PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

MH748:KUL-BKK ビジネス

出発案内を見ると、ゲートがG8と表示されています。この空港はかなり先の出発までゲートが案内されますが、変更も多いのでした。

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ほとんど確定するまで表示しない空港、できる限りの出発便について表示して、よく変更する空港、世界には大きく分けて2パターンあります。ターミナルまで変更されることは滅多にないので、後者の方が親切でしょうか。しかし変更の可能性が常にあることは、頭の片隅に入れておく必要があります。

 KLIA1では、小さな機材の国際便は大体旧ターミナル(母屋)から出発です。ここはサテライト(離れ)。シャトル列車で離れから母屋へ移動の必要があります。他にもKLIA2というLCC用ターミナルがありますが、そこへはエアサイドでの移動はできません。

 

入国も母屋からしかできません。KL Ekspresはターミナル間のシャトル列車ではなく、空港アクセス特急

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店は空いていますが、ほとんど客はいません。

 

いつも親切なマレーシア航空のカウンターで搭乗券を発券してもらいます。まだ4:30。出発は9:10。少し乗継が不便ですが、入国してKuala Lumpurへ向かう人たちよりましでしょう。母屋のMHのゴールデンラウンジは5:30始業です。

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エスカレータの上には案内板があり、まだ開いていないことは下からも分かります。写真の方は、わざわざ上まで行って時間を確認していたようでした。

 

飲食系もかなり開いているので、待つのも一手ですが、ラウンジに入るのを待つため、時間をつぶすのは本末転倒という気がします。

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面倒ですがサテライトまで戻ります。というのもサテライトの巨大ラウンジは24時間営業。

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ここはファーストクラス用のコーナーもありますが、早朝は閉めているようです。ビジネスクラス用と内容は変りません。空いていればどちらでも同じ。とにかくガラガラです。

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ほとんど人がいないので、写真を堂々と撮影できます。

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窓側8席を占拠します。「座って半畳、寝て一畳」という日本語を思い出します。わずかにある長いすには、寝ている強者もいました。

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Wifiは普通につながりました。このラウンジは、どうしようもなかった記憶があるのですが、改善したのでしょうか。

 天井は十分高く、照明は空港の他の場所とも共通する意匠。

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食料は、朝向けにサンドイッチやカットフルーツなどが目立つところにありましたが、スモークサーモンがおすすめ。夜越しのホットミールもありますが、そもそもマレーシア航空はカロリー高めなので手が出ません。アルコールはビールぐらいはセルフで取れますが、イスラム教の国で早朝からビールなんて考えられません。

 

窓の外には巨漢、A380が。

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地上で見ると塗装のせいで図体が大きく見えるようです。存在感を狙ったのでしょうか。離陸の時に見たら、3機駐機していました。サテライトはX型をしていますが、これらのA380は全て先端近くに駐機します。

 A380は総勢6機なので、3機同時に見るのが最大でしょう。いつか乗ってみたいものです。MHのA380A350に置き換わる予定とのことですから、急がないといけません。

 

窓際で夜が明けるのを観察しているようなラウンジ滞在でしたが、適当な頃合を見計らって出ます。

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シャトルの待合ホールは、旧正月の飾りつけ。中央奥は、サテライトターミナルの中心。ジャングル。

 

この空港では、ゲート待合室へ入る時にIDとセキュリティチェックがありますが、なかなか開かないので廊下に人が溢れます。

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いつものことですが、それを考えても少し遅いようです。するとフランス人の女の子(と言ってもado)が、「G4へ変更している」と大発見を母親に告げに来ました。出発便一覧まで戻って確認すると、その通りでした。G4に着くと、すぐにセキュリティチェックが開始されました。

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待合ホールに下りると、前の便のDPS行の客が搭乗中。にもかかわらず、BKK行の搭乗を開始する地上係員。

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なお悪いことに、正面カウンター両脇にある「ゲート」左側を通していたDPS行きの客を、右側を通るように変更。左側ゲートはBKK行きに使われます。大声で指示を出していたものの、大混乱。ちなみに頭上表示は、常に先発が左側。空間配置と逆転してしまいました。

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こんなオペレーションは初めて見ました。バリへのバカンス、昼寝から覚めたらバンコクだったなどという客は居なかったのでしょうか。

 

このカオスに優先搭乗などあるわけがありません。乗り込むと普通のリージョナルのB737。秩序を取り戻します。

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エコノミーのキャビンは次々新しくしているようですが、ビジネスは古いままです。これでは確かに高い値段は取れません。満席だったので、DPS行きの客は間違えて乗り込んでも気が付いたはずです。

 

ウェルカムドリンク。朝だろうが、夜だろうが、カオスだろうが、最近アルコール飲料は出ません。

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9:10定刻のところ、9:29に出発。KUL-BKKはシャトル便で、よく遅れが蓄積、朝リセットされ、夕方になるにつれて遅くなるようなパターンが多いようです。こういう点では、レガシーキャリアLCC並みになってきています。20分程度の遅れなら、気にすることはありません。まさにこの瞬間に、17時間遅れのBA34便LHR行きがKULには停泊していました。

 

IFEが不調で、セキュリティがライブデモでした。2時間のフライトですから、IFEは無くてもそれほど問題ないでしょう。朝食のメニューが無く、口頭で注文を取っていたのは、たぶん地上スタッフの問題。

 

フルーツ

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と、ホットプレート一皿

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にパンがつきますが、パンはプレーン、クロワッサン、ガーリックトーストから選択できます。バターがPrésident、ジャム系がBonne Mamanとまともなので、プレーンを結局2個もらいました。ホットプレートもまとも。

 

10:25にはサービス終了。10:55には機長の挨拶。11:15にはベルト着用という時間配分でした。客室乗務員からすると型のあるサービスを簡潔に進める感じでしょう。それでもトイレに花と歯ブラシぐらいはあります。

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さてMHでもビジネスクラスを利用すると、バンコクではプレミアムレーンの利用ができます。しかもCXと同様、旅行日、便名がありません。

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朝のSuvarnabhumi。到着側では朝でも夜でも気分が変らないのは、天然光があまり入ってこないため。天井もコンクリートむき出し。少し工夫の必要があると思います。出発側の華々しさと比べて差が大きすぎます。

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ここのところ頻繁に来ていますが、気になるようになってきました。