PECHEDENFERのブログ

Le rayon d'action illimité. D'une véritable ruche bourdonnante.

2017年の1番

もう12月も後半。忙しい人、暇な人、熱い人、寒い人と活動の状況は人それぞれ、気分も人それぞれだと思います。しかし誰から反論を受けようが、このブログは年の瀬を宣言します。一年を振り返って、一番を選ばないといけません。

 

正伝

(1) 一番搭乗した航空会社

マレーシア航空。昨年も最頻利用会社でしたが、今年はさらに回数が増えました。34フライト。飛行実距離で67,500miles。距離でも利用度が一番。すべてビジネスクラスと、なかなか良い顧客になっています。機内でも空港でもお世話になりました。

 

(2) 一番印象深かった機内食

今年はそれほど印象が強い機内食がありませんでした。そんな中、頑張って思い出してみると、やはり有料化されたBA。M&Sの栄養士が活躍する健康に配慮してます系。

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「悪くないけれど、食べなくても平気」という感覚、まさに英国の伝統的な感覚を体験できますと言うと皮肉になりますが、本当にそんな感じ。機内の食事情は、たとえ有料になったとは言え、一律に配っていたサンドイッチより何倍も良くなりました。

 

(3) 一番印象深かった空港ラウンジ

Bangkok Suvarnabhumi空港Singapore Airlinesのラウンジ。

 

(4) 一番印象深かったシート

Singapore Airlinesのファーストクラス。この航空会社、給食サービスは全般的にダメですが、シートはよくできています。B777-300ERのファーストクラスのシートは、ベッドとしては最高でした。

 

(5) 一番印象に残った空港職員

London Heathrow Terminal 5のセキュリティの女性。

BA838:LHR-DUB ユーロトラベラー(その1) - バス代わりの飛行機

冗談に笑ってくれたし。

 

(6) 一番大きな出来事

Flying Blueの金額制導入。当ブログとしては、これを上げなくてはならないでしょう。個人的にはどうでも良いというほど影響がありませんが...。どう付き合うかと何を求めるかの問題です。

 

外伝

(1) おかしな英語

日本で唯一の5スターエアラインが擁するconnoisseur寿司職人にご登場願いましょう。Pechedenferはconnoisseurの使い方にも違和感を感じているのですが...。発音は仏語のconnaisseurで良いようです。要は英語に入った仏語。

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どこからどう手を付けてよいかわからない惨状。英語の掲示板にも現れる平凡な「不適切な用法」で片付く部分もありますが、「そもそも」で始めるべき根本的にどうかしている要素もあります。9月25日の記事では「コメント無用でお願いします。」としましたが、「いつものことだし、うるさいことを言うこともないでしょう」という穏やかな話ではありません。議論し出すとそれだけで2,000字ぐらいになってしまいそうだったからです。

 

来年もこの調子で荒廃した言語世界を表出して下さい。ANAさん。おちょくられようが、嘲笑されようが、注目度が上がるのは歓迎すべきだし、語学オタクと修行僧が融合した新時代の顧客集団を創造できるかもしれません。

 

(2) おかしな日本語

これは「セットスライドバー」で決まり。呪文のような日本語ですね。ANA最高です。

 航空機の操作に関する情報伝達では、各人の任務と責任が明確である必要があります。軍隊のように短く明確な物言いが要求されます。命令調が当然なのです。それを呪文調にしてしまったのは、数ある航空会社の中でもANAぐらいでしょう。

 

(3) 自分で書いた記事の中で一番良いと思うもの(辛辣編)

これは間違いなく

SQ636:SIN-HND ファースト(その2) - バス代わりの飛行機

メニューを監修したシェフに敬意を払い、京言葉をちりばめましたが、こんなボロクソ書いて大丈夫ですかね。後の祭りですが。

書いていて思ったのですが、普段は聞くことのない古くさい言葉を遣わないと京都らしさが感じられません。自分が小さな子供で、言い聞かせられている気分やわ、ほんま。

 

(4) 自分で書いた記事の中で一番良いと思うもの(讃頌編)

ブログでは、褒めても面白い記事にはなりません。けなす時でも同じですが、感情を込めては安っぽくなります。今年、自分で選ぶベストはこれですかね。

JAL白服の到着前挨拶 - バス代わりの飛行機

 

この白服は豊中が過ぎたようで、到着前アナウンスで横車を押していました。記事で伝えられたでしょうか。この方、地元贔屓に加えて強烈な天然系でした。機内食を運んで来て、流暢にメインの説明を始めますが、その一品がトレイに載っていません。まさに一人漫才です。

 白服の豊中に応えたくなり、返歌のような記事を書いたのですが、本人に読まれたら少し照れるかも。

 

たかだか1時間のフライトでしたが、非常に濃い体験ができました。国内線とは言え、羽田―伊丹は重要路線。JALの中でもキャラの濃い方が担当しているようです。ねっちりサービスが特徴のファーストクラスに乗れば、理解できます。