PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

08: travels

西宮キモ甘巡礼(つづき)

罪深いスイーツの話はこっそり続けます。 時計を少し戻します。出発の朝。これからミッションがあるので、ラウンジはスキップ。ハーゲンダッツの記念撮影はなし。 使ってみたい言葉。「修行僧の朝は早い。」 しっかり厚みがある朝焼け。すっかり冬ですね。寒…

西宮キモ甘巡礼

JAL会員といえば、保守的で落ち着いた方という古典的なステレオタイプがありますが、失礼ながら猛者としか言いようがない方もいらっしゃいます。疫病禍が猖獗を極めるドイツにコンサートが目的で渡航。 クリスマスにはシャンパンで乾杯? - kakifly100mのブ…

海外旅行再開の準備

あれよあれよという間に出入国が困難になって、もう1年 9ヶ月経ちます。この間、人類の移動が極端に減っているのはご存知の通り。一方で旅のツールは順調に進化しています。近日中のパンデミック終息を祈念し、旅の臨戦態勢を整えることにしました。決してネ…

西欧は再び行動制限へ

街の商業施設ではもうクリスマスソングが聞けます。そろそろ年末なのですね。どこにも行けないうちに一年過ぎてしまいました。最後の国外脱出は昨年の3月。成田空港も3月以来見ていません。 日本では非常に低レベルになっている COVID 19の感染発生。最近…

リッツ・カールトンブランドのクルーズ

「ラクジャリー」ホテルの宿泊をハンバーガーチェーンの昼食並みに大衆化、巨大な利益を上げることに成功した Marriott グループ。彼らが仕掛ける次のパラダイムシフトは、ヨットクルーズの大衆化です。 客としてはお付き合いがなくなったサービスのチェーン…

「海の京都」&「森の京都」の福知山

夏の思い出 夏の旅行。伊丹空港の大規模改修工事が終了し、新装開港した頃です。記事向けに写真は撮っていたし、頭の中でネタは整理していたのですが、書くのをさぼっていました。 伊丹空港から遠くない交差点。直進すると畑があり、右に行くと石橋があるっ…

メルキュール京都ステーション

今年ではなく昨年 9月16日に開業したそうです。節約派には見逃せないメルキュールブランドの新ホテル。様子を見てきました。以下、いろいろ言いたい放題書いていますが、大変機能的で良いホテルです。 1階エレベーターホール近く 七条油小路の交差点から一筋…

11月 1日には

日本では COVID 流行の「第 5 」波が過ぎ去った後、科学的な説明が困難なほど感染発生が減っています。もう終わりなのか小康状態なのか分かりませんが、思い切って経済活動を戻して欲しいものです。精神衛生面からもそろそろ限界。 さて10日後に迫る 11月 1…

4ヵ国弾丸紀行

弾丸旅行はいろいろな意味で市民権を得ましたが、Pechedenfer が図らずしも実施していたというお話です。一日四か国訪問。ただし国際連合加盟国の大半が独立国家として承認している国ではなく、日本の中の令制国です。 羽田空港第1ターミナルからの出発はい…

クルト・ヴァイルのライブ配信

ベルリンへ行きたしと思へどベルリンはあまりに遠し...という方に、ベルリンのオペラハウスが舞台をライブストリーム。 Komische Oper が10月 2日(土)19時から配信。クルト・ヴァイルの傑作、「マハゴニー市の興亡」が無料で鑑賞できます。この劇場のプ…

旅行の復活、まずは意識

パンデミックによる経済活動の抑制も終息を考えるフェーズとなっています。そして航空各社によるキャンペーンは景況感による景気占いのようなものですが、まだら模様です。 日本発海外旅行にキャセイの見立て キャセイパシフィックは、アジアマイル会員、マ…

サービス簡略化と客が少ないことがコロナ禍のポジティブな効果

昨年と同様、世界各地で年中行事が中止になっています。ドイツでは至る所で abgesagt (=取り止め) が猛威を振るっています。 感染に左右されるとは思えない山間部の農事暦も、何故か取り止め。 Viehscheid in Bad Hindelang: Almabtrieb im Allgäu Bad Hind…

特別記事:パリについて知っておいた方が良いこと

特別記事と題しましたが、多くの人にはおそらくどうでもよい記事です。 パリは汚いと街角の写真が次々SNSにアップされ、現在の左派政権に対して中傷キャンペーンがなされていると Anne Hidalgo 市長が声明を出しました。2週間ほど前、日本でも報道されました…

pass sanitaire とフランス旅行(前の記事の補足)

2021年の夏の旅行者は、2019年の半分ぐらいだそうです。向こう見ずだろうが、慎重に感染防止ができようが、旅行なんて気分になれない人が多いような気がします。半ば義務の様に気分転換に出るのが関の山ではないでしょうか。価格が下落している東京の高級ホ…

羽田空港から手軽に訪ねる旧宿場町ということでご理解いただけますか?

何年も前から、一度行ってみたいと思っていた所がここ。幸か不幸か、近くに用事があったので思い切って寄り道しました MAD City 松戸。最近息をしているのかどうか心配される砂原浩次ゆかりの地。 古式に則って こだわりの観光なら、ここに降り立つことから…

Ihr Mannsbilder hobbdoch alle an Schlooch.

