日本でも報道されていましたが、New Straits Times 2月11日版では、だいぶ趣が違いました。AirAsiaの記者会見(多分@関空)の翌日に、2つの記事が掲載されていました。
1つはエアアジアジャパンの再出発。1つはAirAsiaのKuala Lumpur- 大阪関西 - Honolulu線の開設です。
AirAsia Japanは、LCC市場で再挑戦します。マレーシアのAirAsiaは、2011年にANAと提携して2012年にAirAsia Japanを就航させたものの、翌2013年には経営方法の違いから提携解消。AirAsiaは一度撤退した形になっています。しかしずっと日本への進出は検討していたようで、楽天、オクターヴ・ジャパン インフラ
報道によると、まだ日本の航空当局の認可待ちと言うことです。「もうすでに2機の機材を配置しており、テストフライトだけが残っている。もう時間の問題である。」とCEOのKamarudin Meranunは、2月10日のホノルル便開設の後の記者会見で述べました。
AirAsia X Bhdは、アメリカ合衆国へ就航する最初のASEANベースのLCCベンチャー企業となるでしょう。6月28日から、Kuala LumpurとHonoluluを関空経由でつなぎます。
写真は関空で行われた記者会見のようです。AirAsia X グループCEOの Kamarudin Meranun(中央)、ハワイ州観光局日本の副所長のMitsue Varley(左端)、ミスハワイ2016のAllison Chu(その右)、AirAsia X BhdのCEOのBenyamin Ismail(右端)、関西空港代表ディレクター兼共同CEOのEmmanuel Menanteau(たぶん背後に隠れている人物)が手を重ねて映っています。
空港関係者は普通、観光局まではよくある話ですが、ミスハワイまで連れてきたとは、派手なプレゼンです。
D7001とD7002は、関空を出て23:25にHonoluluに到着します。週4便でA330-300で運航します。Kuala LumpurからHonoluluの合計飛行時間は12時間になり、2時間のトランジット時間が加わります。
AirAsiaは、座席利用率80%を予定しています。「私たちはこの目的地へ最低価格を提供する。私たちは人々を引き寄せたい。そしてさらに最低料金を供給し続ける。」とBenyaminは言いました。
就航祝いの特別料金は、KUL-HNL片道 499 MYR(税金、諸費用込)。プレミアム・フラットベッドは片道 2,999 MYRから提供されます。この特別料金による予約は、今日(2月11日)から2月26日まで。旅行期間は、2017年 6月28日から、2018年 2月 6日まで。
念のため、AirAsiaはいくつかの会社のグループです。AirAsia Bhdは、IATA Codeが AK。Kuala Lumpurベースのグループ中核会社です。
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最初の写真に写っているのが、関空ーホノルル間の料金でしょう。これも就航記念特別料金でしょう。日本では、ハワイへのLCC就航はインパクトがあります。
素朴な疑問ですが、美しい海岸なんて近所にいっぱいあるマレーシアの人たちが、片道14時間もかけてハワイに何をしに行くのでしょうか。やはり以遠権部分がビジネスとして美味しいのかもしれません。