PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

FBシェアの傾向

FBはFlying Blueではなくて、Facebook

 

このブログはニッチ。これは意図したことです。日本語で航空旅行が主題のブログなら、日本の会社を扱うことが多くの関心に応えることになります。しかし書く人も多いので、独自性の高いブログは実現困難。

 個人の味は必ず出るので、どんな記事でもユニークであることは否定できません。また読み方、書き方ともに、集まる人は多いので、多くの人と交流できます。これは素晴らしいメリットです。一方でやり取りされる情報は、感じ方の違い程度の差しかなく、新鮮さに乏しくなります。メジャーで同種の情報が多量に行きかうか、マイナーで一つ一つが新鮮か、どちらを選ぶかは考え方の違い。このブログが後者になっているのは、日本語の練習が目的なため。類似のお手本は無い方が都合良いのです。

 

ニッチなブログの注目記事

マイナーな存在ゆえ、多量のシェアを貰うことはありません。はてなブログが勝手に選ぶ、「バス代わりの飛行機」の注目記事のベスト5に必ず入るのが、スターアライアンスゴールドの維持法に関する記事です。何となく毎年更新していますが、看板にされてしまいました。著者自身がスタアラを敬遠しているのに、皮肉なことです。しかし最近上げたその看板記事ですら、FBのシェアは3にしかなりません。(2017版の「その1」について)

 

寂茫としたマイナー感が漂っています。

 

もっとも、シェアの傾向を見ていると、少ないなりに不思議な現象が起きています。ブログを読まれる方の属性やら関心が見えれば有用になるはずです。可能な範囲で調べると、いろいろなことが透けて見えてきます。

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起きる時間帯

スタアラゴールドに関する記事をシェアする人は、たぶん旅行好きな方でしょう。しかしデータだらけですから、データ処理に関心の高い人だと想像します。少しタイプが違う記事でも、最近少しシェアされました。エジプトポンド暴落による航空券価格の崩壊に関する記事です。

 この記事は、金曜日にアップしました。しかしこの記事のシェアが広がったのは、翌週月曜日の8:30から9:20にかけてです。数は5件と多くはありませんが、オフィスに着いた朝、このブログを見た方が多いのでしょうか?明らかにアマチュアの向けの記事でしょう。とすると、仕事に影響があるのではと、他人事ながら心配になります。

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英仏の不均衡

British Airwaysのニュースは、比較的フォローしているつもりです。現在よく使っているFFPなので、会社が傾いたとか、労使関係が悪くなったとか、雇用者が犯罪を犯したとか、全般的な状況を知る必要があります。客目線で面白そうな話題を、ブログにしています。最近だと、シートの詰め込み(をしてLCC並みにすること)に着手したこととか、ヨーロッパ便での機内食廃止などを扱いました。

 これらは反応が少なく、後者でシェアが3件あっただけです。

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一方、Air Franceのキャビン構造に関する新しいアイデアも、同じ頃記事にしました。これは、PDGの交代に伴い発表された経営方針の一部です。

 

Air Journal* が詳しく、そこから引っ張ったため、一部ひどい日本語になったこと

・今後の経営の青写真の一部であるため、不確定な要素だらけであること

 

と、あまり注目すべき記事ではありませんが、なぜかシェアは12件もあります。一体どういう方がシェアしているのか、不思議です。マイナー過ぎます。マイナーブログのPechedenferが言うのだから、間違いありません。日本語による紹介は他には無いかもしれませんが、それは注目に値しないからでしょう。BAの話題の方が確定性が高く、情報としては有用なはずです。しかしシェアの数とは、逆相関があります。

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仕事で参考にしているのでしょうか。日本では、英語で発信された情報を読む人と、仏語で発信された情報を読む人とでは、数に圧倒的な差があります。英語の情報は確実にフォローしていて、そこから漏れた話題を個人ブログで拾っているとしたら、仕事熱心なことです。

 

他にも、フランス関係でシェアが集まる傾向があります。例えば、Charles-de-Gaulle空港のTerminal 2Cの記述は、表題を見てもそれが書いてあることが分かりません。それにもかかわらずシェアされています。

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これはAeroflotの搭乗記の一つですが、他の搭乗記にはシェアがありません。間違いなく空港ターミナルの記述が関心の的です。わずか4件ですが、どういう風に情報拡散されているのか少し心配です。一方でよく拾えるものだと感心しています。検索にだって、掛からないでしょう

 少し前になりますが、Air France機内誌の記事から拾った話題でも7件シェアがあります。同じ機内誌に英語訳もありますが、この記事に関しては読みにくく、理解が難しそうです。

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これらは、広く役立つ情報だとは到底思えません。もし仕事がらみでないとしたら、フランスに強い関心があり、どんな情報でも集めているけれど、仏語はあまり得意でないという人物像が浮かび上がります。そんな属性の人は、このニッチブログに目を止めるほど母数が大きいのでしょうか?

 

何だかよくわからない傾向なのでした。Pechedenferとしては、新聞記事のような情報源なら、仏語の方が英語より楽なのでこの傾向はありがたいのですが、何とも理解困難です。

 

*:Air Journalは詳しいのですが、いろいろな点で仏語がひどく、外国人に自信を与えます。