PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

変なアナウンス

奇妙な英語は格好の話題となります。笑う方も笑われる方も、母語話者かどうかはあまり関係ありません。そんな英語を集めた本なんかもあります。

 

機内キャビンでは、アナウンスで奇妙な英語によく出会います。原稿やメモを読んでいる時は、間違いは少ないのですが、慣れてくるとやらかしてしまうようです。JALANAの面白なら、いろいろな人が報告、解説してくれるでしょう。ここではマレーシア航空の話。

 

ご存知の通りマレーシアは英語圏なので、普通に英語を使っています。下手な人もいますが、仕事で英語を使わない人は、日本語で例えると方言の強い地域で生まれ育ち、その土地でガテン系の仕事に就いたので、標準語を使う必要がなく、文章も書く必要がほとんどない人という感じでしょうか。

 

マレーシア航空の機内では、マレーシア語も通じますが、英語もほぼ完全に通じます。外来語のような単語(Cabernet SauvignonとかWeltschmerzとか)は、イギリスでは通じる可能性が高いのですが、マレーシア航空ではかなり難しいことには注意する必要があります。しかしそういう場合を除くと、日本人とは比較にならないぐらい上手です。

 

しかし、とある日のMH88(KUL発NRT行)の生放送

 

”...Smoking is not strictly permitted in the toilet...."

 

には、ぎょっとしました。周囲の人たちは気が付いていないようでした。そもそもアナウンスなんて聞いていませんね。Pechedenferは、ここだけ耳に入りました。違和感を醸し出すおかしさ。言い間違いでしょうが、言った本人は気が付いていないのでしょう。

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マレーシア航空でも変な英語を使うのですから、JALANAの英語がひどくても、ある意味当然。だからと言って、大目に見るべきだ!なんて言い出したりしません。日本では、気持ちの悪い英語が多すぎます。

英語の間違いをチェックして安心するより、自然な英語(どこかしっかりした英語圏の国をモデルに!)から発想する努力が欲しいところです。