まるのが苦手。結局動きまわります。

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多角形ターミナルの中央は、得体の知れない部分。広告で隠されていますが、多分駐車場の道路があるだけ。

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通路用バンドだけが制作されていたベルリンブランデンブルグ空港。本来の場所では使うに使われず、ここテーゲルで活用されます。歴史の教えるところでは、開港までまだ4年あります。

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こういうセンスは理解困難です。

 

各種サービスもかなり乏しいテーゲル。面積が限られるため仕方ないところ。

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新空港はそつなく必要なサービスをそろえていると思います。

いつどこで拾ってきたのか忘れてしまったベルリン随一の美女。

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この肖像が誰かわかる人はベルリン通?

 

国立歌劇場は Deutsche Oper からも近いシラー劇場。

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長崎の仇をベルリンで打つ

現在は Unter den Linden に面した立派なオペラハウスに引っ越しています。シラー劇場の仮住まいを古き良き時代と思い出す人はおそらくいないでしょう。もはや忘れられています。

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さてここからは出発の日。確か早朝でした。LHRで BA 5 便か、BA 7 便に乗継。つべこべ言わずに写真だけ見せろと言われそうです。

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ラウンジも良いのですが、Leysieffer が開いていれば、断然そちら。

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クリーム入りと無しで料金が異なります。

調べた範囲では、新たに開港したブランデンブルグ空港には入居していない模様です。少し残念。出発前のチョコレートドリンク・クリーム入りも完全に過去のもの。

 

無事に LHR に到着します。BA を使う方にはおなじみの場所。

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ここから先の話はどうでもよく、これでおしまい。結論はなし。

千葉ははるかに広いのですが...

ちょっと書いた地名に予想外の反応

市町村より細かい地名はよそ者には難しくても、居住者なら日常語彙。とはいえ、先日記事の中で何気なく並べた地名に、意外な方が共鳴を起こしたので驚きました。アイスの求道者のようなこの方が大阪・名古屋の文化二刀流であることは存じておりましたが、界隈で勢力を保つ千葉の民でもあったという衝撃の事実。エイプリルフールかと思いました。

戯言ばかりのブログですが、引き出しが多い方が読んでおられ、気が抜けません。

 

たった一行、しかも修辞に使っただけなのに「そこに来るか」という気もしますが、もう一つの応答がさんだーばーどさんからのコメント。こちらはある意味で納得できます。近くの地名ですから...。

 

考えてみれば一般に...

バイアスをかけて観察すると気づきますが、明治維新以前の村や郷は意外なほど住民の意識に残っています。代々住んでいなくても、何十年か居ると自然と継承者になるようです。

 記事であげた国府台、行徳、中山、八幡は全て徳川時代からの地名。あるいはさらに時を遡ります。集落があり、長い間それらの名前で相互に呼んでいたはずなのです。それが現在でも残り、地域を区別し、土地柄を意識させます。もちろん土地柄は時代と共に変わりますが、地域の変貌には住民総体の意識が常に作用するので、永続する土着の「何か」のために現在の地域性が存在することには変わりありません。

 例えば、塩焼、本塩、塩浜と塩がつく地名が目立つ行徳。こうした地名が愛される理由は、かつて塩田地だった自負が今でも強いこと以外に説明は困難。しかも塩浜は埋立て地。つまり最近造った土地なのです。

 

外から見た場合、鉄道駅があれば名前は分かりますが、周辺住民にとって地域・地区(面)なのか単なる駅(点)なのかまではなかなか分かりません。ましては地名が運ぶ意識までは想像できません。

 このため地名*、地歴、土着の意識へ理解があると、理性を越えて共感を呼びます。もちろん知っておく方が絶対的に良いのですが、よそ者は常に要注意。

 本当に馴染みがあると隠し通すのは無理なので、じたばたしても仕方ありません。「お里が知れる」というやつです。学習して得た知識というレベルだと、すぐに馬脚を現すので問題になりにくいと思います。厄介なのはその中間。相手は全く無意識にその土地固有の理屈や習慣を「押し付けて」きがちで、困惑することになります。

