航空会社やホテルの顧客会員になっている人には、年中行事。今年もその季節が来ました。Freddie Awardsのことです。会員組織の人気投票とそのランク付けという大変怪しいインターネット上の活動。広告収入が目的のようですが、何となく付き合っている感じの各社。投票の季節には、「うちに投票して!」という依頼が届きます。
早々にお願いがあったのは、Accorhotels の Le Club。
単純に「投票」または「投票して」。このプログラムは、今年から上級会員制度が金額制になったから苦戦するでしょう。メッセージの部分は、
・ポイントを使う機会が常に加わる。Qatar航空やHertzを含む10の新パートナー。
・一年中、会員の宿泊料を割引。最大 10%。
・新しく、とても適用範囲が広いプロモーション
などと、思い出して欲しい会員優待の内容が並びます。
会員が他のロイヤルティ・プログラムに浮気するのを防ぐために、年に1回、特長の概説を送ることには意味がありそうです。
2月最終日に来た依頼は、Air France- KLMのFlying Blue。これも例年通り。
「一緒に過ごせた一年は、何て美しかったのでしょう。」というような書き出し。当然、「Flying Blueに投票を」と続きます。そんなに美しかったかどうか、改めて考える必要はありません。センスがないと判断するのは、勝手です。
その下にはメッセージが付いているのですが、フォーマットが「火災の時は...」のような緊急時の行動規範のようです。
確かにFlying BlueはFreddie Awardsでは圧倒的に強くて、最良FFPを4年連続で獲得しています。ちなみにFreddie Awardsは、地域別。アメリカやアジアのFFPとは競争になりません。
1.~4.は注意ではなくて、プログラムの宣伝。この辺は、Le Clubと同じで、一年に一度は、プログラムの特長を知ってもらって浮気を防ぐという効果を狙っているようです。実は特徴が多岐にわたるプログラムなのですが、一部だけ説明されています。他のFFPに比べて、得と言うわけではありません。
第3弾はStarwood Preferred Guest。これは北米で活躍。
彼らの言うとおり、Freddie Awardsの投票では(確か北米で)一番のプログラムでした。特に言うことはありません。