Aeroflotは新鮮かつ印象的だったので、細かく観察してしまい搭乗記が膨らみました。途中でいろいろとニュースが入り、連載を中断せざる得ないのが残念。とにかく頑張って、Sheremetyevo空港の乗継ぎから。
レッドカード
案内所には制限区域内見取図やゲートの案内が、「ご自由にお取りください」になっています。
しかし一番目立っていたのは、A4大の紙。例の警告。マッチ、ライターとは別の危険物扱いになっている昨今のバッテリー。現時点では危険性の高い製品だけ、特別にマーク。
これはパウチされていて、持ち出すものではありません。この時点で10日ほど前から、おそらく世界中の空港・航空会社で喚起されています。今ではメーカーが、この製品自体を世の中から引っ込めつつあるようですが...。
ロシアを感じるラウンジ
このターミナルには、いくつかラウンジがあるのですが、どれが使えるのかよくわかりません。Aeroflot便ばかり出発するので、何処かは使えるはずです。一番近くにあったラウンジJazzに行ってみます。
どうやら使えるようです。
中は結構混んでいました。ソファーとカウンターがあります。カウンターは向かい合わせ。
コートハンガーが剥きだしに置いてあるなど、やや雑然としています。ラウンジ受付も見えます。男女1名ずつで対応していました。
上段新聞、下段雑誌という構成の棚が2つあります。
ほとんどがロシア語です。英独仏の新聞が1つずつありました。フランス語新聞は、週刊誌です。
ロシアのことばかり書いてあります。内容は意外に濃く、現在何が起きているか知るに役立ちました。時間がなかったので、他の言語の新聞は読みませんでした。
飲食物は、土地ならではのものがかなりおいてあります。機内食ではロシア色をわざと薄めているように感じられるのに、全く対照的です。
クランベリージュースや赤かぶなど、とても東。スープもそれっぽいのでした。
麦飯と豆を煮たもの。すっかりロシア。電子雑誌が読めるという案内。どのぐらいの種類があるのかチェックしていません。
食べてばかりでは、カロリー摂取過多になるでしょう。ゲートに向かいます。
日没をまたぐ搭乗~離陸
18:20搭乗開始予定です。かなり暗くなってきています。ガラスに室内が映りこんでいて、ご尊顔はあまりよくわかりません。
実は、この機材はずいぶん前から停泊しており、全体像はラウンジに向かう途中で撮っていました。そこまでして記録に残す必要があるかどうかは、微妙ですが...。
予告通りの時間に搭乗開始。誰も待っていません。機内もこんな感じです。
Aeroflotの優先搭乗は、あまり並びません。エコノミークラスはゲートで普通に並びます。これは上級会員は少ないのでしょう。加えて、ビジネスクラスの客はゆっくりやってきます。一方で、出発時間前には全員搭乗しているようで、ドアクローズは予定通りか、予定より少し早めです。この便では定刻19:00、実際は19:03でした。
SU261便モスクワ行と同じシート。壁際もきれいにデザインされていました。全体に清潔感が漂います。実際掃除は行き届いています。
久しぶりに日本語。
決してわかりやすくないのですが、参考になるのでしょうか。それはそうと和食も積んでいます。
ただしほとんど数が無かったようです。本当に搭載していたのかどうか、少し疑っています。
とりあえずは歓迎。個別挨拶はありません。画面の挨拶をやるなとは言いませんが、雲より熊が良かったのでは?
これは普通。
滑走路に向かう頃は、すっかり日も暮れています。
19:30に離陸。機内も、本格的に暗くしてしまいました。
一人だけ日本語をしゃべる女性乗務員がいます。成田発SVO行の先日の便と同じ人かもしれません。姿は共に見ていないのですが、声としゃべり方の調子が同じだったので...。9時間30分のフライト。
暗いままおしぼりが出ますが、すぐにシートベルト着用のサインは消え、キャビンに光が戻ります。
20:25頃からサービス開始です。ゆっくりしています。
amuse-boucheはナッツではなく、レバーのペーストが極小タルトになっています。ドリンクリストは同じだったので、カクテル制覇に向けて行動。Aeroflotオリジナルカクテルと思われるAbove the skyを頼んでみます。ウォッカベースでした。
ここで、花が一輪配られます。
かなり立派ですが、日本への持ち込みは難しいでしょう。重要な食事の方は、オードブルから。これは魚ですね。簡単に味付けてあります。ワインはGavi。
続いてサラダ。漬物が入っています。
ホタテ貝いりグリーンピーススープ。モスクワのさるレストランの監修。スープも独立して出てきます。給仕は大変です。
メインは魚。写真ではわかりませんが、ヒラメ。
最後に別のカクテルを頼みました。Fair windです。コニャックベースにリンゴとスプライト。
嫌な顔一つせずに持ってきてくれます。作るのはそれほど大変なカクテルとは思えませんが、サービスは良好。全て終わると、もうすっかりシベリア。
22:15頃になっています。日本時間だと4:15ですから、さっさと寝ないといけません。