スカイチーム・エリートプラス会員は、スカイチーム各社のエコノミークラスを利用しても、座席について優先されます。ただし明文化されているルールは少なく、普通はそれに加えていろいろな配慮がなされます。航空会社によっても、出発する国によってもその配慮の形は違ってきます。
成田発の中華航空便ではいつも何かしらの配慮があり、先日の搭乗では空き席一つのキャビンでの隣席ブロックでした。
台北発の場合は、今まで良く分かりませんでした。第一、最後方キャビンに詰め込まれることが多いのです。チェックイン時に地上係員は目を皿のようにして、「適当な」席を探してくれているので、絶対何か考えています。が、形に表れません。今回は上の写真のとおり、最後列通路側でした。キャビンは満席になりました。普通は席指定も出来るし、上級会員にこんな後ろは考えられません。
今年に入って台北に3度行っているのですが、台北発の時はいつもこんな感じとなります。しかし本搭乗で、あるパターンが3回とも現れていたことに気がつきました。それで台湾の地上スタッフが何を考えているのかわかりました。
驚きの「サービス」ですが、間違いありません。さすが中華文化です。奥深いと言うか、現代の日本ではありえません。
具体的にどんな配慮なのか、公表するには無理があるので止めます。スカイチーム・エリートプラス会員になって、台北からCIに搭乗すれば体験できるはずで、TPE発便を数回利用すれば、何であるか気付くと思います。
もっとも実は広く知られる「上級会員特典」で、私が知らないだけかもしれません。
ちなみに成田-台北間では、スカイチーム・エリートプラス会員の搭乗は少ないようです。日本ではデルタ・スカイマイル・アメリカンエキスプレス・ゴールドカードで、この会員資格を持っている人がかなりいるはずなので、やや意外な気がします。デルタの会員は、あまり中華航空を利用しないのでしょうか。