Malaysia AirlinesのフリートにA350-900が加わりました。11月30日の朝、Kuala Lumpurに到着した模様です。
Airbus : premier A330-800 en FAL, trois A350 livrés | Air Journal
少し前の報道では、12月9日からPenang線とBangkok線で運用される予定となっていました。
Premier vol pour l’Airbus A350 de Malaysia Airlines | Air Journal
もちろんMalaysia Airlinesのホームページでも、誇らしげに紹介されています。
この特設サイトでは、無声のビデオが見られます。今の時代に無声と言うのは、なんと言うか...とにかく早く紹介したかったのでしょう。
(12月3日追記:ビデオはあっという間に消えました。今は公開されていません。)
ビジネスクラスのシートは、東京便でもお馴染みのA330とほとんど変わらないように見えます。注目すべきはファーストクラスがあること。Malaysia Airlinesは、ファーストクラスの運用を諦めません。頼もしい限りです。
上級キャビンは、とても不思議なシート配置をしています。左右非対称ぶりが特徴的。
キャビンの構成は、
ファースト:4
ビジネス:35
プレミアムエコノミー:27
エコノミー:たくさん
で、合計286席。プレミアムエコノミーが、エコノミークラスと同じ3-3-3の配置になっているのは残念ですが、実際の快適さはどうなのでしょう。エコノミーの幅が広いと理解すべきなのかもしれません。XWBが売りの機材ですから。
これも特筆すべきことかもしれません。ビジネスクラスとエコノミークラスのキャビンに、それぞれの礼拝スペースが確保されています。上のプランの凡例です。
あまり利用する機会は無いかもしれませんが、ファーストクラスのシートはA380とは大きく変えてきています。JALやANAなどと同じ、箱型になりました。
シート配置図で見る限り、中央2席は窓側2席よりも幅が広そうです。中仕切りが外せ、2人で広々と使えそうな気配ですか、よくわかりません。
このA350-900は 2018年の第1四半期から、London Heathrow線に導入される模様です。そこが本格運用の場であるはずで、KUL-BKKやKUL-PENは「慣らし運転」以外の何者でもありません。2017年の12月、この2つの短距離路線のビジネスクラスの客は、もしかすると新しいファーストクラスのシートを体験できるかもしれません。
Malaysia Airlinesは、今現在日本でセールを行っています。KUL経由のビジネスクラスNRT-BKK往復は105,000円であります。ただし対象となる搭乗期間は、2018年のGW明けから6月なので、A350-900にはかすりもしません。
そうそう都合よく物事は運びません。残念。