 

*:高校の略称も同じ効果をもたらします。卒業生でなくても地域住民は略称で呼び、日常的に意識されますから...。例えば四高(しこう)といえば、三重県においては県立四日市高等学校だし、金沢においては今はない第四高等学校。時間も空間も異なる二校ですが、賢い子、勉強ができる子ばかりなことは共通します。

 

またこういう土地の名を使い、地域を悪く言うのは相当なタブー。「千葉県」はある程度記号化、形式化しているのに対して、「行徳」は単なる地名ではありません。文化、歴史を背負っており、心無い悪口は表には出ない嫌悪感を生みます。表現されないだけに、知らぬ間に人は去っていくという悪いパターンに陥りがち。

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羽田は千葉にあらず。

 

貝塚や古墳**もある千葉県の江戸川から東京湾にそった地域は、特に興味を惹きます。近世をみても、葛飾郡利根川/江戸川の大改修に伴い、西側で海に近い箇所が武蔵国編入されます。大雑把に言って現在の足立区、葛飾区、江戸川区墨田区(の向島。本所はほとんど海。)が元下総国。同じ郡だった足跡はどのぐらい残っているのでしょうか。両国橋が国境の橋で、両国は武蔵と下総の二国を指すことはよく知られます。

 

**:こういう有史以前からの遺産は、その自治体の小学校に通っていないとまず知りません。そして引続き居住している卒業生なら、覚えている確率大です。姥山貝塚、曽谷貝塚、堀之内貝塚法皇塚古墳...手っ取り早く仕入れられる知識ですが、ターゲットに近づく時には効果抜群。営業を行う人なら当然知るノウハウ。

 

旅行と無関係とは言えず

こういうレベルになると、旅行の先にある世界です。住んだことがない者には興味がわきにくいし、専門家でもなければ価値の理解は難しいので、形の有無にかかわらず、観光資源としてはイマイチと判定せざる得ないのは残念です。

 ブログネタという観点でも同じです。貝塚や古墳、由緒ありそうな地名の土地(e. g. 欠真間、鬼越)を訪ねても、Pechedenfer の筆では誰も読みません。そんな新東国紀行が書ける能力があったら、SPG アメックスの紹介記事でも書いて、得たポイントを変換、マイルで生活しています

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羽田は千葉にあらず。(その2)

 

元に戻り総括すると、何気なく書いた地名でしたが、土地に対する愛着は想像以上に強いことを教わりました。馴染みがあろうがなかろうが、どんな土地でも敬意を払う必要があります。となると、心がけは旅行者も同じ。レッスンになりました。

今年も 4月 1日

JALマイレージバンクは 4月1日、会員を対象にしたブライダルマッチングを開始すると発表した。「空たび、どこかに出会い」という成婚目的の会員相互紹介サービスで、キーコンセプトはずばり「縁むすび」。出雲大社、21世紀出雲空港整備利用促進協議会、縁結び観光協会一畑電気鉄道島根県の協力を得て法人を設立、2021年10月のサービス開始をめざす。マイレージバンクの会員は3,000万人を超え、会員に限定しても採算が取れる事業になると JAL は判断した。

 JAL ショッピングに出店する形でサービスを開始する。「空たび、どこかに出会い」では入会金と年会費が必要となるが、これらはマイル決済も可能。会費は一年単位で支払い、年度途中で退会しても返金はない。ただし成婚後もマッチングと紹介に関するサービスを除いた会員特典は受けられ、その会員年度終了時に自動退会となる。なお JAL グローバルクラブ会員は年会費が5%割引きになる。マッチングサービスはコンサルティングを基本とし、受ける時はその都度料金が発生する。

 

会員特典は、

 

(1) 出雲大社参拝時に記念品を無料配布(年1回)

(2) 出雲大社の初詣では優先レーンの利用

(3) 出雲大社で催される祭典、神事では優先レーンの利用

(4) 出雲大社の縁起物(破魔矢、お守りなど)授与における優先レーンの利用

(5) 出雲大社での各種初穂料10%オフ

(6) 出雲大社での挙式代10%オフ

  

