PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

CX785:HKG-DPS ビジネス(その1)

出国審査から近いプレステージゲート

HKIAでほどほどに休めたので、15番ゲートまで歩いてきました。ターミナル 1は巨大と言っても、歩ける距離に全てが収まる程度です。

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人があふれていて劇混みの予感。搭乗は時間通り始まりそうも無いので、トイレに行ったり、周囲の観察をします。SkyTeamの共同ラウンジは、このすぐ近くなのでした。

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このラウンジの場所はここが便利だったのでしょうか。こんな良い場所にある出発ゲート。香港で割を食っているSkyTeamの会社が頻繁に使うとは思えません。

 このエスカレーターの入口に立って回れ右をすると、広告塔。外に向かってロシア美人が微笑みます。

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ドイツでよく見かける広告の逆バージョン。

 

ところで本日の機材はこれ。下半分隠れていますが、手前の一番大きく写っている飛行機がそれ。

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キャセイだらけのHKIA。

 

遅延のさじ加減

定刻10:10。搭乗予定時刻9:40ですが、搭乗開始は5分遅れ。たいした話ではありません。乗り込むと見慣れたリージョナル。

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実はこのキャビンが好きなので、期待が高まります。1-2-1配列のシートは閉鎖感が強くて、面白みに欠けます。

 ドアでのISMの出迎え+席案内に続き、自動出迎えが正面に。

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そして旅の予告。2,000 miles以上。これは重要。

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ウェルカムドリンクはいつの間にか復活しているCathay Delightを。せっかくですから。

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10:00前に一通り搭乗は終わったようですが、ドアクローズにもならずそのまま放置されます。キャビンは空席が目立ちます。私の隣も空席。

 

10:15に機長から、「a few more passangersを待っている。接続便が遅れたため。現在の出発予想時刻は10:35」と、放送が入ります。そういうことでしたか。

 10:20に乗継客が現れます。バンチになって来ます。合計30人はいましたね。これを積み残したら、明日の便に影響があるでしょう。CathayはHKG-DPSを一日1便しか持っていません。Garudaも同じ。後は香港航空が2便あるのみです。振替も容易ではありません。

 

結局10:26にはドアクローズできました。

 

クイックサービス香港流

たいした遅れにならず出発。1970年製と思しき香港ISMが挨拶に来ます。安全ビデオは昨日と同じバージョン。

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生体実演は出口位置の確認だけ。

 

11:58には無事離陸。遅れはせいぜい15分のはず。いきなり変な航路。

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最初のサービスは、Billecart-Salmonで。

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どうも食事の準備に手間取っているようです。その後、ISMが再び回ってきて、Champagneのお代わりをお手ずから。

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泡がまるで消えています。このフライト、Champagneが余り気味のようです。機内誌でCXの最新の状況をチェックします。

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特に何も見つかりません。新規路線のお知らせや新しいサービスなどなし。

 

11:50ごろ開始になる機内食。Lunchですね。

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l'entréeは共通で選択の余地なし、メインが3種(中、洋、印尼)から選択という標準パターン。メインの蛋白質は、順に小エビ、ラム、チキンです。

 

最初に目にする光景。

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見た目は安っぽい皿ですが、それに反して中身はまずまず。バターは周囲から酸化が進んでいました。ナチュラルということです。ワインはNZのsauvignon blanc。CTS-HKG便と同じものです。ところが見事な組み合わせ。この皿のために存在するようなワイン、あるいはこのワインのために用意した皿のようでした。

 

ドリンクワゴンのBCに、”White wine, sauvignon blanc." と頼んだら、いきなりシャルドネを注ぎ始める始末。”それちゃいます”というところを、うっかり”Je crois que c'est le chardonnay, ...de Bourgogne, ...de France. Je vous ai demandé le sauvignon blanc...."と口が滑ってしまい、”Sorry?"と言われて気が付く有様。品種の発音に引きずられて全体が仏語になっていました。ワインはお里が知れる鬼門。通路を挟んで座っていたオーストラリア人は、第一級警戒モードに入ったようでした。

 

周囲では、あっという間にトレイが空きます。皆食べるのが早い早い。

 

さてメインは中華。広東料理=中華料理のキャセイパシフィック。

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海老にShirazを合わせるという荒技。しかしソースに黒トリュフ、クコの実が散りばめてあるので、意外に平気でした。こういうのは不思議です。米は香り米。加熱はキャセイ平均レベルより上。つまり何とか許容範囲です。

 

眺めているうちに、他では片づけが始まっています。搭乗客が早食いなのではなく、客室乗務員が終わっていそうな皿を見つけたら、片っ端から片付けていたのでした。こうなると嫌が上にも、全体のテンポが上がります。気が付く客は少ないでしょうが、機内食を早く済ませるというオペレーションですね。急かされている家畜のようにも見えないこともありません。面白い展開です。

 

 メインで力尽きたので、続きは分けます。