バス代わりの飛行機

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フライングブルーが金額制に (6)

「見つかった有利な方法」の列挙。続きです。新旧制度の比較は、SilverからGold会員に上がる場合およびGold会員を維持する場合についての数字です。しかしSilverやPlatinum会員資格に関しても新旧比較には大した差は生じません。

 

上級会員への搭乗戦略(2018年4月1日から)

現在のFlying Blueの案内を読む限りでは、積算期間はこの日から1年になりそうです。 XPの積算で有利なルートは、いくつもあると思いますが、とりあえず身近なところで。

 

(1) 中華航空 台北経由 香港往復 ビジネスクラス

日本から国際線4発になるので、15x 4= 60 XP。現行制度では短距離過ぎること(成田発の往復で3,700 miles)、マイル加算率の低さ(115 %)から、あまり良いルートではありません。新制度では最低限の基準を揃えるようなルートになり、一気に有利になります。60 XPは現行制度の13,333 milesに相当します。3倍以上の効率になります。

 航空券は15万円台。

 

(2) 大韓航空 仁川経由 北京往復 ビジネスクラス

これも(1)と同じ理由で、お得。(1)と同様60 XPが積算されます。マイル加算率125%。航空券は13万円台。

 

日本発のCI便やKE便だと、(1), (2)のような短距離・乗継・国際線でいろいろ有利なルートが見つかると思います。また日本在住の回数派にとっては、注目すべき路線だろうと思います。

    (1), (2)のように安価、近場のレガシーキャリアには、回数基準で会員得る方は時々搭乗していただろうと思います。その時に利用していた路線は、4月から価格的に有利になる可能性があります。3往復(12フライト)でGold維持なので、1フライトが現行(30フライト)の2.5フライト分に相当。(1), (2)のビジネスクラスの価格が、同路線のマイル積算エコノミーの2.5倍にもなるかという問題です。2.5倍を下回っていたら、新制度は改善になります。

 他のアジア近距離目的地でも、乗継ビジネスクラス(新制度)と格安エコノミー(現制度)の価格の比較は、2.5倍を基準に行ってみる価値がありそうです。

 

(3) アエロフロート 西欧往復 ビジネスクラス

成田発のSU便は、非常に長い歴史がありますが、その大半の期間がパリ行でした。SVOで乗り継ぎがありますが、直行便扱いになるのでFFP的には不利です。ここは別の都市へ行き、XPを姑息に集めるのが正解。

 NRT-SVOは4,680 milesなので、片道30 XP。SVOからの最終目的地がドイツ、イタリア、フランス各地では、2,000 miles以下なので片道 15 XPだけ。MAD、AGP、LISなど(ALCやBCNを除く)イベリア半島の都市へは2,000 milesを超え、片道24 XP。つまりNRT発、

・ドイツ、イタリア、フランス、ALC、BCNなどへの往復で 90 XP

・MAD、AGP、LISなどへの往復で 108 XP

です。前者は21万円程度で見つかることが多いようです。後者の方が多くのXPが得られますが、なかなか安い料金が見つかりません。

 SU便の格安ビジネスは125%積算なので、往復15,000 miles程度にしかならず、安いには安いのですが、マイルを稼ぐ方で今一つインパクトが足りませんでした。新制度ではXPの効率が上がり、ドイツ2往復でもGold会員継続OK。

 

(4) ベトナム航空 HAN(またはSGN)経由 パリ往復ビジネスクラス

今度の改革でVNがクローズアップされます。

・NRTまたはHNDと HANまたはSGN間が、2,000 miles~ 3,500 miles

・HANまたはSGNとCDG間が、5,000 miles超

となるので、往復120 XPにもなります。マイル125%積算の格安料金で、31万円程度です。

 Webで購入する時、最近ではHAN経由しか表示されませんが、このルートで往復20,000 miles。現行制度では、Gold会員に必要なマイルのちょうど半分です。それが新制度では、必要XPの3分の2になります。大分有利になりました。

 XPの単価で言うと、(1)とほぼ同じです。

 

(5) Air France OSL発 東南アジア往復 ビジネスクラス

日本に住んでいるとあまり使いやすくありませんが、OSL発CDG経由BKK行のAFビジネスクラス往復は21万円弱であります。この場合、102 XPが得られます。プロパーな航空会社で(1)~ (4)を凌ぎます。オスロ発の航空券は、制度変更によりFlying Blueでも強力な存在感を示すことになります。恐るべしオスロ発券。

 

(6) Air France CDG乗継欧州二都市間 ビジネスクラス

(5)よりは使いやすい路線。そして確実に(5)より金額の上で効率的な路線。国際線単距離のビジネスクラスだとフライト当たり15 XPがカウントされます。CDG乗継でフランス国外の2都市間を往復すると、400 EUR=53,000円ぐらい。これで60 XPになるはず。AFは近距離便の料金をパターン化しており、多くの都市間、多くの日でこの料金で購入できるはずです。これが最も効率的でした。3月31日までの国内線搭乗(7 XP/フライト 50 EUR)よりも得です。

 この路線とキャビンクラスで得られる資格マイルは、現行制度で一往復3,752 miles。Gold会員継続には11往復必要です。新制度だと3往復まで減ります。Platinumだって5往復です。この搭乗パターンでAFを利用する会員は、圧倒的に上級会員が身近になります。

 

2018年4月1日から価値が大幅下落しそうなルート

逆に新制度の下で、上級会員狙いには不適当になるルートを挙げます。

 

Alitalia 欧州往復 プレミアムエコノミー

これはマイル積算率が150%もあったので、現行制度では2往復でほぼGold会員資格に達していました。航空券価格が安い時(15万円程度)は良かったものの、最近は高止まり。制度の変更とは関係なく、Flying Blue会員には魅力が落ちてきています。新制度ではさらに効率が落ちます。往復で68 XPにしかなりません。価格は25万円程度です。

 

中華航空 台北経由 欧州往復 エコノミー

50%~100%と積算率が割合良く、AMS往復で7,225 ~ 14,450 milesも得られ、11~20万円。SUのビジネスクラスと同程度かそれ以上に効率が良かったのですが、新制度では34 XPしか得られず、SUのビジネスには遠く及びません。このルートに限らず、エコノミークラスの利用で、多くのXPを得ることはできません。

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すでに計算しましたが、エコノミークラス利用は新制度で改善される路線が数多くあります。しかしポイント単価という考え方をすると、エコノミークラスで高効率ということはまず無いと思います。ビジネスクラスでも、常に有利という訳ではありません。限られた路線のビジネスクラスで有利になるのです。