PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

BA854:DUB-LHR ユーロトラベラー

Dublinのランドマーク

イギリスのよりもさらに西に浮かぶ島アイルランド。イギリスがいつも大きな顔をしているので、目立たないのですが、行ってみると緑の多い島です。ちなみにDublinはこんな街。

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空港バスにはいろいろな種類があるようで、わかりにくいのが難点。観光地図も分かりにくいし、Dublinの人たちはこういうことを表現するのが苦手なようです。意外と分かりやすい切り方が、世界的に有名な商品にまつわる場所を探すこと。アイルランドだと、やはりこれでしょう。

 Guinnessの巨大ビール工場が街の中にあります。Heustonという鉄道駅の駅前。空港バス747の終点です。

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ここから747番バスに乗ります。片道6€、往復10€でした。ダブルデッカーですが、市中を走る路線バスはほとんどこのタイプ。

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Dublin空港

繁華街や議会などを抜けて空港まで30分ぐらい。それほど遠くありません。空港自体も小さく、それほど時間をつぶすところはありません。第一ターミナルと第二ターミナルを間違えても、屋外を歩いて他方へたどり着けます。

 チェックイン前にフードコートぐらいはあります。McDonald'sもありました。

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優先レーンもありますが、全体的に混んでいません。ここでは搭乗券に記載される会員レベルを係員が確認してくれるため、会員カードを出す必要はありません。

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出国審査はないので、すぐに制限エリア。正面には、この空港には不釣合いなほど広い面積を占めている香水売り場があります。品揃えも良いのでしょう。しかしそんなことより、これですね。

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恐ろしい種類のウィスキーが揃っています。スコッチも3棚分あります。これ以外の蒸留酒も数多くそろえています。これは圧巻でした。

 

さすがですね。

 

少し雑居ラウンジを覗きます。

 ジャガイモとleekのスープ。本当は専用のマグがあるのにその隣のコーヒー、紅茶用マグに注いでしまいました。大した違いはないのですが、それではないよとわざわざ教えてくれます。島国は基本的におせっかい、よく言えば親切な所だと改めて感心。

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スープは土地の味。野菜スティックが突き刺さっている紫色のペースト状のものは、ジャガイモベースでした。アイルランドと言えば、ジャガイモのイメージしかないのですが、一端を体験。

 なお500 mL缶のGuinnessが冷えていました。運んでいるとカラカラ音がします。中が一部凍っているのです。それで飲むのを止めて缶を冷蔵庫に戻しました。Guinnessが凍っているなんて、何だったのでしょう?

 

あまり時間に余裕を持ってきたわけではないので、最終搭乗時間が迫ってきました。初めての空港なので油断禁物。最終の8分前までにラウンジを去ります。215ゲートはかなり奥まった場所だったので、これは正解でした。

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ゲートに到着すると優先搭乗が始まるところでした。その程度は遅れています。Swissportがすべて地上オペレーションを行っていましたが、搭乗券の読み取りではじかれる客が4,5名出てきました。プログラムのせいなのか、解決にはその場にいる人間が何人もかかわって、ああでもこうでもないとやっていました。

 成田空港のSwissportがダメなのは、成田人の問題ではなく、世界中でこの会社がやらかしているヘマの一例であることが分かりました。

 

それでも12分程度で搭乗終了。大した問題ではないのです。ただキャビンは空いていました。60%ぐらいの搭乗率でしょうか。

 

機内

また非常口席。隣はなし。A320だから6席x2列ですが、4人が座っていました。

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面白いことに、非常口の前方より、後方の方が空いています。これは座席指定の方法がもたらした結果でしょう。搭乗率が悪い時は、そうなるはずです。

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窓の外は、いつかは乗りたいAer Lingus。

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妖精のような客室乗務員が大勢と言いたいところですが、空港で行きかう制服姿の女性たちは、世界共通で横に広がった体型。新グローバルスタンダード。北東アジアだけ仲間外れで、辛うじて体型は保たれていますが、世界中でヒトは太っていることが感じられます。

 

アイルランドに憧れてこの空港に来ると、ものの数秒で幻想はぶち壊されるでしょう。あのイギリスのお隣ですから、仕方ありません。

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プッシュバックは出発予定時刻の8分後と問題なかったのですが、滑走路が混んでおり、離陸はその40分後。離陸待ちの列が限界まで成長していたようです。

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M&Sと機内販売

すぐに海峡に到達。さようならアイルランドと言うところ。

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M&Sの有料機内食はすぐに販売開始されます。DUB-LHRは伊丹ー羽田間程度しかないので、余裕はありません。2台のカートで処理していきます。今度はChampagneでもとも思ったのですが、提供はハーフボトルなのに対し、時間は正味30分程度。あまりに慌しいので、止めました。

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何も買わないならそれなりに平和なフライト。コーヒー紅茶などの飲料はよく売れていたようです。

 

ところで機内販売にも客室乗務員が巡回します。伊丹ー羽田間程度の短距離なのに、熱心なことです。効率よく仕事を進めているのでしょう。そして退屈する間もなく、イングランド

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空港到着の案内ビデオを上映し始めますが、時間が足りなくなって、中途で強制終了。

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到着は当然遅れました。無駄な旋回など無かったのですが、着陸が到着予定時刻を10分過ぎています。窓の外は、航空会社が経営危機の時に使われる報道写真のようです。

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Terminal 5の母屋に無事到着です。ちゃんと搭乗橋でターミナルビルへ。

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垢抜けなさ加減がBAの客。