表題は Ihr Männer spinnt alle. の意。IOCに「帰れ」とデモをするなら、生粋のフランケン人らしい Thomas Bach 会長に敬意を払い、Fränkisch の看板や横断幕を掲げては如何でしょうか。アメリカのジャーナリストがつけた「ぼったくり男爵」を真似して使うよ…

一都市だけ国際レベル

来年1月、京都にホテルオークラが開業するそうです。場所は岡崎の東本願寺別院の境内で、施設名は「ホテルオークラ京都 岡崎別邸」になるということです。底地はお寺のもので、定期借地なのでしょうか。Google Map でストリートビューを覗いてみると、確かに…

コロナ後の世界:地味ながら見逃せない変化

現在9都道府県に緊急事態が宣言され、オリンピック開催への風当たりも強くなっています。が、このブログではオリンピックはどうでもよく、ワクチン接種が遅々として進まないことや緊急事態宣言の対象が9都道府県にも及ぶことの方が問題。あと Oktoberfest …

やはり安いフランスの鉄道

緊急事態宣言は、東京、大阪、京都、兵庫ですか。大阪圏はカバーされていますが、関東は東京都だけ。これは誰しも不安に思います。つまり「来るな!」と露骨に嫌な顔ができる神奈川や、相変わらずイメージがぼんやりした埼玉はともかく、人が良い千葉が危険…

「お得熱」患者を見習って、Avios発券で福岡へ

800円という低費用で飛ぶ福岡。ただし訪問先は佐賀県です。はなわの佐賀県。明確な目的があり、訪れたのは唐津だけ。 直行の空港アクセス 福岡空港の地下には、市営地下鉄空港線の駅があります。この線は博多、祇園、中洲川端、天神、赤坂、大堀公園、唐人町…

国内線なら Avios を利用した北海道旅行、九州旅行が「お得熱」患者の常識

ブリティッシュ・エアウェイズの会員なら、Avios の使い方として、JAL国内線の利用は他の使い方よりずいぶん有利です。このことは世界レベルで知られています。理由は税金、諸費用など、発券に必要な追加料金が少ないことですが、必要な Avios もほとんどの…

5月のベルリン

さて2020年 3月に外国への渡航が難しくなって以来、海外旅行の状況は本質的に改善していません。もう 1年以上も先が見通せない状態が続いています。 ゴールデンウィークは、2年続けてレジャー渡航が無理になる公算が大きくなってきました。イスラエルや UK …

千葉ははるかに広いのですが...

ちょっと書いた地名に予想外の反応 市町村より細かい地名はよそ者には難しくても、居住者なら日常語彙。とはいえ、先日記事の中で何気なく並べた地名に、意外な方が共鳴を起こしたので驚きました。アイスの求道者のようなこの方が大阪・名古屋の文化二刀流で…

2021桜

欲張って、今年は須和田公園と真間川沿いのサクラを一日で見ようと出かけたのですが、気がつくとこんなところに立っていました。放浪癖のある人間に特有の行動様式。 円山公園 ちょっとした流行のせいで、この公園の名を聞くと六花亭の喫茶室が連想されます…

映画に描かれるパリ+どこか(その 3)

パリが登場する映画は多過ぎるためか、物語の舞台としては印象に残りにくい気がします。いま日本で公開されている Cédric Klapisch の "Deux moi"(2019)もパリの話。”Ce qui nous lie”(2017, 「私たちを/に結びつけるもの」)で気に入ったらしく、Girardo…

映画に描かれるパリ+どこか(その 2)

このシリーズを書いていて、いろいろな映画の邦題を初めて知ることになりました。驚くべきタイトルが数多く見つかります。ドイツ映画では Der Untergang が「ヒトラー~最期の12日間~」、Er ist wieder da が「帰ってきたヒトラー」などと、原題が著しく歪…

映画に描かれるパリ+どこか(その 1)

映画に描かれる都市第2弾は、素直にパリ。 パリではロケがよく行われます。そのためベルリンに比べると舞台としての新鮮味に欠けます。新しい表現を追求するには、使い古された都市なのです。パリの過去100年をベルリンのそれと比較すれば、土地に密着する「…

映画に描かれるベルリン

気楽に国境越えができるにはまだしばらく時間がかかりそうです。不自由な身に慰めとも次回旅行に準備ともつきませんが、「その地を題材にした」映画はいろいろ示唆を与えます。そんなことでベルリンを舞台にした映画の特集。 5つ取り上げてみました。ベルリ…

フライングブルーの年末調整

フランスは 1月16日土曜日から少なくとも2週間、18:00以降外出禁止になります。本国全土が対象です。Jean Castex 首相が昨日発表しました。 Conférence du gouvernement en direct : Jean Castex annonce un couvre-feu à 18 heures partout en France métr…

2021年、ネタの見通し

空の旅が壊滅寸前に達した2020年でしたが、まだ状況の終息は見えて来ません。個人としては 3月に SIN から帰国して以来、国際線に搭乗しておらず、8か月以上ご無沙汰。 生活激変に伴って精神状態は多少なりとも不安定に。こういう危機は、賢者の言葉を弄び克…