A380のファーストクラスは、ハード的には一番恵まれている組合せ。そのため標準的に書こうと思っていましたが、やはり関心の低いことは忘れています。書き損ねた部分をまとめます。
まずArmaniのアメニティキット。機内で配られたのはこれだけです。パジャマ、スリッパの類はありません。
内部は、寝るための、靴下、アイマスク、耳栓、リップバームが入った「バッグインバッグ」。
呼吸器の乾燥防止も必要なはずですが、日本人女性の間でかなり流行しているマスクは標準装備とはなっていません。早く重要性に気が付いた航空会社が勝ちだと思います。
その他は、オードトワレ、スキンクリームなど、おなじみの化粧品アイテム。
ビジネスクラスの試供品のようなミニチュアボトルとは異なり、普通に化粧品らしい外観です。機内では、使う暇がありませんでした。
ファーストクラスチェックインでもらえる荷物タグ。プラスティック製ですが厚手のタグです。
ビジネスクラスは紙製。この程度の差は合理的でしょうか。再利用できるほど立派ですが、リサイクルを実践するため、ファーストクラスに搭乗するほどエコロジー派ではありません。
今回初めて利用したQRの機内販売。この機内販売のビニール袋は、時々日本でも見かけます。これはキャビン別にはなっていません。
ワインリストは、一昨年搭乗した時のビジネスクラスよりやや簡素な冊子になっていました。
それでもグラビア誌より、はるかに厚手の紙を使っています。機内備え付けの安全のしおりのような紙です。貴腐ワインの絶対無二の存在が光臨し、Vintage Portは肩身が狭くなったのか、消えました。後任はDowの10年。このポートはpremium loungeにもありました。(もちろんYquemはキャビンだけ。こんなものをLoungeにおいてあったら、センスを疑います。)
なおQatar航空は、10,000 feets以上の高度で利用できる機内Wifiサービスを行っています。もちろんファーストクラスでは無料でした。折りたたむと名刺大になるヴァウチャーがもらえます。裏面にコードが記載されています。
La panoplie de passengerはこんなところです。
機内洗面所の紹介がまだでした。平面図中、赤で囲った部分がトイレの個室部分です。トイレマークの示す場所ではありません。男女別に分かれているわけではありませんが、ファーストのキャビンでは機内中央から男女に分けるという運用を積極的に行っているようですから、それに準じて利用するのがマナーでしょう。
奥行きがあるスペースです。
左側が洗面台、右側がトイレとソファーで、搭乗客を介抱しなくてはならなくなった場合、ベッドとして機能します。
この個室に入ると、最初に壁のバラが目に付くはずです。奥には、ハンガーとコートを掛けるのに十分なスペースが確保されています。
フラグランス、化粧水、おしろい、界面活性剤は、こんな感じです。
旧Doha国際空港のビジネスラウンジでもそうだったのですが、手洗いの後はタオルで拭います。
引き出しを開けると、使い捨てのアメニティが現れる次第です。
なおソファー奥には蘭の花が。この場所を臨時のベッドとして利用、介抱される時は頭が花のすぐ近くに来るはずです。この蘭は、臭いを気にならない品種なのかどうか、そこまでチェックするほど意地悪ではありません。