PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

BER のルフトハンザラウンジ

Lufthansa が Senator Lounge をベルリンブランデンブルグ空港ターミナル 1 にオープンしたというニュースが少し前にありました。 ベルリンブランデンブルグ空港でルフトハンザラウンジが新開店 - PECHEDENFERのブログ 是非これは訪問しなければと思いたって…

アライアンスの客としてラウンジ利用する時

先の記事でアライアンスが設置するラウンジをまとめましたが、今日は同一アライアンスの加盟会社ラウンジを利用する場合の諸相です。内容は初歩的。中~上位の会員資格を複数持ち、年間12回以上国際線出発がある方にはおなじみのことばかりだと思います。 ラ…

アライアンスが設置する空港ラウンジ

空港ラウンジは搭乗を待つための施設ですが、一般に上級キャビン利用者と上顧客が利用できます。最近はそれ以外の客も現地で利用料金を支払って利用できるラウンジが増えてきました。全就航地に自社のラウンジを整備しなくても、会社間提携によって他社のラ…

あの会社はどうなっている

Lufthansa が購入中の ITA 2023年5月にイタリア当局と Lufthansa 側の間ではほぼ合意ができたスキームに欧州当局がなかなか許可を出しません。市場独占に対する懸念からですが、多くの組合もさっさと認可するようつつく状況になっています。 ITA: l'UE doit …

2024年始動

あけましておめでとうございます

2023年のまとめと2024年の大雑把な展望

謹んで今年の活動報告をいたします。 搭乗はパンデミック後 (私の意識では2022年春以降)、すっかり地味になりました。マイレージプログラムへの取り組みは停滞。欧州のプログラムはアメリカ三大手ほど変わっておらず、自分の活動や関わりも思ったより維持で…

スカイチームエリート会員:優れた特典水準と獲得・維持法

スターアライアンス、ワンワールド、スカイチームの三航空連合に関して利用者が最も気にすることは、 ・利用する路線でのマイル獲得の可否 ・連合内(で一応保証される)上級会員の特典 でしょう。マイル獲得に10年前の旨味はありません。特典もバラ売りが一…

JAL Life Status で測るライフタイムメンバーシップ

JGC Lifetime program は来年 1月に拡充、改称され JAL Life Status プログラムになります。大手航空会社なら会員プログラムを持ちますが、中にはライフタイムメンバーシップを設ける会社もあります。これらのプログラムでは、搭乗実績とメンバーシップ特典…

航空会社ステイタスは買う時代 (その 3), der die Zauberkappe trägt

新しい潮流により世の中が変動する時、破滅的な変化が見えにくい形で進行していることはよくあります。Zauberkappe (魔法の頭巾) を被っていて誰にも見えない悪ガキのようです。 ステイタスとは名前? 仮定の話をします。情報技術が発達し、受けられるサービ…

航空会社ステイタスは買う時代 (その 2):改造か新設か

既存プログラムに「ステイタス購入」を導入した会社 徹底しているのはアメリカン航空でしょう。「デルタ航空が始祖となった」特典用マイルの支払金額基準は、他の北米大手も次々採用。一番遅かったのがアメリカン航空ですが、彼らは同時に会員ステイタス基準…

航空会社ステイタスは買う時代 (その 1):XP 単価 3.4€ ?

XP 単価 よく知られるように AF-KLM に搭乗する時、フライングブルーの XP が購入できます。正確にはフライトで消費する SAF を客が負担すると、会社はその貢献に応じて XP で報います。3つのオプションのうち、一番 SAF を負担する場合は (10 € のSAF 購入…

会員資格 vs 都度払い:JMB 会員が JAL に搭乗する場合

先日の記事では、上位資格がある会員とその時支払いが多い客とで、(キャビンサービス以外の付帯) サービスにどれだけ差があるか Flying Blue で検証してみました。 会員資格と都度払いの比較:フライングブルーを手に AF に搭乗する場合 - PECHEDENFERのブロ…

FB:ライフタイムプラチナ獲得には好機のはずだが

10月、11月と立て続けに改悪が発表された Flying Blue。しかし一部の人にはとんでもないチャンスが生まれました。 千載一遇のチャンスが到来 2024年11月1日以降、プラチナ (PLT) 会員更新時の XP 繰越に上限 (=300 XP) が設けられます。この改悪は今月にアナ…

会員資格 vs 都度払い:フライングブルーを手に AF に搭乗する場合

その時支払いが多い客と利用実績が良い客とでは、どちらへのサービスを手厚くするか?これはマイレージプログラムを新設、改訂する場合、サービス提供者は丁寧に検討するはずです。サービスの受け手である会員の方が、鈍感なのは考えてみれば不思議です。実…

JAL 新ステイタスプログラム 2月の予想の答え合わせ

2月に2つの記事で JAL の新しいステイタスプログラムに関して、予想を行いました。 JALの新ステイタスプログラムを予想する(その1) - PECHEDENFERのブログ JALの新ステイタスプログラムを予想する(その2) - PECHEDENFERのブログ 自分は自動的に参加する…

