フランスにもラジオ放送はあります。France Bleuという地方局のネットワークがありますが、ここで紹介するのはその報道。ウェブ上で報じられています。
Aéroport de Limoges : British Airways arrive à Bellegarde
BAは、Limoges Bellegarde空港(Aéroport International de Limoges, LIG)とLondon Gatwickとの間に、2017年5月28日に就航すると発表しました。11月22日夕方の出来事です。9月17日までは、月木金日の週4往復となります。
実はこの2都市間には、すでにLCCが就航しています。Limoges空港の関心は、英国でも2番目の規模となるGatwick国際空港へ直接アクセスすることです。そこから世界中の250もの都市につながると、Haute Vienne県商工会議所会頭であり、空港の管理職でもあるPierre Massyは述べています。
9月から先のことは未定ですが、LIGにはAir Franceも就航したことがなく、いろいろとインパクトを期待しているようです。
Limogesに国際空港があるなんて、全然知りませんでした。調べてみると現在の就航会社は、
Chalair Aviation(Lyon)
Flybe(Southampton)
Ryanair(London Stansted, Manchester, Nottingham)
TwinJet(Paris Orly)
だけです。国内線が2路線、イギリス便が4路線です。しかも地方路線専門のChalair Aviationを除くと全てLCC。大手のハブアンドスポーク構造に組み込まれないので、世界につながる空港とは言えません。
外国に在っては、知らなくて当然と言う規模です。そこへBAが就航するなんて、さぞかし地元はうれしいでしょう。韓国や台湾の航空会社の就航を歓迎する日本の空港が多いことを思い出しました。Limogesは、できればBAには今後も路線を維持して欲しいはずです。フランスでは地方の声が、なかなか中央および他の地方に届きにくいのですね。ネットの時代になっても、状況は本質的に改善していないと思います。縁も所縁もない土地には、誰も関心ありませんから。
PechedenferもBAの会員でなければ、こんな記事も目に留まることがなく、空港の存在も知らないままでした。外国の会社のFFP会員になることには、幅広いすそ野が広がっていると感じます。BAとAFのニュースはよく拾うので、背後にある事情に関しても知識が増えます。LHも同じような会社ですが、会員ではないのでドイツ発の記事に無頓着になりました。ここ2年ぐらい、AF以上にストをやっていることは知っています。でも状況を把握する必要がないので、知識も増えません。
ニュースに日常的に触れると、関心事が偏っていても、その国や地方について慣れます。常識的な感覚がかなり身に付きます。知り合いもできやすくなります。知り合いができると、さらに深く知ることになります。ずぶずぶとハマっていくサイクルに陥ります。
FFPの選択は、人生の方向を決めることがあると言うと大げさに聞こえます。しかし、一面で真実なのでした。