PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

2015年ブログの反省

なんとか2015年を通して続けられましたが、満足からほど遠い結果です。ブログ執筆は、1日1膳ならぬ1日1記事が基本のようで、実際多くの方が実践されています。私の場合365日で210程度。1週間に4記事のペースです。これが第一の問題。

 メディアとしての性質を考えると自己満足で良いわけですが、度が過ぎるとサイバースペースの鼻つまみ者になります。バロメーターのひとつは、説明不足な箇所。私の場合も後日、自分で再読してわかりにくいところが散見されるので、もう少し努力が必要です。これが第二の問題。

 要するに量も質もイマイチなので、もう少し書かないといけません。このブログは日本語を書く練習のために始めたのですから、少し効果が見えてくるまでは続けるのが自然です。

 

面白い現象もありました。

 

このブログ、航空旅行を軸に、

搭乗記、マイレージプログラム、航空会社の状況、航空券と路線、関連サービス、関連商品、空港、空港アクセス、空港近接ホテル

などについて雑駁な事柄を取り上げています。一方でソースは、

体験、メール、航空会社のサイト、ヨーロッパのメディア

などです。しかし多少なりとも反響があった記事は、

ワンワールドの安い航空券、日帰りアジア、旅行先の法律、JAL

でした。ワンワールドの航空券を除くと、傍流の記事が目立ちます。確かにAF, LH, BAの経営状況やら、インド洋の航空事情なんて、多くの日本人には関心が無いわけで、それこそ自己満足に過ぎません。

 それでは、「日本向け」に書けばPVが上がるかというと、そうはならないと思います。その方面の記事は多くの方がわかりやすく取り上げています。私の入り込む余地はありません。この辺がなかなか難しいところです。「ニッチな存在」が珍しく一般的な主題を取り上げたことが原因かもしれません。

 

旅先での法律が3部作になったのは、一記事にまとめるには多すぎたためです。Facebookでシェアされたり、まとめブログ行きしていますが、こんなものは規格外ネタの処分品。わからないものです。

 気付いた方も居ると思いますが、世界中の「奇妙な」法律が下地です。すでに多数のサイトがあり、年々増えているので、(1) 旅行者と言う立場、(2) 現地語と現地文化に沿って取り上げることの2点を切り口にしました。そこには現地の習慣や常識から生まれた規制が、多く含まれます。また法律ですから、原語がわからないと詳しくは理解できません。なじみある文化圏+なじみある言葉の範囲でしか、納得できる内容が書けません。

 実はイギリス並みに愉快な法律・規則がたくさんある国があります。記事にする誘惑にかられたのですが、その国の言語はさすがに無理。諦めました。

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これは風景写真。

 

この3部作で気が付いたことがあります。フランス語は規則を記述するのに、妙に性能がよいということです。国連共通語、外交言語としてのフランス語の地位は、その特異な性質にあることがよく理解できました。そして数学を見事に形式化して、後世の人間を苦しめ続けている偉大な数学者たちの多くがフランス人であることも。

 多言語で同様のテーマを比較、丹念に分析してみて初めて実感できました。貴重な経験をした気分です。こんな無意味なこと普通しませんから。誰も。

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この警告ぐらいだと差がつきません。それはともかくwegenには2格(Genitiv)の方が格好良いというのは、外国人の勝手な思いでしょうか。