Air Franceのマイレージプログラム、Flying Blueからのメールで知りました。8月28日に配信されています。さまざまなプロモーションのお知らせです。
左はマイルを無料航空券に交換する時のプロモーション。-25%, -50%で無料航空券に変えられるという月替わりの要チェック項目ですが、問題は右側。
Accorhotels Le ClubとFlying Blueは、Starwood Preferred GuestとSkyMilesのような「緊密な提携」をしていますが、今そのことは関係ありません。Accorhotelsに宿泊すると、30,000 milesまでマイルが余分に獲得できるという内容です。詳細を知りたかったのでPlus d'infosをクリックすると、Flying Blueの英語のページにリンクしていました。
・2015年8月28日から10月15日の予約が該当
・2015年8月28日から10月15日の宿泊が該当
・最大でLe Clubの60,000ポイントを獲得
・Flying Blueに自動変換されるポイント
・対象ホテルとして、Sofitel, Pullman, Mercure, MGallery, Novotel, Suite Novotel, ibis Styles, Adagio, Adagio Accessを提示
という内容が読みとれます。どういうメカニズムで60,000ポイントになるのか、まだわかりません。そこでこのページの下にあった、Book Nowのリンクをクリックすると、Accorhotels Le Clubのサイトが現れます。なぜかイタリア語です。
書いてある内容に新しい情報は加わりません。英語版と同じ内容なのですが、こちらには販売条件のリンクがあります。クリックすると、
"L'offerta permette ai soci Le Club AccorHotels, indipendentemente dal loro livello, di beneficiare di 1000 punti dal 1° al 5° soggiorno, 2.000 punti dal 6° al 10° soggiorno, 3.000 punti dal 11° al 15° soggiorno, 4.000 punti dal 16° al 20° soggiorno, 5.000 punti dal 21° al 22° soggiorno."
という記述が見つかりました。つまり
1滞在から5滞在目で、1滞在あたり1,000 pts
6滞在から10滞在目で、1滞在あたり2,000 pts
11滞在から15滞在目で、1滞在あたり3,000 pts
16滞在から20滞在目で、1滞在あたり4,000 pts
21滞在から22滞在目で、1滞在あたり5,000 pts
余計にLe Clubのポイントがもらえるということでした。Flying Blueのアワードマイル(Miles-Prime)に変換されるとこの数値は半分になります。ちなみにアカウントにあるポイントは、4,000 ptsごとに移行できます。
この「言語の乱れ」は何なのでしょうね。Flying Blueで説明を追ってリンクを辿ると、普段から英語仏語が乱れて出てきますが、イタリア語に接続されるとは初めての展開です。国際的なサービスチェーンの職場では各従業員が複数の言語を操るので、少し手を抜くとあらぬ所にリンクを貼ってしまうことは理解できますが、個人レベルで複数言語に付き合うのがつらいのはヨーロッパ人でも同じ。理解できる言語を勝手に探せということですかね。少し雑です。
Flying Blueの30,000 milesのために22滞在は大変。しかも可能性が高い5滞在までは、1滞在あたり500 miles余分にもらえるだけだし、そのためには現在アカウントにあるLe ClubのポイントもFlying Blueを含む何かに移行する必要があるし、10月15日までの期間に行う旅行では宿泊予約済だし、これは見逃しかと思いました。
しかし、もし今からLe Clubに入会するとか、あまりポイントが貯まっていないとかいう場合、Le Clubの上級会員を狙うには悪くない気がします。というのも
3滞在で通常pointsに加え、+3,000 ptsプラス、Silver会員確定(基準2,500 pts)
8滞在で通常pointsに加え、+11,000 ptsプラス、Gold会員確定(基準10,000 pts)
14滞在で通常pointsに加え、+27,000 ptsプラス、Platinum会員確定(基準25,000 pts)
だからです。上級会員のためのポイントの積算は、(votre carte est valable 1 an à compter du changement de votre statutという記述どおりだと、新しい会員資格になった時から)一年で行われます。これに宿泊料金に由来する通常のポイントが加わるので、おそらく2滞在4~5泊でSilver、7滞在7泊でGold会員になれるでしょう。 このプロモーションだけのためにLe ClubとFlying Blueに入会しても良いと思います。
Silverでもバーでの無料ドリンクが付きますし、Gold以上だとルームアップグレードがあります。
私にはAccorhotelsの会員資格の更新が良くわかりません。この仏語は「あなたのカードは会員資格が変わった時から数えて1年(間)有効」という意味で、更新についてははっきり述べていません。最初に資格に到達するのは、1年間のポイントか宿泊数。それで資格の有効期間が1年間ならば、資格の有効期間内にポイントか宿泊数が基準に達したら資格更新となりそうです。しかし私の経験する限り、実際の運用はかなり緩めです。
Accorhotelsは盛んにプロモーションを行います。うまく拾えば年間10泊~15泊程度でPlatinum会員になれます。ついでに今年のポイント履歴をチェックしたのですが、10滞在12泊で36,947 pts積算されています。1滞在2泊がまだカウントされておらず、これもボーナスポイント付き(確か+5,000 pts)です。
(9月4日追記) この5,734 ptsも加算されました。いつまでも加算されなかったので、専用ページから、Invoiceのファイルを添付して請求、3日後に連絡メールを受け取りました。この段階での対応は早いのですが、ポイント加算を怠けているホテルが良くあるので要注意です。またこの時点の請求では、Invoiceが必要です。
5月のキャンペーンは結局すべて利用でき、10,000 pts余分に加算されました。これは200 EURの宿泊料金として使えます。Accorhotelsのキャンペーンは強力です。
ホテルブランドや滞在都市で大きく変わりますが、私の場合1泊1万円ぐらいでしょう。さらにケチに徹するとか、プロモーションに合わせて旅行計画を立てるぐらいだと、5~6万円の宿泊でPlatinum会員になれるのではないでしょうか。
2014年末には、今回と同様の「FFP標的型プロモーション」をAir Canada, Aeroplanを対象に行っていました。1滞在10,000 ptsと大判振舞いだったので、また年末に何かやらないかなと期待していたのですが、今の時期に似た形のプロモーション。もう今年は期待できないでしょうね。
なお、このプロモーションを利用する場合、次のような条件があります。
・対象宿泊施設は上に述べたホテルだけ。
・中国の宿泊施設は対象外。
・予めLe ClubのアカウントでポイントをFlying Blueのマイルに自動変換する設定が必要。
・つまりその時点で、Flying Blueのアカウント番号が必要。
・このプロモーション利用時には、本来積算されるポイントはClassic(平会員)のもの。
・1泊でも1滞在。同一施設の連続の宿泊は1滞在。(部屋の数、予約の数は関係なし)
・accorhotels.com、各ホテルブランドのサイト、AccoHotelsの中央予約センターを通じた予約のみが有効。
・予約時にLe Clubの会員番号を伝えること、チェックイン時の会員カード提示が必要。
・Flying Blueとのダブル積算は不可。
・数に限りあり。
・他のプロモーションとの重複は不可。
日本ではMercureが銀座、札幌、那覇、成田、名古屋、横須賀、Novotelが札幌、甲子園、Ibis Styleが札幌、京都にあったと思います。国内旅行でもこのキャンペーンは使えます。