ここのところビジネスクラスの搭乗が続きますが、ビジネスだからといって楽ちんとは限りません。その好例と見なされるCX566。(搭乗経験はありませんが、CX524も多分良い例。)
香港時間での記録は、
1:20 搭乗開始
1:40 ドアクローズ
1:58 プッシュバック
2:10 離陸
(この間が給食サービス)
3:05 消灯
(この間が睡眠可能時間)
4:30 キャビン点灯
5:06 着陸
でした。やはり中華系なので食事の時間はしっかりとってあり、キャビンは明るいのでした。
CXのHKG発の便のため、乗継客が多く、待合の時点で皆さん元気がありません。それで1時に搭乗、3時まで飯、1時間半から2時間の睡眠、たたき起こされて機外へ。しかもシートは、リクライニングだけのリージョナル。何の修行?という感じです。
エコノミーの方がクルー密度が低く、足音で睡眠を妨げられないし、食事が早く終わります。ビジネスの方が厳しい旅だと思います。香港人の足音は大きい気がします。
この便のエコノミーは、「エコ得スペシャルウルトラ弾丸」0泊2日用の特殊運賃で使われることを思い出しました。CX566かCX524を使って日本に戻る必要があるはずです。CX566は、そういう旅の超人向けの仕様だったのでした。
常識的な「夜」の時間に到着したHKG。昼間と異なる雰囲気があります。5時間の乗継時間。どこで時間をつぶしても大して変わりません。せっかくだから空港を散歩してThe Wingに。
フランス語圏でもないのに、Le MondeとLe Figaroがいつもあります。すばらしいことです。
眼下には、CXのエリート路線、LHR便を待つ「元気な」乗客が。
ポンド紙幣が散らかっているようなことはありません。放送で搭乗案内があると、案の定、すごい行列ができました。列が落ち着くまで、そのまま座って待つ人が少ないのですね。「列を作るのが好きな連中」とまで揶揄される所以です。イギリス人。
飽きてきたので、私も34番ゲートに向かいます。出国口は閉鎖されています。HKIAと言えども、出入国は24時間営業ではありません。
深夜にもかかわらず、昼間と同様の人ゴミが形成されています。全体的に重心が床に近くなっています。
34番ゲートにも人が大勢いますが、なぜか近隣の人たちが多く、この方々は元気。護照と大書、7つの小さい字からなる一行が入っているパスポートの持ち主たちです。
A330ですから、機内は2-2-2のシート配置。満席でした。
今回は夜寝ることを考え、真ん中の列。必然的に通路側。隣は香港パスポートを持つ若い女性でした。アニメをずっと見ていたので、日本観光でしょう。
KIXは近いですね。1,500 milesしかありません。これは睡眠時間が短いことを意味するので、決してうれしくありません。
英語で挨拶してきたSPは、中村玉緒に瓜二つの日本人。名簿を見直し、謝罪してから日本語で改めて挨拶がありました。この挨拶のパターンには良く出会います。よく考えてみれば、どこか変です。
この方、日本語をしゃべる時は、英語の時よりも周波数が500 Hzほど高くなります。声以外は、中途半端に落ち着いた雰囲気まで中村玉緒に似ています。
ISMも挨拶に来ました。"Mr. xxx, Nice to meet you."だけ。出不精なISMでした。
機内食は朝飯のようなものが出ます。
framboises, bleuets(myrtilles?), fraisesにミントの葉が添えてある鉢は、気に入りました。昼間でも、のびた蕎麦を出すぐらいなら、このベリーミックス(ミックスベリー?)を出して欲しいと思います。フランスやドイツでは自生していますが、東南アジアでは貴重。ケーキはベリーソースとベリーが重なります。「食べる元気がある人は食べて」というところでしょう。人によっては、危険な夜の誘惑。
オレンジジュースは3杯もらいました。ブドウ果汁ほどではないものの、オレンジ果汁もカロリー高めですね。
あまり一般的ではない、寝る前の一杯。
本格的な眠りに落ちましたが、1時間半では絶対的に時間不足。気分も晴れません。久しぶりに来た関空の印象まで悪くなってしまいます。
CXは関空で夜を明かすCXの機材は2つもあるのですね。CX566は、3つ目の機材としてかわいく並んで駐機しました。
関空のターミナルは、今となってはやや時代遅れの感じがします。renovationが必要ですね。