PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

SU261:SVO-CDG ビジネス(その2)

上級キャビンがIFEを独占した時代

このフライトは、少し距離があると言うものの、単なる欧州便です。しかしフルサービス。コース料理。食事の後はまだ半分フライトが残っています。今回の場合、18:33ドアクローズで20:08に食事の片付け終了でした。着陸は2時間後ですから、半分以上フライトが残っています。しかし機材はA320。IFE個人モニターなどは設備されていません。そこでこれ。

 

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個人用タブレット端末。これでIFEを楽しめということでした。

 一瞬、Mission Impossibleを思い出してしまいました。

 

使っている人もいましたが、ここは読書の場面。時計の針を一時間戻したり、到着の準備をしていると、時間は過ぎます。

 窓の日よけを下げる必要がない程度に夜が迫っています。

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そのうち本格的に暗くなります。客室乗務員は日よけを降ろす作業を行いません。

 

わずかに残るソビエト

Duty Freeの商品をお願いしたら品切れでした。カタログでは、このフライトに該当する商品です。商店は営業しているものの、商品がないのは、ソ連の伝統。Aeroflotは事前注文で5%引きなので、買う気があるなら事前注文=商品予約してフライトに望むのが賢いと思います。

安さ爆発?上には上? - バス代わりの飛行機

 

お友達はアラブとインド

パリ時間20:50にはシートベルト着用の指示がでます。どんどん降下して、21:22には着陸。着地はソフトであるものの、制動は異常に強いSU。強い逆Gが体験したければ是非Aeroflot Russian Airlinesを

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ターミナル2Cです。隣はAir Indiaですよね、これ。「ちょっと、あんたらスタアラでしょ。スタアラはTerminal 1に行ったらどうなの」と言いたくなる場面。しかし2Cの方が適切だったのでしょう。何せ、ここはEK, EY, SVなどの中東各社も使うターミナルでもあります。(QRはTerminal 1)ここまで整理すると、カオスの香りが漂ってきますね。この予感は、概ね当たっています。

 西欧と習慣が違い過ぎる上、独自の文化が強いので、行動様式が「常識と」かけ離れます。そうした集団の状況は、慣れない人たちには混乱にしか見えません。CDGでは、さりげなく集まってしまいました。でもADPは意図的にやったと思います。

 

入国審査はすぐ。2A~2Dは、小さなターミナルですから。昔はそれぞれ独立したターミナルとして機能する贅沢なつくりでした。最近は省力化のため、2A-2C, 2B-2Dと組み合せ、出入国とセキュリティチェックを一箇所づつにしてしまいました。

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預け入れ荷物は5番目に出てきました。ちゃんとプライオリティタグの付いている荷物から、コンベアに載せられます。モスクワSVOでの荷物の取り扱いも、適切だったということです。なかなかやります、Aeroflot。大変満足。