東京-シンガポール便は、往路が8時間、帰路が7時間です。昼便と夜便がそれぞれの良さを発揮できる距離です。昼便の搭乗客なら、機内で何をするか、事前に考えるのではないでしょうか。これだけの時間、家に籠もってビデオ三昧すると、翌日友達・同僚・親に報告できるレベルです。3本は楽勝です。まず航空旅行=映画というコンセプトで、まずこの路線を考えてみます。
この路線には、シンガポール航空というエリート中のエリートが控えています。サービス全般はあまり趣味に合いませんが、IFEが圧倒的に充実していることは否定できません。
SQは羽田と成田をあわせて毎日5往復していますが、そのうち昼便は、東京発
SQ631 (B777-200) HND 850 → SIN1525
SQ637 (B777-300ER) NRT1105 → SIN1745
SQ633 (B777-300ER) HND1640 → SIN2320
SQ632 (B777-300ER) SIN 805 → HND1535
SQ12 (A380-800) SIN 920 → NRT1705
SQ634 (B777-300) SIN1405 → HND2140
です。やはり機材は新しい方がいいかなと言うことで、B777-300ERとかA380-800を選ぶのが良さそうです。それでも往路(SQ637, SQ633)復路(SQ12, SQ634)とも2便ずつ選べます。
値段の方はどうでしょうか。来週週末の料金を調べてみました。8日後の出発ですから直前の購入です。するとEconomy Flexi(予約クラス Y/B/E)とEconomy Flexi Saver(予約クラス M/H)の席がありました。往路はSQ637
帰路はSQ12
で良いかなと判断しました。東京-シンガポール往復は、60,790 JPY(税・サーチャージ込み)、しかも機材はB777-300ERとA380-800。SQはイメージに反して、安いのでした。
スクートで同一日程を調べると、47,140 JPY。受託手荷物20 kg、機内食をつけると59,740 JPYですからね。さらに機内エンターテイメントを付けると、11 USDかかります。器材(タブレット、携帯など)は持込。
「これは買いだわ」と予約を進めると、座席指定の画面で、空席がほとんど残っていません。窓側ならとれます。また非常口席(+4,500 JPYぐらい)は通路側窓側どちらでも取れます。こういう場合、普段なら非常口席を押さえたでしょう。70,000 JPYでも高くありませんから。しかし今回は機内映画が目的。通常のモニターでないとブログを書く際に困ると判断、泣く泣く予約を諦めました。
このままでは退けません。日を変えて再度挑みますが、今のところいつになるかは未定です。
ところでSQのエコノミーには、この下にEconomy Saver(予約クラス N)とEconomy Super Saver(予約クラス V/K)という区分がありますが、これはいつも買えるわけではありません。積算マイルとの関係では、トルコ航空、エジプト航空、エーゲ航空ともに、
Economy FlexiとEconomy Flexi Saverは、100%
加算されます。Economy SaverとEconomy Super Saverは、0%の可能性が高いと思います。Economy Flexi Saverだと、確か4,000 JPYで予約の変更ができたはずなので、かなりお得な運賃なのです。スターアライアンスゴールドの維持もあるし、このクラスで良いのではないかと思います。
さて、SQのサイトでは「機内エンターテーメント」の内容が紹介されています。
トップページから、Flying with us>Moviesで調べられます。日本語で通そうと思ったのですが、映画を選択するといつも中国語のページが表示されるので諦めました。
今月の便の予約は取らなかったので、来月の新作を見てみます。すると
という形で56作品が紹介されています。Category欄で、アジア(16)、英語(17)、ヨーロッパ(13)、インド&アラブ(10)の4カテゴリーによる絞り込みが可能です。カテゴリー別の作品数を合計すると総数になるので、重複はないようです。つまり英語の映画は4割弱。SQは、多言語、多文化を尊重するのでした。これらの映画の画面をクリックすると、一言説明と簡単なデータが表示されます。例えば、こんな感じ。
って、もう登場してしまうのですか。007のSpectre。年末に映画館でやっていたばかりではないですか。
ヨーロッパ映画で調べた限りでは、今月の新作と来月の新作には重複はないようでした。
TVプログラムの欄や音楽の欄も充実していますが、主旨から外れるので省略します。
ここで紹介されている映画は、新作に限られる点に注意しなくてはなりません。機内では旧作も楽しめるはず。確かSQはエンターテーメントの冊子が機内誌とは別に用意されているので、それを見ないと全貌はわかりません。
新作だけでも、搭乗前に予習しておいた方が良さそうです。
記事を書くためにSQの予約を試み、敗退しましたが、機内エンターテーメントを調べていたら、本気で搭乗したくなってきます。私なんか映画好きと言うレベルではないので、いわゆるフリークには危険なのではないかと思います。 SQのサイト。