(7) ホテル一畑の利用時の優待(部屋の無料アップグレード、ドリンク券など)

(8) ホテル一畑での結婚披露宴の料金20%オフ

(9) 出雲縁結び空港の発着 6回ごとに、空港内で利用できる500円クーポンを発行

(10) 一畑百貨店は割引品を除き、マイル 2倍

(11) 一畑住設で自宅の建設を行うと新築祝いに 50,000 マイル贈呈

(12) 平田自動車教習所で普通自動車一種の標準プランを終え、卒業検定に合格すると卒業祝いに3,000 マイル贈呈

 

(13) 入会時に1,000 FOPボーナス付与

(14) 会員更新時(年会費支払後)に1,000 FOPボーナス付与

(15) マッチングを経た成婚で結婚祝いに20,000 FOP贈呈(同一JMB会員は5年に一度)

(16) 10年間連続で会員を更新した場合、お見舞いに10,000 FOP贈呈(一度のみ)

(17) 出雲空港発着便の利用一回あたり 400 FOPボーナス付与

 

と、類似のサービスを行う他社に比べて圧倒的に充実している。電子処理される (10)、(13)~(17) の特典を除き、原則として会員証「JAL 婚活フライヤーズカード」を提示する必要がある。なおここで FOPとはFLY ON ポイントを意味し、出雲大社に各地の分祠社は含まれない。

 

ブライダルマッチングで共通の趣味、関心が成婚の決め手となることは、サービス現場の共通認識になっている。「空たび、どこかに出会い」の会員は航空機を利用した旅行に関心があり、この共通の関心だけで高い成婚率が見込まれる。加えて次の特長が、成婚率をさらに向上させると JAL はみる。

 これまでのマッチングサービスでは、共感を重視する会員でも生年、生育環境、趣味や食事の嗜好などの一般的なフィルタリングしか使えない。一方「空たび、どこかに出会い」ではそれらに加え、会員番号、会員種別、JAL便の利用記録で登録会員が検索可能となるため、マイレージバンク入会時期、旧JAS会員、JGC同期生、国内線利用頻度、国際線利用頻度などではもちろんのこと、自分と同じ便に搭乗していた記録など、JALの体験そのものでフィルタリングできる。もちろん個人情報が他の会員に直接提供されるわけではないが、 同一便の搭乗が最も多く重なる会員と会うことすら可能である。キーコンセプト「縁むすび」は、空虚なキャッチフレーズではない。

 

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さらに「空たび、どこかに出会い」では、ワンワールド他社の会員資格を持つマイレージバンク会員は、他社の会員情報を追加してデータ入力できる。この場合、年収証明、独身証明などに合わせて証明書類を提出する必要がある。

 JALマイレージバンクでは会員ステータスはないが、アメリカン航空ではコンシェルジュキー会員などという場合、関心を集めることが期待でき、「空たび、どこかに出会い」入会への動機となる。グローバルクラブにない何かを求めるダイヤモンド会員が、ブリティッシュエアウェイズの GGL 会員限定で相手を探すことも可能である。しかし成婚コンサルタントは「成婚のために、会員種別へのこだわりはできる限り避けるよう助言する」そうだ。

 

なお「空たび、どこかに出会い」の会員特典からわかる通り、この事業は出雲大社を中心に展開する。米子空港、米子に挑まれる出雲空港島根県東部は、地元有力企業を巻き込んで旅客増加、さらには定住人口増加を図る。また米子と出雲の競争は、そのまま山陰地方における ANAJAL との競争であり、JALとって「空たび、どこかに出会い」は優位に立つための一手になる。

 しかし ANA との競争以上に JAL が重視するのは、顧客高齢化への対策である。「空たび、どこかで出会い」と出雲大社による縁結びが功を奏し、成婚、出産、子育てにつながれば、その子は JAL の利用客に育つ。つまり優良会員再生産への布石である。

 

JALANA と同様にマイレージプログラムを核として事業の多角化を図ると発表しているが、その端緒で強力な取り組みが出現したようである。

 

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