PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

第2ターミナルサテライトJALファーストクラスラウンジ(その2)

シャワーを浴びて、朝から何も食べていないことを思い出したので、食物を探します。

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ダイニングスペースはガラスの壁で隔てられたコーナーにあり、40席あります。40席のホールで一人黙々と昼食をとる...究極の孤食です。

ガラス壁は、光の取り込みもさることながら、遮音性を重視した結果でしょう。食事中は会話が楽しめる一方、一般席の静寂は保たれます。JALらしい気配りです。

 

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中央の花は造花であるのに対し、グラスはSchott Zwiesel、皿はNoritakeの磁器とまずは本格的。このラウンジの客層が何にうるさいかよくわかります。私も普通の食器で食事ができて幸せでした。フォーク、スプーン、ナイフがJALマーク入りの機内用食器なのは、あきらかに盗難防止のため。

 

突き出し系の料理や和菓子を小皿で供しています。こんな風にしてみました。

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JAL特製ヴィッシーソワーズも大変良いものでしたが、凄味があるのは人気のビーフカレー。(写真なし)日本風のカレーライスですが、肉の熱の通し方、味加減の見切りがすばらしく、ばら肉(?)の大きさも適切、塊の量も多いので、高級感があります。有名な洋食屋や老舗ホテルでもこれだけの品はなかなか出せないのではないでしょうか。こんなにおいしいカレーがあるのに、どうしてJGC会員は機嫌悪そうなのでしょうか。

 

JALはこうした一点豪華主義的な楽しみをちょこちょこ用意してくれるので、利用が楽しみになります。今回はJAL利用でなく、申し訳ないのですが。

 

Champagneはコスパ系。NMでは大手メゾンのものが品質も供給量も安定し、しっかりした味にもなっているので、この種のものを選ぶことにコスト以外の要因は考えられません。同じ価格で個性的かつ上質なcrémant が選べるはずですが、Appellation Champagneは外せないのでしょう。

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白はCalifornia rieslingでやや甘口でしたが、この種のワインは自分では絶対に買わないので貴重な体験でした。Champagneと同じ温度で供出できるワインを選んでいる所にコスト意識がうかがわれますが、これは好印象です。

白(と赤:未試飲)は、ボルドーだとかブルゴーニュだとかの「典型」を外していて、面白いのではないでしょうか。飛行機やホテルの「おまかせ」ワインは個性に乏しく、品質は平凡という場合が多いので...。

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