PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

MH88:KUL-NRT ビジネス

出発はKLIA。空港内には、こういうショップがあります。イギリスの文化が色濃く残っているマレーシア。

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イスラム教の国がクリスマスの飾りつけ。クリスマスソング。ついでに言うと、機内でも出発時、到着前にクリスマスソングのBGが延々と流れます。商業と信仰は別なのでしょう。挨拶などを考えると、こういう所は少し面倒です。

 この国は宗教的には極めて寛容。世界中で男性客室乗務員に同性愛者が多いことは公然の秘密ですが、マレーシア航空もそうだと思って間違いありません。筋肉質の若い男が上半身裸なんて表紙の雑誌を、持ち込んでいる乗務員もいました。フランスにも良くいる、ファッションからわかる「見るからに同性愛者」にも会ったことがあります。職業適性と性的な傾向との関係は興味深いのですが、それ以上にこの社会の寛容さには目を見張ります。イスラムもいろいろです。

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タイも信仰心の厚い仏教国ですが、クリスマスもそれなりに華やかに。その感覚は同じかもしれません。祭りは多い方が経済的にも政治的にも良いので、国も歓迎、民も歓迎。何が悪いというところ。

 ただし今年のBangkokは、先王崩御の影響により、クリスマスが恐ろしく地味です。

 

この空港にある謎のカバン屋。ぱっと見ると、品質は悪くなさそうです。調べてみると本国よりアジアで有名なようです。

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他にも特徴的な店舗があります。画廊です。場所が変わるようですが、しっかり常設されています。低価格。気に入った絵が見つかり、機内持ち込みのバッグに余裕があれば買って行きたいところ。

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ゲートは一番奥、C17。到着した頃合が悪く、長蛇の列。

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待合室に入ると空いています。JLと共同運航なので、日本人客室乗務員が搭乗するはずです。

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MHの日本人客室乗務員は何人居るのでしょうか。ずいぶん多い印象を持っています。というのも、今年はKUL-NRT間をMHだけで6往復半していますが、同じ人に会ったことがありません。確証はありません。搭乗のたびに名前を記録、リストをつくると単なる変態ですし、調査もできません。

 特徴的なのは、日本語の発声トレーニングが徹底していること。NHKで訓練すると聞きました。ちなみに日本人クルーは女性だけです。男性客室乗務員はほとんどマレー人です。たいていの場合、サービスは舌を巻くほど優秀。外国人が入る余地は無いと思います。

 なお日本人客室乗務員はとてもフレンドリーで、マレー人の劣化版ではありません。日本人ツアー客にとっては、担当が日本人だとたいていの場合、当たりです。

 

収納が使いやすいシート。

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このフライトは、真夜中に出発。今日も離陸がマレーシア時間で23:54。シートベルト着用のサインが消えるのはすぐでしたが、日本時間の5:15には客室乗務員に起こされます。この間、睡眠をとっても最大4時間。寝るか、夜更かしするか決心が必要です。

 実際のところ、キャビンが真っ暗になる前にサービスは1時間40分ぐらいあります。2時間の睡眠は中途半端。時差が大きいエリア間のフライトならともかく、時差1時間ですから。

 

ブログ記事も書きたいため、観念してサービスを受けます。まずは奇妙な宣伝ビデオ。

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ビジネストラベラーがあったので、情報チェック。

    雑誌を借りると降機時に返す場所が無いのですが、持ち去っても良いのでしょうか。そういえば折り返しのNRT-KUL便では、ビジネストラベラーは大抵ありません。

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この雑誌、人気ありますから。香港はさらに訪問者の増大が見込まれているのでしょうか。それとも本土に不動産投資先が無くなりつつあるので、香港へ投資?

 

サービスの型には慣れてしまいました。まずはDuval-Leroy, Fleur du Champagne。このChampagneが地名ではなく酒の名前であることは、仏語の基礎。ドリンクメニューではtrait d'unionが抜けているので、加えて置いて下さい。マレーシア航空さん。

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次はサテ。チキンだけにします。

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白ワインはOlivier LeflaiveのBourgogne Chardonnay 2014。パワフルなブドウがたくさん取れたような感じ。そして寝る前の最後にフルーツ。

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これはDine Anytimeと称する、いつでも食べられるという食事。他には、

multiseed baguette

egg noodles

Haagen-Dazs ice cream

peanut butter and chocolate cookies

lemon & almond cookies

potato chips

があります。

 

日本人乗務員はキリッとした感じ。何だか分からないうちに、potato chipsも持ってきてくれました。

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chipsと言っても、揚げ芋ではありません。イギリスとアメリカがちゃんぽんとなっているマレーシア。

 

寝る前に化粧室をチェック。生花が奥に。

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入口にもあります。2箇所活けるのが、スタンダードになっているMH長距離便。

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さて睡眠中の話は、はしょっります。起こされた時、すでに沖縄県。地図を見て改めて気がついたのですが、沖縄とフィリピンは近いのですね。

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朝飯はChef-on-callでパスタを。

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MHに限りませんが、機内食に麺類はどうもイマイチ。調理が難しいので仕方ありません。

 

終わった時点で、四国南方海上を飛行中。

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窓の外は黎明。

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最後の給仕は夜明けのコーヒーで。

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ほぼ時間通りの到着。ゲートはいつもの通り、第2ターミナルサテライトの一番端。駐機料金が安いはずですから、仕方ありません。

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ガラスに映るoneworld塗装は、この機体です。