週7便というLJU-CDG便。乗務員はHOP!かRégionalの社員です。temps d'indisponibilitéという言い訳を使い、安全規定以上に労働時間を削減させる手は通用しないでしょう。CDGから飛んできた機材の復路でその日２度目の乗務でしょうね。機材の整備は１時間強。出発前のブリーフィングもあるので、休憩時間はほとんど無いはずです。飛行時間は片道１時間半だから合計5~６時間の連続勤務。昼休みすらありませんが、1日の労働としてはちょうど良い程度でしょうか。
搭乗橋は、乗客が降りた時からそのまま接続されています。EMB170です。
この空港は小さいのですが、設備は古くありません。搭乗橋の構造からも伺えます。
12:15定刻のこの便。11:55に搭乗が開始しました。搭乗ゲートで赤ランプ。upgradeでした。席は6Fから２Cになりました。２－２の配置で前２列がビジネスクラス。
ナーローボディ機らしく、操縦室が時々見えます。
窓の外はAdria Airways。日本で見ることはないので新鮮です。
EMB170ってこんなに人が乗るの？というぐらいの数が乗ってきます。満席のようでした。
12:00にドアクローズ。パリは15℃、曇り、飛行時間が1時間30分という機長から情報提供があります。12:24に離陸。
1C, 1Fのシートの前の壁には、こんな板が貼り付けてあります。
今日のクッションはこんなデザイン。
フライト時間90分ですから、配るものはどんどん配ります。機内食とパンが来ます。その後に忘れていたのか、袋入りの布製おしぼりが来ます。
明らかにパリで積んできたものです。微妙に違いはあるものの、本質的にはいつも同じですかね。メニューが一応トレイに載っていて、それを見ると
Boeuf farci aux légume grillés
Mini pleurotes sautés, salade de lentilles aux légumes
Fromage
Chou garni à la vanille, tartelette framboise macaron
とあります。tarteをtarteletteとしてしまえばどこまでも小さくできるし、チョコレートのかけらも人工的な形ならfriandiseにできるし、フランス語は便利です。チーズの種類を書かないのは、日本で見かける「本日の市場から」と同じ理由からでしょう。
コールドドリンクが次に来ます。機内食の片付けの後、コーヒーか紅茶。
Air Franceに食器（機内食のプラスティックのトレイなども）を下ろしているMassaudというデザイン会社（+製作？）のもの。コーヒー自体はインスタント。エコノミークラス用の紙コップ一体化ネスカフェの開封、中身を移し変えて、お湯を入れるという手はずです。
13:05に機長からの情報提供。「現在、Mulhouse付近」などとありましたが、13:14には降下を始めました。降下を始める時は、予告がある場合とない場合がありますが、多分に機長の趣味です。この機長は、13:24に「降下開始。パリ、気温16℃、曇り。着陸14時」と放送していました。
13:45にはシートベルト着用サイン。13:55に着陸です。空港が近いのに高度が結構高く、大丈夫かなと思っていたら、なかなか着地しません。西から南側の滑走路に入ったのですが、第１ターミナルを過ぎ、第２ターミナルを次々通過するあたりで少々不安になりますが、2Eの中央部あたりを通過している時に着地。利用ターミナルは2Gなので、これなら早く着きます。確かにすばやく駐機場に向かうには、着地点をなるべく遠くとり、タキシングを少なくするのが正解ですが、小型機の着陸は、いつもこんな感じでしょうか。私は、パイロットの「技」を感じてしまったのですが。
2Gですから、歩いてターミナルビルに向かいます。とても良い天気のパリ。
