本日の機材B777-200
天井に座布団状のフタが付いていたので、機内Wifi対応。
乗り込むとSKY NEXT。黒皮の薄型シートで3-4-3の配列。本当は個人スペースが狭いはずですが、それを感じさせません。
今日のように家族づればかりだと、もう少し明るい色調の方が良いのですが、年間をならすとビジネス客の方が多いのでしょう。
中央列と窓側列がずれているのは、見通しとか、人や空気の流れを意識したのではなく、ギャレーやトイレ等のサービススペース設置の都合だと思います。
Wifiが15分間無料で使えるということでしたが、今回はパス。あまり使っている人もいないようでした。子供の世話をするか、さもなければ寝ている客が多いのでした。
本当に満席でした。やはり凄い、ニッポンのお盆。しかし11:30定刻のところ、11:33にはドアクローズと時間通りの出発。
連休の羽田空港
窓の外は大阪伊丹行き。向こうも満席のはず。ターミナル屋内は人であふれていたのに、外には人っ子一人見えません。当たり前なことが、シュール。
エンジンのすぐ後ろで、タキシング時はかなりの騒音レベル。B777のエンジンは大きいのでした。幸い11:50には離陸。C滑走路です。地上をうろつくANA機を尻目に羽ばたきます。
離陸するとエンジン音は小さくなりますが、今度は乳幼児の泣き声がキャビンに響き渡ります。家族連れが多く、騒々しいのは当然。一人客の多くは何故か眠っています。もう昼なのに、不思議と言えば不思議。
ニッポン遊覧飛行
今日は曇りですが、地上が良く見えます。何だかんだ言って、結構知っている東京。まずは大井競馬場。
東海道新幹線の基地と首都高大井JCT。ジェットの排気で、大気が乱れています。
すぐにお台場にかかります。最近JALホテルになった昔のLe Méridien。その背後に隠れる昔のJALホテルは、今やHilton。何がなんだか。
あっという間に都心は視野から過ぎて、江東区の海辺。
さらに東京の果て、葛西臨海公園。
続いて出現すべき光景は、東京24区、北米原産大ネズミの楽天地ですが、雲が厚くなり見えません。残念。
気流があまり良くなく、揺れます。赤ん坊が泣き止みません。雲が切れたと思ったら、いつしか山の中。かなり標高がありそうで、尾根の植生が違います。少なくとも関東平野はとうの昔に通り過ぎています。
比較的大きい平野が出現。
手前の水はもしかして猪苗代湖で、先に広がる平野は会津?どこを飛んでいるのか分かりませんが、天気が良く、何よりです。
遠方に海が見えて来ました。眼下は山形のあたりですか?
これは間違いなく鳥海山です。山の日にかこつけて、登山に出かけた人も多いことでしょう。
JALは東北をまだ応援しているようです。機内誌にもかなりのページを割いていました。
JALが貢献できることは人を運ぶこと。これは周囲からも望まれること。しかし東北は、大人口を擁する首都圏からは新幹線で行く場所がほとんど。社会からの期待を考えると、このキャンペーンはベクトルが他を向いている気がします。西日本限定で宣伝していたら、尊敬したのですが...。
遠景に男鹿半島が。もう秋田県です。新幹線だと秋田まで5時間はかかりますから、飛行機は早いと実感。
眼下には田沢湖が広がります。
これって大きな水たまり。いかにも深そうな色調です。
サービスは開始が遅かったためか、この辺でワゴンが周ってきました。寝ている人も適当に起きて飲料をもらっています。タヌキ寝入りではないでしょうが、不思議です。
気分はJALオリジナルドリンク、スカイタイム。機内誌スカイワードはアルザスの特集で、表紙はWissembourg。
そうこうしているうちに、もう青森。陸奥湾の向こうは、津軽半島。その向こうは日本海。
spectaculaireな風景が広がります。しばらく飛ぶと、下北半島、津軽半島に加え、北海道が見えてきます。多分このフライトでもっとも印象的な光景でしょう。
雲が陸地に沿って浮いているのがよくわかります。すぐにむつ市の大きな漁港。
どんな街なのか、むつの中心部に一度行ってみたいのですが、空港が遠いので二の足を踏んでいます。大間の方が函館からフェリーがあるから、近そうです。
すぐに函館が。空港も識別できます。
しかしなかなか北海道の上空にはかかりません。海上をしばらく飛びます。陸地が遠くなります。
何故か苫小牧が見えています。かなり東にずれている気がします。
北の国へ進入
ようやく北海道の上空に入りました。十分な高度を保っています。
海岸線を越えると同時にシートベルト着用のランプが点灯。機長は明らかに同期させています。
遠くに大きな空港が見えてきますが、建物の形状から、新千歳に違いありません。ということは、通過、反転、海に向かって着陸のパターンです。海風ですね。
この進路の方が普通なのでしょうか。気が付いた限りでは、初めてです。
確かに反転。大気を切り裂くJALの翼。
冬場はどうしているのか不思議なゴルフ場。ぐんぐん高度が下がります。
13:06に着陸。
エンジンの騒音が戻ってきます。
到着ゲートは11番。ターミナルの中央付近です。
ゲート位置は良い感じですが、降りる時の混雑は予想通り。
日本の休日。クルーが降機時の挨拶とともに、JAL+るるぶのコラボで作ったクーポン集を配布。
こういうレジャー客、家族連れのバックアップを肌理細やかに行うのもJAL。今日はそういう勤務モードだったらしく、通路に向かってパイロットが手を振っています。
幽霊のように見えるのですが、なんだか凄いわと再び感心。
ターンテーブルは、こんな混雑初めて見るというぐらいの人。普段気が付かなかったのですが、このホールは狭いのですね。
ようやく到着、夏は天国の北海道。iPhoneで現在の天気を調べてみたら、28℃。
全然涼しくないのでした。東京と2度しか違いません。