前日に続き、報道からです。
British Airways prend livraison de son 12ème A380
BAは、12機目のA380をそのフリートに加えました。確定注文としては、最後の機材です。
BAはさらに7機を受け取ることが可能ですが、このオプションは行使せず、A380が足りなくなったら、他社から借りると見られています。
世界最大の量産旅客機のA380。新規注文は途絶えると見られていましたが、2016年に入って12機の注文が入り、持ち直しているようです。
Les commandes d’Airbus A380 repartent timidement à la hausse - L'Usine de l'Aéro
しかしながら綱渡りは続くでしょう。BAは英国の会社だから、A380を運用しているという点は見過ごせません。フランスとドイツが2大株主のエアバスに対して、欧州から距離をとるUK。象徴的な出来事でした。
ちなみにBAのA380は、
14 First、97 Club World、55 World Traveller Plus、303 World Traveller
というキャビンの構成です。ロンドンと以下の都市を結ぶ路線で運行されています。
Los Angeles, San Francisco, Vancouver, Hong Kong, Singapour, Johannesbourg, Miami, Washington
北米が主体、アジアはHKGとSINだけです。
BAの新機材と言えば7月9日から成田便のBA5は、新品のB787-9になっているようです。ファーストクラスの新型シートが話題になっています。B787-9は
New York, San Jose, Austin, Houston, Delhi, Jeddah, Kuala Lumpur, Abu Dhabi
などで運用されています。Airbus製品では、A350の納品が2019年に予定されています。少なくともBAに関しては、あっという間の花形機種の交代でした。