SkyTeamの世界一周航空券。旅のテーマでプラニングができるようになったと聞き、見てみました。
Round the World Planner - Welcome
どんなテーマで世界一周ができるのかと、わくわくして覗いてみたところ5種類だけでした。
ビーチの休日、歴史と文化、世界のワイン、自然界、世界の大都市
と、少し期待はずれ。世界のワイン以外は、包括的なテーマと言うか、ありふれています。もっと特殊なテーマをたくさん設定すれば、oneworldでもStar Allianceでもなく、SkyTeamで世界一周を選ぶ人が増えると思います。例えば
・世界征服(歴史と創作の両方を)
・世界の発酵食品(臭いのがたくさん登場しそう)
・世界の田舎町(各国で何も特徴がないと烙印を押された場所ばかりで構成)
・映画の舞台、文学の舞台(すこし平凡)
・宗教の地(歴史と文化よりはマシ)
SkyTeamのFFP会員に聞けば、いくらでもアイディアが得られると思います。
ちなみ「ビーチの休日」を指定し、出発地をカンクン(メキシコ)にしてみたところ、
カンクンに住んでいる人が、視察以外の目的でマヨルカやプーケット、はたまたバリやモルディブに行ったりするのでしょうか。同じノリで、歴史と文化を指定し、出発地をアテネにしてみたところ、
アテネ市民のバンコク、北京、ワシントンを巡る旅は、歴史と文化ではなく、ただの首都めぐりになりそうなのですが...。
こういう検索は皮肉ではなく、プログラムがどうなっているか知りたかったから行いました。心配していた通り、出発地の住民の感覚は考慮されていないようです。出発地は地理的な位置のみ勘案され、渡航地は世界での評判を基に選ばれています。この辺は改良の余地ありです。
例えば、イタリアにはローマの足跡を見る旅に出かける人が多いのですが、欧州、北アフリカ、中東はもとより、ハリウッド(虚構のローマ)、アルゼンチン(現法王がらみ)、日本(新幹線~ローマと多分関係あり)と、彼らの自尊心を満足させる場所が世界中にあります。
改良が必要とは言え、このルーティンは拡充しそうな気配ですから、継続観察してみます。