渋滞情報は集中管理されているため、定時性に関しては鉄道に勝ります。オマケに値段が安いので、レガシーキャリアの利用客も数多くバスで移動しています。
第二ターミナルの北側は最初のバス停。すでにチェックインは始まっています。
oneworld ruby, sapphire, emerald会員もあまり来ないマレーシア航空。上級会員やビジネスクラスの客には、平和なチェックインです。セキュリティも一般レーンで十分。羽田国際化のおかげで、成田は楽勝空港になっています。
制限エリアに出ると、JALラウンジが目の前。
ここも空いています。シャワーを浴びて、3月のワインをチェック。
オタゴのpinot noirがありました。1996創立と歴史の浅いワインハウス(醸造所?)です。Côte d'Orの1996なんて、まだ飲み頃になっていないものも多いことを考えると、なおさらそういう感がします。Champagneも入れ替えがあり、Duval-Leroyになりました。
白はIsraelのおなじみYarden。昨年に比べるとセレクションがおとなしくなっています。
人によっては駐機中のJALを眺めながら、ハードリカーをちびちびやるのも良いでしょうが、生憎そういう趣味はありません。
搭乗開始時間に立ち去ります。搭乗は始まっていたので、とっとと自分の席へ。
初めて見るカラーです。新色?エレガントで気に入りました。IFEを使うと、oneworldの宣伝ビデオが流れるところも初めて見ます。
ビジネスのキャビンの担当はベテラン日本人。転職組ではなく、新卒から一貫してMHだそうですから、マレー人化しています。化粧が濃すぎて、年齢その他が不詳になっているのも、マレー人クルーと同じ。興味深い話も聞かせてもらいましたが、省略。この会社、こだわるところには相当こだわっていることが分かりました。
Olivier Leflaive 2014のボトルが開いていたので、それをお願いすると、ナッツと共に供されました。
前回の搭乗時は、その場で開けていたのでグリップがなかったのですが、今回は予想通りのアロマとブーケが出ています。しかもこの年は成功だと言える出来。上級cruを髣髴とさせる、この一族らしいつくりです。
サテは3本。この皿だけ考えると、GuigalのCrozes-Hermitageか、Canard-Duchêneを頼むのが正解。生きゅうりと生たまねぎ向けには、Pouilly-Fuméですね。
機内食はどんどん進みます。オードブルはいつもと同じ。
いつも出てくる謎の麺ですが、冷静にメニューを読むと
”Soba
Udon noodles wth traditional accompaniments”
とありました。蕎麦と饂飩の区別がつかないマレーシア航空。のびた麺を出すことの是非の方が大きいので、さしたる問題ではありません。日系だってのびた蕎麦を平気で出したりしますから。
さてメインはChef-on-call。最近は常に事前注文。
これは確かに仔羊。整形肉です。メニューは
でしたが、全然似ていません。ハーブも違います。マッシュポテトも参戦しています。偽りありと言えなくもないのですが、メインの食材は問題なし。許容範囲です。
これにはHaut-Médocの2011を。合うとか合わないとか言うレベルの問題ではない組合せです。
デザートの皿では、ソースのお絵かき。クルーが自ら行います。
明確な太線。描く人の性格が出ます。(例えば、前回の明るいマレー人中年女性は、ケーキの上からソースで線を描いていました。どのぐらい違うか、見てみます。
向きも違います。)
その後は睡眠。今回は起こされてしまいました。4時間弱ですね。朝食もいつもと同じ。ローストビーフの載ったパンのスライス、ツナを包んだイギリス風のパン、ガーキンズ、カットフルーツ、オレンジジュース。
その後は何もなく、KLIAに到着。向かい風が強かったため、着陸が4:22。だいたい15分の遅れ。最近マレーシアは時間どおりに飛ぶためか、パイロットも客室クルーもこの15分の遅れをやたら気にしていました。