Qatar Airwaysの長距離路線では、ビジネスクラスといえども、退屈しないほどにいろいろなものがシート周りに装備されています。または配布されます。まずはアメニティバッグ。
男性用で2種の色があるようです。中身は小さすぎではない容器。。他の会社より明らかに良く見える、大きく見えることが基準になっているようです。
反対面は空ですが、これなら小さなバッグとして再利用可能です。
免税販売品に、マイラー向けフレグランスを発見。"L'Envol de Cartier."「飛翔」という名のオードパルファム。
envolは飛び立つことですが、空間に視点があるようです。地上に視点がある場合はdécollage。安全のビデオで荷物を収納すべき時は、”...pendant le roulage, le décollage et l'atterrissage."
このフォーマットでSEPHORAでの価格は、96.5 EUR。免税品の値段は中東の航空会社としては、悪くありません。
超保守層にも。
フランス人以外の女性へのプレゼントなら、こんな感じが良いかも。
新規就航路線のチェックは、マイラーとしてのたしなみ。
ジャガイモを求めてアイルランドへ。さらには新しいビジネスクラスキャビンの提案。4人用「個室」です。革命的といってもいいかもしれません。
QSuiteのスィートは何が続いているのですか?この4席セットの新ビジネスクラス、売り方に工夫があるはずですが、その辺のことも知りたい気がします。
さてシートベルト着用サインが消えると、クルーは食事の準備にかかります。大仕事という感じが伝わってきます。夕方のフライトなので、食事は標準的な構成。
まずは特徴的な3つの加温パン。どの路線でも同じような外見をしています。
しかしそこはドイツ発でした。小麦、ライ麦等、粉の質が全然違います。さすがにレベルが高いのでした。
さてこのパンは何と呼ぶのでしょうか。
この航空会社では、Semmelなんていう答えは期待できません。
突出し。メニューには出ていません。得体の知れない魚にミントのペースト。合うのか合わないのかよくわかりません。ディルやミントは南ドイツ風。
スープ。シンプルですが、外れなし。
スープで外れるというのはよほどのことですが、そのよほどのことがしばしば起こる西方の島国からの路線では、どうなっているでしょう。Qatar Airwaysも相当の数をカンガルールートに載せているはずですが。
前菜はアラビア風を避け、ただのサラダ。
シンプルに野菜の味で勝負。野菜の質は向上したようです。
メインはアラブ風チキンだそうです。
手近な食材を平凡に調理。見かけは悪くなく、もったいぶったレストランで出てきそうな皿でした。
ワインはDouroのモノにしてみました。これはかなり興味深い体験でした。
ゆっくりしたというより、テンポが良い食事でしたが、日はすっかり暮れています。
もちろんチーズも行きます。生野菜スティックは良好、熟成はまるでダメというQatar路線。
ワインはSauternes。よくできたワインです。ラベルからの期待に十分応えています。この年ならではの出来だと思います。
良い買い付け。
乗継のラウンジでは何も食べないと決意して、デザートも行きます。キャビンは暗くなってしまいました。
食事の空間の提供は、最悪レベルのQatar Airways。
夕方発といっても5時間と少しのフライトなので、その日のうちにDohaに到着。
街明かりがすさまじいDoha。年々パワーアップしています。
インド人やフィリピン人たちが組み立てているのですね。これらの労働者は、Qatar Airwaysの重要な客層を成しているようです。
少しぶれてしまいましたが、到着はバスでターミナルへ。旧ドーハ国際空港時代を思い出しました。