待合室のカーペット
を後に、搭乗します。Changi空港は、とにかくカーペットが立派です。
自分が搭乗できるアナウンス(member, Star Alliance Gold...)を耳にすると共に立ち上がり、さっさと乗り込みます。どのカテゴリーに客がどれだけいるのか、全く無頓着なSQ。この空港では、ファースト、ビジネス、PPS、プレミアムエコノミー、クリスフライヤーゴールド、スターアライアンスゴールド...と、次々呼び上げます。
新しいIFEが目を引くキャビン。
画面には世界中で見かける2次元サロンケバヤ。遠景には今日初めて見るだろう3次元サロンケバヤ。Singapore Airlinesを実感。
SQのサロンケバヤは部屋着に見えます。浴衣のようで、保安要員が着用していることに違和感があるのですが、これはMHも同じ。MHではボールペンをサロンケバヤの襟元に挿している乗務員が多いのですが、SQのサロンケバヤにはボールペン収納場所があります。収納すると正面からは見えないのですが、襟元内側です。特製ケバヤなのです。ボールペン挿しなんか腰あたりに作ればよいのに、襟元に相当こだわりがあるようです。誰の趣味でしょうか。数年前に搭乗した時からサンダルが変わっており、ユニフォームに合った模様が入っていました。
初めて実際に搭乗したB777-300ERの新キャビン。
2年前に展示してあったモノを実際に使ってみることができました。
シンガポール航空の次世代シートの展示 - バス代わりの飛行機
座り心地は、可でも不可でもありません。背面のリクライニングと座面のスライドが連動しているのが特徴です。テーブル下のポケットが多いのが、意外と役に立ちました。またカップフォルダー上のくぼみも、小物を置くのに役立ちます。搭乗時にはイヤホンが入っています。
エコノミーのキャビンは、ほとんど満席でした。
往路と同じものが配られます。
深夜便につき、機内食は箱入りぐにゃぐにゃ系炭水化物ロール。「マッシュルーム何とか」です。
右手はワインですが、これも往路と同じPay d'OcのChardonnay。しかしフレッシュで、バランスは良好。往路のボトルは、開けてから時間が経ち過ぎていたようです。
リモコンも液晶ですが、途中で消えてしまい、それと共にすべてのボタンが機能しなくなりました。
読書灯もつけられず、結局映画を3本見て過ごしました。その後しばらくしてから朝食。なかなか良い時間で、食べ終わるとこのあたり。
眠くて、朝食の写真を撮り忘れました。コーヒーがやたら薄く感じたのは、ハノイのコーヒーが濃かったからだと思います。
到着は朝6:20頃でした。入国に向かうQantasのクルーと一緒になったので、朝一番ではありません。羽田でこの時間だと、仕事直行も余裕という人が多いでしょう。機内で徹夜しなければの話ですが...。
エコノミー乗継でも、楽しい旅行でした。いつもそうですが、SQは搭乗後の感想が「次もきっと」とはならず、「もう二度と使うか」ともなりません。やや印象が薄いのです。その理由はわかりません。