PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

SPGの誘惑メール

SPGがメールでしつこく誘惑してきます。直接言っていることは、「The Ritz-Calton や Marriott のFSPと相互リンクを張らない?」というお誘いなのですが、実際は「これらのプログラムにも入りましょうね。」という誘導。顧客の幅広い利用を促すのが目的。隠れた本音は、「Starwoodがカバーできない性質のホテルでも、他の2つのチェーンなら提供できるかもしれません。」

 Le Clubも使うSPG会員は、 Novotel に泊まるのを止めて Marriottに来ないかなとか、Golden Circleも使うSPG会員は、 Shangri-La に泊まらず The Ritz に来たらいいのに、みたいな気持ち。

 

このメールは、まだThe Ritz-Carlton Rewards と Marriott Rewards に加入していない会員に宛てたのでしょう。

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もう3つとも会員になっていて、リンクも済ませている会員にこんなメールを出したら、煩すぎるでしょう。

 Pechedenferは使わないプログラムに入会しても、会員番号やPWが増えるだけで面倒と、無視に徹しています。SPGは、いつまで相手をしてくれるのでしょうか。

 

ポイントは合算できるので、もしThe Ritz-CarltonやMarriottを使うことがあれば、絶対に入らなくては損だとも思っています。そのぐらいの会員リテラシーは持ち合わせています。

 これらの文章の中で、programmesは英語式の綴りですね。SPGはアメリカのチェーンなのに面白いものです。

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特殊なケースですが、United AirlinesのMileagePlusの会員の場合は、Marriotte Rewardsだとポイントーマイル変換のレートが良いので、SPGでは半分になるスターポイントもこのプログラムを経由、1:1でマイルに変換できます。20,000 pts変換毎の+5,000 milesのボーナスはありませんが、状況はかなり改善します。

 United Airlinesはまず使わないし、MileagePlusの会員でもないので、これも今のところ関係ありません。

 

ところで、American Expressのクレジットカードについて「制度は全く変更なし」という注意書きのような、広告のようなメッセージも付いてきました。これはこのクレジットカードの会員に限らず、送ったような雰囲気です。このカードを持つ会員が非常に多いのだと想像します。英語に不自然さが感じられないことから、日本在住会員向けの送付文ではなく、ワールドワイドに同じメッセージを送っているのでしょう。SPGの会員制度を世界共通にしていることはともかく、世界中でクレカの見直しも行わないのは、単純で良いと思いました。

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単純さ。このチェーンで一番気に入ったところです。

 ところで、ここにも ”LINK ACCOUNTS" のボタンがあります。他の2つのホテルFSP会員への入会と3つのFSPの相互リンクへ誘導しているのですね。結局、アメックスに関する注意書きは、SPGアメックス会員を安心させるためのメッセージでした。

 

裏読みで本音は見えても、下劣な発想はなさそうなので、そう悪くないプログラムかもしれません。SPGは。