2017年 1月25日(水)~ 29日(日)に、ルンピニ公園で行われています。国内それぞれの地域での人々の暮らしを伝え、観光のイメージを広げることが目的だそうです。
地域ごとのパレード、芸術や文化に関するパフォーマンスが必見。地方別のブースも出ます。Chiang Mai, Sukhothai, Surat Thani, Samut Prakan, Pathum Thani, Chachoengsao, Udon Thaniなどです。
なぜかよくわかりませんが、陰暦正月にあわせて実施しているとのこと。中国人の暦が、年々派手になっています。これは、小売業界の新しいエルドラド。陰暦正月なんて、クリスマスに匹敵するビッグでオーセンティックなイベントですから、飛びつかない理由はありません。日本では少しピンと来ないので、東南アジアでのお祭り気分を味わうのが良いかもしれません。
陰暦正月の次はバレンタインが待っています。とりあえず「社会的イベント」が途切れなく、為政者もビジネスマンも一安心。
実際のところ、地方の紹介と中国人の暦がどう関係するのか、理解するのは無理でしたが、行くのは簡単、ルンピニ公園。
この公園の全てを使うのではなく、イベント用に都合が良い中心部分だけを使います。これは他のイベントの時も同じ。
中国の正月、ジオパーク、アウトドア祭りなど、地方ツーリズムと関係のないイベントの区画も設定されています。完全にお祭り。
各地とありましたが、北部
と南部
だけ。実に大雑把な分類ですが、そういうものかもしれません。
旅祭と言っていますが、想像と大分違いました。全国物産展+郷土料理展です。舞踊はありましたが、地方文化と関係のないステージも数多く、舞台系は完全にイベント、お祭り。屋台と言うかブースは数多く出ていますが、物販ばかり。中にはマジもんの実演もありました。
藁ぶきの屋根に竹の床。charpente(骨組み)も竹。現地アトリエもこんな感じでしょうか?
観光資源の案内を執拗に行うことはありません。屋外ですから、ビデオを流すわけにもいきません。印象深かったのは、北側の工芸です。質が非常に高く、製品の価格自体は低め。もちろん玉石混交ですが、違いを見分けるのはそれほど難しくありません。目利きと言うレベルではありません。織物
の他、竹細工、わら細工もありますが、日本とほとんど同じ「製品」が結構あるのには驚きました。特に日本南部の農家の出身の方だと、色や形は違っていても、見たことがあるようなものばかりだと思います。
その他にも装飾用の細工が数多く出品、販売されており、東北部の工芸のレベルがよくわかりました。
貧乏な地方として知られていますが、外から人が大勢来るようになったら、物の値段が上がり、生活レベルが上がり、工芸を支える人口が減るというパターンになるかもしれません。
これは有名なプロジェクト。価格は普通ですが、ハンドメイドの高品質な製品と考えるとまずまずと言った品。
他にも彫刻、宝石などもなかなか。
一方、南部の工芸は少し弱い気がしました。
地方食も、質量共に画期的。非常に混んでいました。
テントの下、調理器具を持ち込んでおり、屋台以外の何ものでもありませんが、わざとらしい民芸調のブースや屋台にするよりまし。
リアルな調理現場が見られます。
イベント系は地方文化と関係あるかと言うと、やや疑問。
アメリカ人は、これらの竹細工をそれぞれ何に使うか分かるのでしょうか。
作り物もあちこちにあり、面目躍如といったところ。
意味があるのか無いのか。
言い忘れましたが、ルンピニ公園はバンコクの代表的な都市公園。この祭りは、地方を首都で紹介すると言う趣旨です。相当な人出があります。外国人も結構いましたが、タイ人が主体。言葉ができないと、楽しみも半減することは容易に想像できます。タイ語ができると良かったのにと、どうしようもない思いを胸にした人も多いはず。
なおバンコクから(東)北部 Isan の空港へは、Nok AirとThai AirAsiaが数多く就航しており、Don Mueang(DMK)と
Udon Thani(UTH)、Khon Kaen(KKC)、Udon Ratchathani(UBP)、Nakhon Phanon(KOP)、Sakon Nakhon(SNO)、Roi Et(ROI)、Buriram(BFV)、Loei(LOE)
を結びます。レガシーキャリアではタイ航空の関連会社のThai Smileが
Udon Thani(UTH)、Khon Kaen(KKC)、Udon Ratchathani(UBP)
に路線を持っています。これはSuvarnabhumi(BKK)着発なので、日本からタイ航空の航空券として購入、BKK乗継で行けます。