Chambéry
今年の冬期スケジュールでBritish Airwaysは、Chambéryに就航します。もちろんフランス向けウェブサイトでは、トップページで宣伝しています。空港は Lac du Bourgetというフランスで7番目の面積を持つ湖の畔にあり、大きな温泉保養地(Aix-les-Bains)も近くですね。
Chambéry発London着の片道73 EURは、まあまあの価格でしょうか。何の気なしに、ビジネスクラスの値段も調べてみました。
往復にしてみます。カレンダーが出現します。冬にLondon観光する人も少ないので、価格は非常に抑えめです。ビジネスクラスの国際便で234 EURなら、悪くありません。
ただし到着空港は、London STNです。諸費用・税金は80 EURほどかかりますが、tier points稼ぎにも悪くありません。
Paris
他の都市はどうかというと、Paris発London往復は346 EURが最安値の月がほとんど。安定高値。
パリに住んでロンドンへ行く人間は、可処分所得が大きいことを窺わせます。
Berlin
Paris発よりBerlin発の方が、若干安くなります。London往復ビジネスクラス318 EURです。
街を歩いていても、Berlinの方が金持ちが少なそうに見えますが、パッとしないだけで、金は持っているはず。
Bordeaux
イギリスとつながりが強いBordeauxは、予想通り安めとなります。すべての月で258 EURが最安値で存在しています。夏スケジュールでもそうです。
Aquitaineの支配、百年戦争の頃の歴史をいつまでも引きずっています。イギリスという国は大したものです。ただし到着空港は、LGWです。諸費用・税金は74 EURぐらい。London往復332 EURなら悪くないと思います。Club Europeですから。
Lyon
Lyon発はそれほどでもありません。最安290 EUR。市内からLyon Saint-Exupery空港へ行く公共交通機関はRhone Expressですが、これが片道15 EURほどもしますから、さらに高くつきます。
到着空港はLHR。諸費用・税金が94 EURほどかかります。LHRは、ぼったくり欧州チャンピオンではないでしょうか。一方BAの航空券価格は、かなり下がっている印象です。エコノミーではなく、ビジネスクラスですからね。
Amsterdam
Marseilleも調べましたが、Paris並み。そこでフランスを離れて、安そうな気配がするAmsterdam発。往復わずか270 EUR。実はAmsterdamには、Londonに通う通勤者が数多く住んでいます。もちろん金融関係のお仕事でしょうね。Londonを捨ててAmsterdamに住むのも、微妙な気がするのですが...。
到着空港は、LHR, LGW, LCYと3つに分かれますが、安い料金はLGW行のようです。諸費用・税金も 67 EURほどに収まります。
原理主義者向けのEC修行路線
エグゼクティブクラブ(EC)の「修行」の話。上記航空券の利用では、JAL国内線のクラスJと同じtier pointsが貯まります。JALのクラスJと比べて、BAのClub Europeの優位な点は、機内でしっかりした食事が出ること、ラウンジが使えるので、空港でも十分な腹ごしらえができることが挙げられます。価格を比較するなら、往復で食事代2食分の節約ができることも入れないと不公平です。一方で諸費用・税金が高いと、この食事の分は吹き飛んでしまいます。
BA便だけで「修行」するのがExecutive Club会員の姿であるという気骨のある方なら、Club EuropeのBOD発LGW経由AMS行往復が高効率なようです。
諸費用含めて、441.19 EUR。大体50,800円。JAL国内線クラスJ 4便なみの費用。BAのClub Europeでは、かなりの食事と飲み物が期待できます。tier pointsは同じ160。9往復半でGOLD会員。50万円でoneworld Emerald。
他にもルートはあるでしょう。最近欧州発のビジネスクラスも値を下げる傾向があります。まだマダラ模様ですが、「日本のEC修行僧、英国海峡に現る」と、目撃情報が報告される日も近いのではと、期待しています。