PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

CX798:CGK-HKG ビジネス

Soekarno Hatta AirportのTerminal 2。CXのカウンターは、チェックインホール左側はずれ近くに並びます。「まだ開いていないなぁ」とさらに左手を見ると、航空会社共通のPRIORITY CHECK INという入口があります。いつの間にかこんなものが出来ていました。NH, CX, OZ, AF, BR, EK, KL, LH, PA, QR, SQ, TKなどが利用します。

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まさに建物の端です。パネルが凝っています。

 

チェックインはビジネスクラスとファーストクラスで部屋が異なり、ビジネスではカウンターを挟んで客と係員が対座して手続きを行います。ファーストは客が座っているところに係員が足を運び、手続きを行います。すばやく済みます。そこを出るとすぐに出国手続きのカウンターがあります。官吏は1名。並んでいないので、これもすぐ済みます。続きの間はPremium Loungeの中です。このラウンジを使って出発を待っていても良いし、ここを出てすぐ左手にあるPura Indah Loungeで待っていても構いません。

 さしあたって2つのラウンジの差は

・Premium Loungeにはビンタンビールがあり、Pura Indahにはアルコールが無い

・Premium Loungeには窓が無く、Pura Indahのビジネスラウンジには窓がある

・ウェブはPremium LoungeのものがPura Indahでも使える

と言ったところでしょうか。深夜のためか、ともに空いていました。どちらも、訪問のために早めに空港に行くほどのラウンジではありません。

 

さてこのCX798便は、定刻が0:10発、5:55着です。時差1時間なので、ほぼ5時間の旅程。CGKのTerminal 2ではセキュリティチェックは、ゲートの手前で行います。免税店を含むショッピングゾーンも、ラウンジもその外になります。D5ゲート、23:30搭乗開始という指示に従います。

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人影がなく不安になりますが、ゲートは間違っていません。

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待合室に着いて、しばらくして搭乗が始まりました。座席は11K。先頭窓側です。2-2-2の配列が7列あります。

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はっきり言って空いています。このキャビン、数を数えたら8人しかいません。42席もあります。どうして採算が取れるのか不思議です。

 

一応Champagneをもらいます。これはいつものBillecart-Salmonに違いありません。

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飛行時間4時間36分と告げられ、23:56には扉が閉められます。予定より15分ほど早い出発です。23:59には機体が動き始めますが、離陸したのは0:23です。当然消灯、キャビンは真っ暗に。

 しかし10分もしないうちに再び照明がつきます。が、この10分の間にすっかり睡眠モードになった客が多かったはず。再点灯の後、すぐに夕食をとるかとらないかクルーが訊きに来ましたが、寝ていて答えられない客が半分はいたのではないかと思います。

 

私はワインの入れ替えを見つけたので、少しテンションが上がります。

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3月にCXの利用時から、オセアニア枠の2つが替わりました。このリストの白ワインと赤ワインは以下のとおり。

(1) Chanson Réserve du Bastion Viré-Clessé 2013

(2) Babich Marlborough Sauvignon Blanc 2014

(3) Bandelion Vineyards Lionheart of the Barossa Shiraz 2013

(4) Château Cantelaudette Cuvée Prestige Graves de Vayres 2011

先日機内用のワインのことを書いた勢いから、「柄にも合わず」&「深夜にもかかわらず」まじめにテースティングをしてしまいました。

実は周囲が静かで暗いので、ワイン・テースティングには良い環境でした。真っ暗なキャビンで一箇所だけ読書灯で照らされ、そこで黙々とワインテースティングを行っている姿は、はっきり言ってあほです。

 

素人ノートは省略しますが、(3)のAustraliaの赤は開けた瞬間、赤ワインには珍しく、柑橘系のアロマがありました。グラスの中でだんだん香りが変わり、30分もするとチョコレートとカラメルのようないぶした香りが支配的になってきます。手軽に面白い体験が出来ます。

 (2)のNew ZealandのSauvignon Blancも先代のSpy Valleyの一途さはなく、微妙なニュアンスに富んでいます。これも面白いワインです。

 

深夜なのに、Côtelettes d'agneauなぞ頼んでしまいました。

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脂の割にあっさりしていたので、これはShirazの方が良いでしょうか。ベリーミックスでは、fraisesはともかく、myrtilles(blueberry?)とframboisesは北米の冷凍品のようです。Mentheは分かりません。深夜の食事をゆっくり楽しんでいたら、1:30になっていました。

 オマケにアンケートを頼まれます。

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往路、復路で同じ人間がやるのは問題ありですが、他の客は全員就寝中。仕方がありません。

 

なんだかんだで終わったのは2:00。私も強い意志の元、寝ます。

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機長の放送+照明でたたき起こされたのが、4:30。すでに機体はかなり降下しています。すぐシートベルト着用のサインが点灯、クルーが確認に忙しく周ります。

 

ISMはかなり若い女性でした。挨拶には来たのですが、他に何をしていたのか分かりません。代わりに他のクルーの動きが大変良いチームでした。客ともかなり会話するし、チームで自然と補償するものなのですね。

 

こういうフライトスケジュールではいつもそうですが、起床後、慌しく着陸準備をするのですぐ活動モードになります。身体に良いのか悪いのかわかりません。結局60番ゲートに到着。HKIAも6時前、まだ本格的な活動からは程遠い状態でした。