JAL 新ステイタスプログラムの詳細発表

JAL の新ステイタスプログラムの詳細が発表されました。 JAL Life Status プログラム - 毎日、そして生涯ずっと一緒に まだ未発表のこともありますが、概形は見えてきました。まず基本事項ですが、 名称:JAL Life Status プログラム 開始時期:2024年1月 参…

羽田空港国際線サクララウンジ・スカイビュー

JAL ダイヤモンド会員を長年継続する方は、羽田空港と成田空港のサクララウンジを利用する機会がないという印象をお持ちでしょう。素直なら JAL の案内通りにファーストクラスラウンジに入りますから。 羽田ターミナル3のサクララウンジだけは、ダイヤモン…

BA エグゼクティブクラブ遠隔利用 tips (3)

新しい動きを取り上げると共に基本のおさらいをします。基本と言っても、いままでこのブログで取り上げたことはない気がします。特典航空券の枠に関する話題です。 会員プログラムを含めて British Airways (BA), Aer Lingus (EI), Vueling (VY), Iberia (IB…

BA エグゼクティブクラブ遠隔利用 tips (2)

本ブログの開始時、British Airways (BA) の会員プログラム Executive Club (EC) を利用する日本人は少なかったようですが、今ではすっかり市民権を得て日本語の情報も増えました。私も散発的に記事を書きますが、遡って整理することは自分自身にも有用です…

XP にまつわる改悪の第2弾

矢継ぎ早に改悪です。来年 4月からスカイチーム以外の提携航空会社運航便の搭乗では、XP(と会員ティアによるマイルボーナス)が得られなくなると、10月下旬に発表されたばかり。 フライングブルーの制度変更:日本の会員には改悪 - PECHEDENFERのブログ そ…

リストラクチュアリング

確かに北米では、COVID 流行以前から料金値上げとサービス低下の兆しはありました。航空会社が提供する周辺サービスの話です。しかしそれが汎世界的になっていることが今では実感できます。以前のように旅行しようとすると、いろいろな壁にぶつかりますから…

フライングブルーの制度変更:日本の会員には改悪

Air FranceーKLMのプログラム、フライングブルーの動きが不審です。9月にも記事にしましたが、マイル獲得、XP 獲得の変更について、予告がウェブサイトに一週間ほど奇妙な形で表示されました。 フライングブルーの XP、マイルの算定法:変更予告 - PECHEDENF…

界隈の人たちが受ける会員サービスとその傾向

飛行機への搭乗が妙に多い人たちがいます。航空会社にとっては良い客で、そうした客は会員ランクを上げて処遇します。するとその顧客は、一見客と同じ航空券を買っても手厚いサービスを受けられます。 界隈にはこうした特別サービスが常態になっている者が集…

BA エグゼクティブクラブ遠隔利用 tips (1)

ブリティッシュエアウエイズ BA のプログラムは、エグゼクティブクラブ。日本語では商人旦那衆の寄り合いですが、丁稚(被雇用ビジネスマン)はおろか、商売とは縁遠い漁師、医師、土師 etc.でも入会できます。 さてこのプログラム、工夫次第で上級会員資格…

BA のゴールド会員維持にかかる費用:COVID 前後(おまけ)

振り返ってみると、パンデミック中にはいろいろなことがありました。イレギュラーなことがずいぶん起き、貴重な体験となっています。ただしイレギュラーなだけあって、後の参考にならない体験ばかりです。そんな中で発生した個人記録を報告します。 系統的に…

BA ゴールド会員維持にかかる費用:COVID 前後

昨年から航空券の値上がりが顕著です。国際線では為替レート変動、燃料サーチャージ増大も加わり、日本の客にはトリプルパンチ。一方で国内線は JAL も ANA も販売方法を変えて、セールで少数の普通席を思い切って安く販売する一方、その他で高い値付けを維…

SAS の救済はエールフランス-KLMが

傾いた経営 COVID 中に経営が傾き、労使交渉がまとまらず、破綻した大手航空会社にスカンジナビア航空(Scandinavian Airlines System, SAS)があります。チャプター11の適用が2022年の7月頃でした。SAS はデンマーク、スウェーデン、ノルウェイの3国にまた…

BA エグゼクティブクラブ:特典航空券に必要な Avios

COVID以前のチャート 必要 Avios はCOVID前と比べると、大きく増大しています。以前は下記の通りでした。BA便の片道に必要な Avios です。 Zone (miles) Economy off-peak Economy peak Premium economy off-peak Premium economy peak Business off-peak Bu…

BA ライフタイム・ゴールドメンバーシップの10周年

ブリティッシュエアウェイズの会員プログラム、エグゼクティブクラブは、2013年9月にライフタイム・ゴールド会員資格を新設しました。公表されたのは 9月9日だと推測されます。 10周年 当時書かれたブログ記事は、今でも読むことができます。 BA Introduces …

フライングブルーの XP、マイルの算定法:変更予告

エールフランス-KLM のプログラム、Flying Blue は、スカイチーム加盟会社と同様に、XP とマイルが得られる「スカイチーム外」提携航空会社があります。 日本航空 (oneworld) カンタス航空 (oneworld) マレーシア航空 (oneworld) コパ航空 (Star Alliance) …