戒厳令下でも特に変わったこともなく、いつものバンコクでした。あっという間に帰る日です。こんな感じの部屋を6時30分に出発しました。
機材変更が無く、絶対にアップグレードはありません。妙な心配も期待もいらない予定調和の世界。カウンターも空いています。成田はどうしてあんなに混むのでしょうか。
この方
と、この方
ともお別れです。すでに予約があるので、またお目にかかれますが...。
キャセイのラウンジが改装工事中ということで、こっちのラウンジを紹介されます。
この24時間営業のラウンジ、Rubyでも入れます。oneworldもサービスが良いのか悪いのかわかりません。
ダイナース・カードでも入れるこのラウンジ、ご存じの通り、大したものはありません。ホテルの無料朝食の方が良かったという結果論。この新聞もホテルでもらったものですし。
トルコの投資環境に関する怪しげな特集を呼んでいるうちに時間。立ち去る間際に見ると、インテリアとその配置は、そこそこ「イケている」のですが...。
このSuvarnabhumi空港のデザイン、大好きです。商業エリアを抜けてゲートに向かうと、下に降りるエスカレータがあります。
降りると天井高が上がるため、とたんに開放的になります。ゲート位置まで歩いていきます。
さらに1階下にゲートごとの待合室があります。入る時に搭乗券がチェックされます。そのフロアは到着階で、フロア中央部が到着客の通路になっています。商業エリアの下までは、ガラスの壁と屋根です。
人の移動距離も小さく、わかりやすい構造なのに、広々しています。現在はそうなっていませんが、乗継ぎ客がゲートからゲートへ直接移動する運用も、セキュリティの装置一式を設置すれば可能です。
外から見ると屋根がどことなくタイ風だし、中に入ればタイの臭いだし、言うことありません。足りないのはoneworldのラウンジぐらいでしょうか。
CX利用ではバンコクは遠く、朝9時台のCX708でも、NRT到着は20時台。ドアからドアまでだと13時間以上かかります。7時にホテルを出て、家に着くのが22時半と、完全に移動日。これが直行便だと10時間ぐらいで済むので、他に何かできます。
搭乗マイルや搭乗回数を稼ぐという、邪な目的(?)を持たない旅行者にとっては大きな差です。価格を下げるか、実利的なオマケを付けないと競争になりません。サービスが良いぐらいでは逆転は不可能です。
香港は都市の魅力はともかく、「後背地を失った」ので、到着地にする客はバンコクより少ないでしょう。キャセイにとって顧客囲込みは必須だろうと思います。数か月前、年間50万円以上利用する法人のための優遇措置を発表しました。年間50万円は個人客レベル、マルコポーロのゴールド会員レベルです。こんな「小口」法人を相手に商品開発するなんて、マメすぎます。
こういう発想があるなら、ビジネス乗継往復(4搭乗)を年間2回以上行う個人は、上顧客でしょうね。他社FFP会員でも大切に扱われるわけです。搭乗の度に、やたら特別扱いされている気になり、奇妙だったのですが、すべては数字。勘違いでも、不思議でもなかったのですね。
航空券の値段までキャビンでわかるようだったら、待遇が違っていたでしょうが...。
国土の各地に観光地が点在し、各種ビジネス需要も大きいタイ、マレーシア、インドネシアは、ほとんどの場合到着地。TG, MH, GAはFFP会員にそこまで「媚を売る」必要はないかもしれません。と、ここまで至った所でゲートに到着。長くなってきたので2つに分けます。