PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

CI109:NRT-TPE エコノミー

これは成田21:20発、台北0:15着の便。成田で夜明かしさせる機材を、旅客を乗せてNRT-TPE間を一往復させます。季節営業の便です。昨年10月にも同じ運用の便を利用したのですが、その時は便名が違いました。

 

ターミナル2、圧倒的に目立っていたのはこの方。

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ここは首都の国際空港。何なのでしょうね。日本。

 

展示自動車は、マツダロードスターでした。

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チェックインはHカウンター。Sky Priorityのおかげで、あっけなく済みます。遅延を伝えられます。22:15発とのこと。おそらく桃園空港の工事のためでしょう。セキュリティを通ろうとすると、fast trackへ行けと案内されました。このターミナル2のファストトラック、表示の上では、相変わらずビジネスクラス・ファーストクラスの利用者とoneworldの上級会員が通れるとありますが、SkyTeam Elite Plus会員も利用できることがわかりました。これは朗報。

 

遅延により時間が出来たので、いつもの中華航空ラウンジへ。

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何となしに、フレームに入れてしまう等身大従業員像案内。すっかりイメージ戦略にはまっているような...。

 ホノルル便(CI18)の出発直前につき、かなり混んでいます。20:10に搭乗が開始すると放送で予告され、その時間になるとさらに案内がありました。どの航空会社もHNL便の旅客には手取り足取り。確かに三世代旅行と思しきグループがいくつもいました。

 

20:20になるとだいぶ人数が減りましたが、極端に静かになることはありません。かといって騒がしいわけではなく、成田ー台北便は庶民的な感じがします。

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どこかが悪いわけではありませんが、このラウンジで2時間も過ごすのは、少し刺激が足りません。

 そういえばカップ麺とコンビニ風おにぎりを免税店のビニール袋に入るだけ入れている男がいました。こんな化学調味料、保存料だらけの食品をわざわざ持ち出す者の気が知れません。こういう手合いはLAXのFlagship Loungeにもいました。その時は清涼飲料水のボトルを出来るだけ持ち出そうとしていた女でしたが、これも常人の理解を超えています。原価がただみたいな砂糖水を、重い思いをして運ぶのは何故?

 

出発時間が遅くなり、QRのDoha行が繰り上がったため、本日のターミナル2の最終便になったようです。

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結局21:55ごろ搭乗開始、22:24にドアクローズ、22:43に離陸でした。さすがに滑走路が空いています。

 

2-4-2のシート配置のA330-300でした。

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後方確認ミラーは付いていません。あれを使う人はいるのでしょうか。

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今回は隣席ブロックされていました。搭乗最中にクルーが確認に来たので間違いありません。隣席ブロック自体は珍しくありませんが、勝手に客が移動してこのシートに座らないよう、少し工夫がされていました。かなり気を使ってもらっています。またTPE発ではあるパターンが不自然に続き、全く別の気遣いがされているような気がします。

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エコノミーのキャビンはほぼ満席。私の隣以外は空いていませんでした。この深夜便意外と人気です。降機時に覗いてみると、ビジネスクラスには空き席がかなりありました。

 

またIFEの多言語対応の状況もかなり良好です。

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今回は夜遅かったので利用しませんでしたが、日本語はもとより、台湾語ヒンドゥー、タイ、独仏伊西の番組もあります。SQに近いレベルです。

 

機内食も地味に食材に金がかかっています。

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「牛肉ご飯か、豚肉ご飯」で「牛肉ご飯」を選んだところ、焼肉が3切れ、台湾の米の上に乗っていました。機内食は台湾で搭載したものを成田発でも使っているようです。消費燃料を考えても、原価が安いためでしょう。ねぎ、ブロッコリー、人参と色合いを考え、少し種類が多いことも指摘できます。なおワインは酸がしっかりしたシシリア産IGT。アロマと酸の感じから、Sangioveseを使っているように思えましたが、よくわかりません。いずれにせよ、他の航空会社のエコノミークラスより良く選んだワインを出します。どうでも良いのですが、プラスティックの食器の色は機体の外装に合わせてあります。

 

CIは長所が理解されていない気がします。サービスの良さをわかってもらえるにはどうすればよいのか、さまざまな角度からアンケートを行い、少し工夫をすればよいのにといつも思います。

 

この辺を飛んでいることには、食事のサービスは終了しました。

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エコノミーのキャビンは少し暗くなります。ビジネスクラスは、昨年10月と同様、明るいままでした。カーテンの隙間から光がこぼれて来ています。

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客はほとんど台湾人のようでした。キャビンは大変静か。日本に来る台湾人の振る舞いは、欧州で見かける大陸人とは全く違います。それに加えて、隣席が空だったので楽チンでした。

 

SkyTeam Elite Plusということで、明文化されないサービスが加わることが多く、まずまずです。日本では良く知られるとおり、クレジットカードに付帯される程度の資格ですが、CIは地味に気を使ってくれるので悪くありません。

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台湾時間の0:12に降下開始。30分ほどかけて降下、着陸します。

 

もう1:00。見渡す限り生命体が視界に入らない桃園空港の桟橋でした。

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